【『野ばら』:小川未明】解説と考察【あらすじから読み取れる3つのポイント】
未明はまた、「童話の創作に就いて」(『童話研究』一九二八年一月)のなかで、童話作家は子どものために作品を書くのではないとして、「児童は自分たちの背後から来る大衆である。最も正直で、純粋な感激性に富んだ大衆、それが児童である。童話作家の童心に立って、正直なる告白と、至純の感激とによって作られた作品は、期せずしてそれらの大衆に受け入れられる筈である」と述べている。
(『童話学がわかる。』68ページ より)
『野ばら』の解説と考察【あらすじから読み取れる3つのこと】
本作:『野ばら』の解説と考察です。
作品から読み取れることを3つにまとめました。
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注:ここからの情報は自分の考察に過ぎません。
間違っていないとは言い切れませんので、あくまで一つの参考にして下さいませ。
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<1>心を通わせる喜びまず本作から読み取れることは、『心を通わせる喜び』です。
お互いの立場を越えて交流を深めていくその二人の様子は、喜びに満ちていたように、自分には見えました。
<2>思いやりの心心を通わせたはずの二人は、対立する関係へとなってしまったわけですが、それでも二人の間にあったのは、『思いやりの心』でした。
まず老人は青年に対して、自身を手柄にすることを提案。
一方の青年は、その提案を却下。お互いが敵対することを決して望みませんでした。
そしてこのことはもっというなら、思いやりの心というのは、心を通わせることによって育まれるものなのだということも読み取ることができそうです。
<3>未来への希望最後は『未来への希望』です。
『野ばら』と学校教育
小学6年生の教科書に掲載 実際に行われた指導例 <1>「二人の心の結び付きがどう書かれているか?」をノートに書き出してみる「野ばら」は、一九二三(大正十二)年の作品である。
小学六年生の教科書に採録された。
授業では、次のような指導が行われた。
・大きな国の老人と小さな国の青年の心の結び付きが、どのように書かれているか、ノートに書き出してみる。
(『もう一度読みたい 教科書の泣ける名作』116ページ 小川未明 より)
<2>情景を表している文から、その様子を思い浮かべてみる授業では、次のような指導が行われた。(中略)
・情景を表している文から、その様子をはっきりと思い浮かべてみる。
(『もう一度読みたい 教科書の泣ける名作』116ページ 小川未明 より)
<3>「なぜ、『野ばら』という題名なのか?」を話し合ってみる授業では、次のような指導が行われた。(中略)
・「野ばら」という題名が付けられた理由を、話し合ってみる。
(『もう一度読みたい 教科書の泣ける名作』116ページ 小川未明 より)
【『野ばら』:小川未明】解説と考察【あらすじ】まとめ
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