【フェイクフード初心者向け】パリっとジューシーなフェイク餃子の作り方2種
着色済みの粘土はラグビーボール型に丸め、できるだけ平らになるようにつぶします。 平らで固いものがあれば使ってください。DVDの空ケース、透明なフタなどが使いやすいでしょう。 2mm程度の厚さになるまでつぶしたら、型を使って楕円形に型抜きをします。 サンプルで使用しているのは、一緒に写っているハンドクリームのチューブのフタです。 丸いお皿にする場合は、最初から球形に丸めてそのままつぶしてもいいでしょう。 今回はお皿の中央部分を少しはっきりとへこませて、中華皿っぽい形にしてみました。
2.餃子を作ります。 今回のミニ餃子はたいへん小さいうえに焼き色と羽を付けるため、中身のあんは作りません。 最初から粘土で餃子の形にしてしまいます。
お皿の大きさに合わせて、餃子が5個作れる分だけ粘土を取り出してよくこねてください。 捏ねた粘土に、水性ペンを使って生地の色を付けます。 餃子はごく薄いアイボリーですから、肌色またはクリーム色などの薄い黄色系を使い、粘土の表面にペン先を数回だけ押し当てて色を移します。 そのまま完全に色が混ざるまでよくこね合わせておきます。
色を付け終わったら5つに分けます。 それぞれを餃子の形になるように、両側が細いラグビーボール型に丸めておきます。 平らなところで全体を軽くつぶしてから、片側ををつまようじで押しつぶしてフチの形を作ります。 つまようじの先を使って、縁の部分に5カ所ほど押し当てて、ヒダに見えるようにくぼみをつけます。 最後に平らな側に少し曲げて、全体をアーチ型にしたら完成です。
3.餃子に焼き色を付けましょう。 すでにいくつかのフェイクフードを作ってみてくださった方にはおなじみの、アクリル絵の具を使った焼き色の着色をします。 アクリル絵の具の黄土色(イエローオーカー)を水で薄めに溶きます。 いつもでしたらメイク用のパフやスポンジを使用しますが、今回はサイズが小さいので、綿棒を使って色を付けてみましょう。
綿棒はきれいなものを使い、絵の具を先端に少しだけ付けます。 必ずティッシュで押さえて水分を取ってから、餃子の表面に軽く押しあてて色を移します。 薄い色から始めて、茶色→こげ茶または黒の絵の具を足しながら、焦げた部分の色を付けます。 今回はフライパンに触れた底の部分が作品の表面に来るように作りますので、特に底の焼き色を丁寧に付けてみてください。 WEBで画像検索してみて、気に入った色に近づくように頑張ってみましょう。
4.絵の具の色が乾いたら、完成形に接着をしてしまいます。 つまようじの先に木工用ボンドを少しだけ取り、餃子をくっつけていきます。 完成時に上に来る、餃子の底部分がきれいに並んで見えることを意識してください。 最初に一度透明な物の上で並べてみて、順番を決めるといいかもしれません。 ボンドで張り合わせたら、指でしっかり押さえて動かないように固定します。 3分ほどで固まって動かなくなりますので、完全にボンドが乾くまで置いておいてください。
実を言えば、この状態でお皿に張り付けてニスを掛ければ餃子としては完成です。 もう満足、コレでいいや、っていう方は、この先は飛ばしてください。 ここからはややマニアック(?)な、餃子の羽を作る手順になります。
5.羽付き餃子の羽に挑戦してみましょう。 本来の羽付き餃子は、手作りの皮の小麦粉が自然に溶けて羽になったものだと思いますが、最近では小麦粉や米粉、片栗粉などをあとから加えてわざと羽を作っているところが多いようですね。 薄くてパリパリの羽を目指して頑張りましょう。
セメダインが接着できない、プラスチックやポリプロピレンなどの下敷きを用意します。 サンプルではクリアファイルを切ったものを使用していますが、お豆腐のパックの底など平らなものがあればそれで充分です。 つながった状態の餃子を、羽を付ける底を下にして下敷きの上に置きます。
羽を作りましょう。 いらない紙か、ビニールなどを用意して、白の水彩絵の具を出します。 水彩絵をごく少量つまようじの先につけて、絞り出した接着剤に混ぜます。 透明では羽がいかにもプラスチックっぽくなりますし、白すぎるとパリッと見えません。 半透明でやや白いところがある程度の濃さに混ぜてみましょう。
つまようじの先に色付けした接着剤をほんの少量取って、餃子の隙間に押し込むように羽の形に塗り付けていきます。 接着剤は固まりやすく、また固まると糸を引くようになりますので、扱いにくい硬さになったら新しく接着剤をつぎ足しながら、少しづつ少しづつ餃子の間を埋めていきます。 色むらはこの際気にしません。また、時々茶色を少し混ぜるなどして、あまりぺったりと均一にならないように、あえてガサガサとした感じに盛っていきましょう。
乾燥したら下敷きからはがし、裏返して状態を確認します。 餃子の底の部分、隙間などが埋まっていないと思いますので、羽を作ったのと同じように接着剤を用意して、足りない部分に盛っていきます。 特に餃子と餃子の隙間が空いていると思います。不自然でない程度に埋めてしまいましょう。 作業中に出た接着剤の糸やいらない部分があれば、カットしてしまってください。
レシピ2:あんがぎっしりのジューシーな焼き餃子
難易度: ★★★☆☆ 本物の餃子とほぼ同じ作り方です。餃子作りができる方なら簡単です。 完成度: ★★★★☆ あんをしっかり作れば、本物そっくりになります。 予算: 200円~500円
材料・用意するもの- 樹脂粘土 (白 100均ショップダイソーで購入できます)
- 軽量紙粘土、紙粘土など (ごく少量をあんに使用します。なければトイレットペーパーでも代用可能です)
- アクリル絵の具(黄土色・茶色・黒など 100均ショップ各社で購入できます)
- 水性ペン (100均ショップ各社で購入できます)
- 木工用ボンド (ご家庭にあるもので充分です)
- パレット (捨ててしまうプラスチック容器があればそれで充分です)
- メイク用パフ・メラニンスポンジなど
- つまようじ
- テッィシュ
- シリコン・プラスチックなど貼りつかない下敷き
- ニス(水性・透明タイプ 100均ショップで購入できます)
- カッター
- (あると便利)スポイト、化粧品のプッシュ容器など水が入れられるもの(絵の具を溶くときにあると便利です)
樹脂粘土を少量摂り、水性ペンで着色します。 作るのは「ニラ」「キャベツ(白菜)」「ひき肉」の3つです。 挽肉用に肌色、赤、茶色などで着色した粘土と、濃い緑、黄緑の3色を用意してください。 野菜用の緑2色は薄く延ばし、挽肉用のピンクはやや厚みがある状態で乾燥させます。
表面がサラサラと乾燥して来たら、それぞれ具材のサイズにカットします。 ニラやキャベツはカッターを使い、挽肉はつまようじの先などで引きちぎるようにして小さくまとめておきます。 カットできたらそのまま完全に乾燥させてください。(半日~1日程度)
2.具を合わせてあんにします。 乾燥しておいた具材を、紙粘土などをつなぎにしてまとめてあんの状態にします。 紙粘土を少量用意して、アクリル絵の具か水彩絵の具を練り込んで肌色(肉あんの色)に着色しておきます。 (紙粘土には水性ペンは使えませんから気を付けて! 無理に水性ペンで着色しようとすると、ペンが1度でダメになってしまいます。)
貼りつかない下敷きの上で、着色した紙粘土をちぎって木工用ボンドと混ぜて良く練り、挽肉、ニラ、キャベツを加えてさらに混ぜます。 粘り気があり、ボソボソした感じに混ざれば大丈夫です。 練っている間に少しづつ乾いてまとまってくると思いますので、餃子に包みやすいようにやや楕円形にまとめて行きます。 表面が乾いて来たら指も使って形を作り、すぐに包める状態にしておきましょう。
※紙粘土、軽量紙粘土などが手元にない場合ですが、これだけのためにわざわざ買うのももったいないですね。 紙粘土と同じ材料で水に溶けるもの。すなわちトイレットペーパーを使ってみてください。 細かくちぎって一度濡らし、完全に絞ります。 さらに細かくちぎりながら木工用ボンドと混ぜてしまえば、紙粘土と同様に使うことができます。 着色はボンドと混ぜてから、少量の絵の具を足してください。 紙粘土に比べると混ざり方にムラが出やすいですが、良く練れば大丈夫なはずです。
3.あんの表面が乾いたら、生乾きのうちに皮で包んでしまいましょう。 餃子の皮も、樹脂粘土を使います。 樹脂粘土の白に水性ペンの肌色などでごく薄く小麦粉色に着色をしておきます。 ねんどはとにかく良くもんで、粘りがある状態にしておいてください。
手のひらで玉に丸めた粘土を、平たく均等につぶします。 ピザや食パンは手でつぶしましたが、ここでは道具を使います。 平らで透明、または半透明の固いものを使って、まっすぐにつぶし、中央から力を加えるようにして均等に薄くしていきます。 時々左右に少しねじるように動かすと、まん丸に広がってくれるはずです。 サンプルで使っているつぶす道具は、綿棒の入っていたケースのフタです。 ほかにも下敷きや、DVDのケースなど、ある程度の強度があれば利用できます。
皮ができたらあんを包みます。 餃子を作ったことがある方は、そのままの方法で包んでください。 片側1枚だけにヒダを付ける方法、2枚張り合わせてからヒダを付ける方法、どちらでも構いません。
餃子を包んだことがない、という方は、動画などで包み方を見ながらやってみましょう。 丸い紙などを使って、最初に手順を確認しておくことをお勧めします。 ねんどは触っていると乾燥して扱いづらくなりますから、きちんと手順を把握してから粘土を使って包んでくださいね。
包みながらあんが大きすぎたら、実際の料理と同じようにあんをちぎって小さくしてください。 包み終わったら、お好みにより形を作ります。 平たいほうに指を添えて少しアーチになるように曲げておくと、お店の餃子のような丸い形の餃子になりますよ。
4.1日経ったら餃子に焼き色を付けましょう。 まだ中まで完全に乾燥していませんが、1日程度たったら着色をします。 着色はアクリル絵の具を使います。 アクリル絵の具の黄土色を多めの水でよく溶かし、メイク用のパフなどにつけます。 ティッシュを押し当ててパフの水分を完全に取ってから、餃子にポンポンと押し当てて色を付けます。 最初は薄い色から始め、徐々に茶色→こげ茶や黒を追加して焦げ目を足していきます。 (焼き色の付け方については「食パンの作り方」に詳細な説明がありますので合わせてご覧ください)
餃子の焼き色は、フライパンにあたったところが黒っぽく、上の方は蒸されるのでほとんど色がつかない状態になります。 わたしは両面焼く派なので上面も茶色く着色していますが、ここはお好みでかまいません。 綿棒を使い、ところどころ水ぶくれが焦げたような丸いあとを作ると、リアルな焼き色が表現できます。
5.カットして中身が見えるようにしてみましょう。 焼き色を付けた時点でとても素敵にできてしまい、このままでいいやという方は飛ばしてください。 今回はせっかく作った餃子のあんを見えるようにしてみたいと思います。
カッターを使い、餃子をカットします。 一ヶ所からカッターを入れたら、小刻みに少しづつ刃を動かしてぐるりと皮を切り取ります。 1周したら指でつまんで、ねじるように外してください。 まだ中のあんはほとんど乾いていない状態のはずです。 つまようじを使って、あんの断面を調整します。 皮とあんの間に深くつまようじを差し込み、隙間を作ります。 あんの表面もところどころ深くさして、ボソボソとしたひき肉の感じが出るようにしておきましょう。 勢いあまって皮を突き破らない程度に頑張ってみてください。
《参考》この中身が見えるタイプの餃子は、皮を樹脂粘土で作成しているためある程度の強度があります。 厚い部分に穴をあければ、金具を通して加工することもできます。 サンプルではストラップにしてみましたが、いかがでしょうか。 もう少し大きいサイズで作っておいてもよかったかな。とちょっと思いました。
まとめ
餃子をまったく違う作り方で、2種類ご紹介してみました。 特にあとからご紹介したほうは、実際にお料理しているのとほとんど変わらなかったと思います。 樹脂粘土はよくこねると、本物の餃子の皮のような手触りになりますね。 実物サイズで作れば、みんなを驚かせるリアルフェイク餃子になるでしょう。
羽付き餃子は、フェイクフードで作っていらっしゃる方が少ないように思います。 今回もやや実験的な作り方をしておりますが、慣れてきたら色々と工夫して、独自の手法を開発してみるのも面白いと思います。 自分で工夫して、思いがけないリアルな食品が再現できると、フェイクフード作りの楽しさも倍増すると思いますよ。
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