道南ブロック博物館施設等連絡協議会ブログ
北海道でも道南各地で円筒土器が出土していましたが、中でも明治時代から知られた旧亀田村(現函館市桔梗町)のサイベ沢遺跡は北海道を代表する縄文遺跡の一つであり、昭和 24 年( 1949 )に函館博物館が北海道大学の児玉作左衛門博士と大場利夫博士の指導のもとで発掘調査を実施しました。層位的な調査の結果、大きく七つの文化層から出土した土器を円筒土器に対比させた「サイベ沢式」土器編年が設定された標識遺跡として知られ、今日でも道内ではこの編年が多く使われています。
その後函館市内では、函館空港の拡張工事に伴う大規模な発掘調査が行われた函館空港4遺跡(函館空港第4地点)をはじめ、合併前の旧4町村を含む市内各地で円筒土器文化期の遺跡がこれまでに数多く発掘調査されて、膨大な資料が出土しています。このうち市内9遺跡出土資料を中心に、令和5年( 2023 ) 10 月 24 日から令和6年( 2024 ) 6 月 23 日まで収蔵資料展「函館の円筒土器文化」を開催し、土器は約 100 点、石器や土偶など約 120 点を展示しています。