. 25000本の植樹に成功したパリ」 | Design Stories
25000本の植樹に成功したパリ」 | Design Stories
25000本の植樹に成功したパリ」 | Design Stories

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市民の健康を守るため、気候変動に対応するため、パリでは今、植樹が盛んに行われている。 伝統を重んじ、美しい景観を保つパリには数々の厳しい規制がある。 しかし環境に配慮した政策においては革新的かつスピーディで、フランス国内でも主導的な役割を果たしていると言えるかもしれない。

例えばパリの「緑化活動」はその大きな一例だ。 中心となって働きかけているのは、市長であるアンヌ・イダルゴ氏。 彼女は2014年の市長選キャンペーンで、環境への配慮を中心に据え初当選した。

パリは今、来年のオリンピックに向けて街全体が大きな工事現場のようになっている。 現場で働く人々は大忙しといった訳だが、パリの庭師(Jardinier)たちもまた同じように大活躍しているのだという。 植樹のために動員されたのは、パリ市から派遣された250人以上の専門家たち。 主な植樹先は環状道路沿いで、11,500本以上の木が植えられ、次いでヴァンセンヌの森に4,600本以上、ブローニュの森に2,700本近くもの新しい木が植えられた。 またパリの街角にも木が増えている。街路樹の植樹率は23年に入って2倍以上となり、中心部では800本以上の木が新たに誕生したのだという。 緑化が加速している理由としては、ヒートアイランド対策、大気汚染対策のほかに、住民の健康を守りストレスを軽減する目的があるそうだ。

確かにパリ中心部を歩いていると、皮膚に埃や排気ガスをダイレクトに感じることがある。 しかしながら大通りのすぐ脇には公園、庭園といった緑地スペースが大小多くあって、一たび足を踏み入れれば、すっきりと落ち着いた空気に癒されたりする。 シャンゼリゼ大通り沿いのジャルダン・デ・シャンゼリゼ、リヴォリ通り沿いのチュイルリー庭園などがそうなのだが、こうした場所にも今、木々が新しく植えられているということだ。

パリ東西、対極にある2つの大きな森「ヴァンセンヌの森」と「ブローニュの森」はこれまで、「Les poumons de Paris(パリの肺)」と呼ばれてきた。 しかし将来的には、パリ市民が安心して呼吸できる場所がその2つに限らなくなるのかもしれない。 イダルゴ市長は、任期が終わる2026年までに17万本の木を植えるという目標を掲げているが、現在ではすでにその3分の1以上を達成しているということだ。(内)

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