エル・ファニング、「ずっと背中にくくりつけられてた」――『プレデター:バッドランド』驚きの撮影エピソード
ファニング:ダン(・トラクテンバーグ)には本当に驚くべき直感があるの。彼は卓越した発想力と先見性をもつ人で、この作品のコンセプトもアイデアもすべて、彼の発想から生まれたものなのよ。まさに「大きな賭け」ではあったけれど、私は心からダンを信じていた。彼は最初から、「私たちはきっとうまくいく」という確信を持っていたの。そして、その直感は完全に正しかったの。ディミトリアスが相手で本当によかった。心からそう思っている。
この投稿をInstagramで見る――デクがティアをまるでジャンスポーツのリュックのように背負っている場面を見るたびに、実際のお二人の身長差が気になっていました。レッドカーペットの写真を見る限り、ほぼ同じくらいですよね。撮影時のあの「密着スタイル」は、実際どれほど大変だったのでしょう?
(ファニング&シュスター=コロアマタンギ、笑)
ファニング:そのとおりなの。私たちのために、これまでだれも使ったことのない新しいワイヤーリグをいくつも開発してくれたのよ。撮影はニュージーランドの大自然の中で行われていたから、木々にワイヤーを直接張って、実際にリュックのように「低い位置で背負われている」感じを再現したの。
シュスター=コロアマタンギ:まさに「背中にくくりつけられてぶら下がってる」って感じだったね。
ファニング:しかも私は壊れたシンセティックを演じているから、自分の脚を消さなきゃいけなくて。だから、脚にはブルーの“おしゃれなストッキング”を履いて、ワイヤーにつながるスリングに入れていたの。それで川を渡ったり、山を登ったり、ふたりで走り抜けたりしていたの。ハーネスも使っていたけど、例の“一輪車スタイル”も健在だったわ。ディミトリアスの腰に装置をつけて、私は二輪の台車に座り、彼が私を引っ張って丘を登る。あれは本当に奇妙で、でもすごく面白い仕掛けだった。
シュスター=コロアマタンギ:あれは最高だったよ(笑)。
ファニング:でもね、座るときはスツールの高さを変えなきゃいけなかったの(笑)。
シュスター=コロアマタンギ:あれはおかしかったね。細かい調整が山ほどあった。
ファニング:ときどき私はつま先立ちになって、実際に背負われているように見せていたの。後ろ向きに歩きながら、ディミトリアスと歩幅を合わせてね。後になって気づいたのよ。「あれ? ずっとハーネスをつけなくてもできたじゃない!」って(笑)。
シュスター=コロアマタンギ:(笑)「ちょっと待て、これいけるかも!」ってね。
ファニング:(笑)「私、これリアルでできるわ!」って思ったの。
この投稿をInstagramで見る――ディミトリアス、エルがティアからテッサへと変わる瞬間を見るのは、やはり衝撃的でしたか?
シュスター=コロアマタンギ:まさにそのとおりなんだ。実際、ティアの衣装のときとテッサの衣装のときでは、エルの雰囲気がまったくちがっていて、体がそれを感じ取ってしまうほどだった。テッサのあの清潔感のある白いスーツ姿を見ると、自然と距離を置いちゃうんだよね。「あれ、この人、俺の知ってるあの子じゃないな」って(笑)。でも正直に言うと、エルの演技には本当に敬意を表したい。二つの役をここまで見事に演じ分けるなんて、並大抵のことじゃない。俳優にとって“二役”はとても難しい挑戦だけど、エルはそれをまるで息をするように自然に、しかも優雅にこなしていた。その姿を間近で見られたのは、本当に感動的だった。
(エル・ファニング、照れくさそうに笑いながら小さく「ありがとう」とつぶやく)
この投稿をInstagramで見る――エル、あなたは撮影中にディミトリアスの素顔での表情を見ていましたが、完成版のデクの顔にも彼の演技の痕跡を感じますか?
ファニング:ええ、もちろん感じ取れるわ。『プレデター:バッドランド』は、シリーズ史上初めて“プレデター自身が主人公”となる作品なの。観客は、彼の過去や、実は彼にも感情や思いがあることを知ることになるの。ディミトリアスの演技は本当にすばらしくて、ポストプロダクションでどんな加工を施しても、その感情がちゃんと伝わってくるのよ。彼の目、痛み、渇望、闘志、怒り、全部がそこにある。
ティア役のエル・ファニング、デク役のディミトリアス・シュスター=コロアマタンギ、『プレデター:バッドランド』より 写真:20th Century Studios――『プレデター:バッドランド』の結末は非常に満足度の高いものですが、同時に次への余地も感じさせます。ダン監督は今後の構想について、どの程度明かしてくれましたか?
シュスター=コロアマタンギ:ほとんど何も!(笑)
(ファニング&シュスター=コロアマタンギ、笑)
ファニング:そう、あまり多くは教えてくれないの。でも、この映画の終わり方は本当に気に入っているわ。まだまだ可能性はたくさんあると思うし、私はダンについていくつもりよ。彼はこのフランチャイズをとても聡明に扱っていて、その“大胆な挑戦”が本当に素敵なの。そういう攻めの姿勢って大事だと思うのよ。
シュスター=コロアマタンギ:彼は何かを仕込んでるよ。あの人は本当に天才だ。
映画『プレデター:バッドランド』は、11月7日より全国の劇場で公開。
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