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米スーパーボウル・ハーフタイムショー、歴代出演者の格付けチェック(2026年改訂版)

彼女のパフォーマンスは、キャリアを台無しにしかねないほどひどかった。だがスティングとグウェンが救済に駆け付けた。2人はあうんの呼吸でハモりながら「Message in a Bottle」を披露した。グウェンはこうした役回りに天性の才能を備えている。いかにもアメリカらしいエネルギーで、地元南カリフォルニアの観客を盛り上げた――「Just A Girl」で会場を総立ちにさせた――彼女に再びお呼びがかからないのが不思議なくらいだ。ボーナスポイントは、クリス・バーマンの締めの一言。「スティングがレイダースのオフェンスの声を代弁してくれました!」(訳注:前半終了時点でレイダースがボロ負けしていて、そこへスティングがSOSと歌ったことを指している)

21位:ザ・ウィークエンド(2021年)

Photo by Mike Ehrmann/Getty Images

初のパンデミック・スーパーボウルで、ザ・ウィークエンドことエイベル・テスファイはソーシャルディスタンスを保つという制約を最大限に活用した。収容人数の半分に満たないスタジアムで、彼はゲストやデュエットに頼ることなく、自分一人のパフォーマンスで全てをまっとうした。エネルギーレベルこそ低かったが、派手なセットデザインは「Can’t Feel My Face」の疎外感にぴったりで、特にグロテスクな包帯をしたロボットミイラのダンサーが押し寄せたときにその効果を発揮した。11分過ぎに披露されたスージー・アンド・ザ・バンシーズ「Happy House」の奇妙な演奏は、スーパーボウルの歴史において最もゴシックな瞬間だったのではないか。

20位:ブルーノ・マーズ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(2014年)

Photo by Elsa/Getty Images

19位:アッシャー(2024年)

Photo by Kevin Mazur/Getty Images for Roc Nation

アッシャーは大きなスリルや驚きを狙ったわけではない。ただ、アトランタに愛されてきた男が、自分の得意分野で自信に満ちたきらびやかなパフォーマンスを披露しただけだ。彼はアリシア・キーズ、リュダクリス、ジャーメイン・デュプリといった旧友たちと、2000年代のR&Bやクラブで愛された懐かしのヒット曲が並ぶ、ミレニアル世代に親しみやすいセットを披露した。アリシアは「If I Ain’t Got You」と「My Boo」にぴったりとハマっていた。H.E.R.は曲の合間に黒いレザースペーススーツでギターソロを披露し、アッシャーがローラースケートに履き替える時間を大いに盛り上げた。リル・ジョンが「Turn Down For What」を歌い始めると会場の熱気は最高潮に達し、アッシャー、ジョン、リュダクリスが「Yeah!」を歌ってフィナーレを迎えた。ほかにも、ビヨンセが新プロジェクト「Act II」(『COWBOY CARTER』)を発表し、テイラー・スウィフトはラナ・デル・レイと一緒に楽しむなど、音楽界にとっても特別な夜となった。

18位:ダイアナ・ロス(1996年) Photo by Al Bello/Allsport

史上最もディーバらしいハーフタイムショー。輝くクレーンからステージに降り立ちながら、ミス・ロスが「カモン、ワールド!」と叫ぶ。「素晴らしい景色を見せてあげる! この超スーパーなスーパーボウルで!」。 ステージ演出はお粗末な出来だった――スプリームスのメドレーでは、真っ赤なベストのダンサー軍団と衝突するんじゃないかと心配せずにはいられなかった。だがあのエンディングたるや。ダイアナが「あら――お迎えが来たわ!」と告げると、ヘリコプターが着陸し、いかにもディーバらしく退場。スーパーボウル関係者は明らかにこのショーがお気に召したらしく、その後90年代はずっと60年代ソウルレビューが続いた。

17位:コールドプレイ、ビヨンセ、ブルーノ・マーズ(2016年)

コールドプレイに拍手――ビヨンセの前座という難題に直面した大方のバンドは、都合よくインフルエンザにかかってしまうものだから(間にブルーノ・マーズの「Uptown Funk」を挟むよりは、インフルエンザの方が面白かったかもしれない)。クリス・マーティンとその仲間たちは素晴らしい「Viva La Vida」を披露したが、やはりビヨンセがメインアトラクションだったことは間違いない。ブラックパンサーの衣装に身を包んだダンサーたちを引き連れての「Formation」世界初公開。わずか2分間の触り程度だったが、その後のショーをかすませるには十分だった。

Translated by Akiko Kato, Rolling Stone Japan

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