【ダイソー・セリア】100均製本テープが変えた私の「本」との向き合い方~3年間の修繕・改造・創作記録
私が製本テープと出会ったのは、大学2年生の春のことでした。当時の私は、中学時代から愛読していた小説のシリーズを何度も読み返すタイプの人間で、特にお気に入りの一冊は文字通りボロボロになるまで読み込んでいました。 その日も、いつものようにお気に入りの文庫本を手に取ろうとした瞬間、ついに背表紙が完全に剥がれてしまったのです。5年間で恐らく20回以上は読み返した思い出深い一冊。表紙はすり切れ、ページは日焼けで黄ばみ、そして背表紙はついに限界を迎えました。 「新しいのを買えばいいじゃん」 友人はそう言いましたが、私にとってその本は単なる「文字の集合体」ではありませんでした。ページの端に書き込んだメモ、しおり代わりに挟んだレシート、コーヒーをこぼしてできた小さなシミ。それら全てが、私とその本との歴史そのものだったのです。 「なんとか修理できないかな?」 そんな思いでネットを検索していた時、「製本テープ」という存在を知りました。本格的な製本用のテープは数千円するものもありましたが、100均でも購入できるという情報を発見。半信半疑でしたが、110円なら試してみる価値はあると思い、近所のダイソーへ向かいました。
DAISOでロールタイプの製本テープが販売してた pic.twitter.com/nMquxYk4fu — 小柳薫 司法書士 (@oyanagi_kaoru) April 22, 2025初めての100均製本テープとの遭遇
- 製本テープ(白)110円
- カッター(小型)110円
- 定規(15cm)110円
人生初の本修理体験とその感動
おはようございます。いよいよ明日。100均の本補修テープを使ってセルフ製本完了です😂でも中身が落ちそう……。必要最小限のコピーでもなかなか分厚い。プログラムをコピーされた方々はどのようにまとめたのでしょうか?やはりA4ファイルに綴じるのでしょうか?#JSNPT2025 pic.twitter.com/ruaSgi3ke6
— 養@くりまんじゅうみたいな頭のOT (@MuRo_mUrO_KM) October 29, 2025第二の患者:漫画単行本の大量修理プロジェクト
大量修理プロジェクトで得た教訓
- 作業の効率化の重要性 最初の頃は1冊修理するのに30分以上かけていましたが、慣れてくると10分程度で完了できるようになりました。同じ作業を繰り返すことで、自然と手順が最適化されていきました。
- 色選びの重要性 白い製本テープは確実に目立ちます。特に濃い色の背表紙に貼ると、まるで「修理しました」と宣言しているかのようです。一方、クリーム色は比較的目立ちにくく、古い本にはよく馴染みました。
- 予防の発想 まだ破れていない本でも、明らかに劣化が進んでいるものには予防的に製本テープを貼ることで、完全な破損を防げることを発見しました。
- 達成感の中毒性 ボロボロだった本が蘇る瞬間の達成感は、想像以上に強烈でした。まるでゲームでレベルアップした時のような快感があり、次から次へと修理したくなる衝動に駆られました。
製本テープの意外な応用法を発見
ノートの補強 大学の講義で使っていたルーズリーフファイルが、重い教科書と一緒にカバンに入れていたせいで背表紙が裂けそうになっていました。「これも製本テープで直せるのでは?」と思い、試してみると見事に補強できました。しかも、ノートの場合は新品なので、製本テープを貼った後も比較的きれいな見た目を保てました。
手帳のカスタマイズ 年末に購入した手帳の背表紙が地味すぎて気に入らなかった時、製本テープを使って「デコレーション」を試してみました。白いテープに油性マーカーで模様を描き、オリジナルデザインの背表紙を作成。これが予想以上におしゃれに仕上がり、友人からも「どこで買ったの?」と聞かれるほどでした。
CD・DVDケースの修理 音楽CDのケースのヒンジ部分が壊れた時も、製本テープが活躍しました。透明ケースに白いテープは確かに目立ちましたが、機能面では完全に復活。捨てる予定だったケースが再び使えるようになりました。
100均各社の製本テープ比較研究
ダイソーの製本テープ
- 幅:35mm
- 長さ:約10m
- 粘着力:中程度
- 耐久性:良好
- 色:白、クリーム
- 特徴:バランスが良く、初心者にも扱いやすい
セリアの製本テープ
- 幅:30mm(やや細め)
- 長さ:約12m
- 粘着力:やや強い
- 耐久性:非常に良好
- 色:白のみ
- 特徴:しっかりとした粘着力で、長期間の使用に耐える
キャンドゥの製本テープ
- 幅:35mm
- 長さ:約8m(やや短め)
- 粘着力:やや弱い
- 耐久性:普通
- 色:白、ベージュ
- 特徴:粘着力が控えめで、貼り直しがしやすい
総合評価 しっかりと修理したい場合はセリア、初めて使う人や貼り直しの可能性がある場合はキャンドゥ、バランスを求めるならダイソーという使い分けができそうでした。ただし、どの製品も110円という価格を考えれば十分すぎる品質でした。
大学図書館での「事件」とその後の影響
図書館スタッフへの製本テープ講習会
- 各社の製本テープサンプル
- 修理用の道具一式
- 練習用の古い雑誌(自分の私物)
製本テープから派生した新たな趣味:手製本への挑戦
手製本プロジェクトで新たに購入したアイテム
- 製本テープ(各色:白、クリーム、黒)
- 厚紙(表紙用)
- 布(カバー用)
- 強力両面テープ
- 穴あけパンチ
- 針と糸
2年目:技術向上と作品の多様化
思い出アルバムの製本 彼女との2年間の写真をまとめたアルバムを手作りすることにしました。写真を貼ったページを糸で綴じ、表紙には彼女の好きな色の布を使用。製本テープは見えない部分の補強に徹し、外観はより美しい仕上がりを目指しました。
友人の卒論製本サービス 大学4年生になった友人たちから、「卒論をきれいに製本したい」という相談を受けるようになりました。大学の製本サービスは高価なため、私の手作り製本が評判になったのです。
意外な副次効果:整理整頓習慣の確立
ものを大切に扱う意識の変化 以前の私は、本が傷んだら「仕方ない」と諦めて新しいものを買う消費者でした。しかし、製本テープによる修理技術を身につけてからは、「これは修理できるかな?」と考えるようになりました。
整理整頓スキルの向上 製本作業は、細かい材料や道具を整理して効率よく作業する必要があります。この習慣が日常生活にも波及し、部屋の整理整頓が格段に上手になりました。
計画性の向上 手製本プロジェクトでは、完成までの工程を逆算して材料を準備し、作業スケジュールを立てる必要があります。この経験が、大学のレポート作成や就職活動の計画立案にも活かされました。
3年目:コミュニティ活動への発展
大学祭での製本ワークショップ開催 大学祭で「手作り製本ワークショップ」を開催することになりました。参加者に簡単な冊子を作ってもらいながら、製本テープの使い方をお教えするイベントです。
地域の図書館でのボランティア活動 大学図書館での経験がきっかけで、地域の市立図書館でも古い本の修理ボランティアをすることになりました。月1回、3時間程度の活動ですが、廃棄予定だった本の多くを延命させることができています。
SNSでの情報発信 自分の製本作品や修理ビフォーアフターをSNSで発信するようになりました。「#製本テープ」のハッシュタグで投稿すると、同じ趣味を持つ方々からのコメントやアドバイスをいただけるようになりました。
posted with カエレバ- 100均のペーパーカッターは使える?
- 100均の粘着タックはどこで売ってる?
- 100均のスチールシートはどこで売ってる?
- PayPal
- Choosing a selection results in a full page refresh.
- Opens in a new window.