三年きりしか生きられないのは本当か ~三年とうげ(光村図書3年国語)
【本当派の意見】 ① 「おじいさんは真っ青にり、がたがたふるえた」と書かれている。② おじいさんは「病気になった」「病気はどんどん重くなった」と、書かれている。③ おじいさんは布団をかぶって寝込んでいます。④ ずっと言い伝えられているのだから本当。⑤ 昔からずっと言われてきているのだから(それが言い伝え)、本当。⑥ 昔、昔に本当に死んだ人がいるから、言い伝えになった。⑦ おじいさんはとなりの村に反物を売りに行くぐらいだから元気なはず。そのおじいさんが病気になるんだから、本当。⑧ 挿絵でおばあさんが薬を出している。⑨ 坂で転んだら危ないから、少しオーバーな表現で「転ばないように注意しましょう」と、言い伝えをしたのではないかな(これは私が出しました。)→→→ 本当ではない派から「あまり高くない、なだらかな坂」と、書いてあると反論されました(笑)
【本当ではない派の意見】 ① 「その日から、おじいさんは、ごはんも食べずに」と書いている。ご飯を食べなかったから病気になった。→→→ 本当派から、「食べられなくなることこそが、呪いだよ」との意見あり。② 今までに誰か一人でも死んだ人がいるという前例が書かれていない。→→→ 本当派が「死んだ人がいないということも書かれてない」との意見あり。③ 挿絵でおばあさんが笑っている。④ おばあさんがお酒を飲ませている。→→→ 本当派から、「あれは薬だよ」との意見あり。⑤ おじいさんはトルトリの言葉ですぐに治ったから本当ではない。⑥ 病は気から。→→→ これについては、どういうこと?と、みんなに聞き直しました。→→→ おじいさんは言い伝え通りに病気になったのではなくて、言い伝えが怖くなって気持ちが弱くなって病気になったんだ、言い伝えの事を心配し過ぎたんだ・・・といったあたりに落ち着きました。
トルトリの言葉は本当か
「そうじゃないんだよ。一度転ぶと、三年生きるんだろ。二度転べば六年、三度転べば九年、四度転べば十二年。このように、何度も転べば、ううんと長生きできるはずだよ。」
【本当派の意見】 ① トルトリは、賢そう。② おじいさんの病気が治ったのだから。元気になったし。だから、本当。③ 三年とうげで本当に歌が聞こえてきた。④ 歌はきっと神様が歌っているから本当。→→→ これには、
【本当ではない派の意見】 ① トルトリが怪しい。→→→ 水車屋がなんで「何度も転べば、うんと長生きできる」なんて言えるのか。神様でもお坊さんでもない。② トルトリが怪しい。→→→ (挿絵では)若いのに、そんなことが分かっているのは変。③ おばあさんが怪しい。→→→ (挿絵では)おじいさんが寝込んでいるのにおばあさんは笑っている。④ 病は気から。→→→ これについても、どういうこと?と、みんなに聞き直しました。→→→ おじいさんはトルトリの言葉通りに転んだことで元気になったのではなくて、トルトリの言葉を信じて転んでみたことで元気になったんだ・・・といったあたりに落ち着きました。⑤ 病は気からなので、これはトルトリのおじいさんに安心させて元気を出させようとする作戦。⑥ おじいさんが普通に長生きしただけ。⑦ おじいさんはふもとまで転んでいけるのだから、元々は元気な人だったのに、言い伝えを信じすぎただけ。
病は気から
「三年とうげ」のテーマのひとつはおそらく「病は気から」でしょう から、上記のような議論をしているうちに「本当派」も「本当でない派」もだんだんそれが分かってきます。授業の最後に、「この民話が伝えたかったことを、ことわざで言うなら何だろうね?」と、問いかけて、「いっせいのーで」で答えさせたらほぼ全員が「病は気から!!」と言っていました。
三年とうげ~歌を歌ったのは誰? 1 トルトリの考えについて トルトリはおじいさんのことをどう思っているのか尋ねた。 トルトリはおじいさんが3年とうげで死んでしまうと思っていましたか? 〈思って. よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! URLをコピーしました!この記事を書いた人
関連記事
子どもに「夢中」を。学校に「読書しない読書会」を。~2人の主催者が望む未来~【田辺市立図書館取材 後編】 2026年3月24日 「読書しない」読書会、なのに本を好きになる理由~活動レポートと感想から学ぶ~【田辺市立図書館取材 前編】 2026年3月24日 元学校司書発! なぜこの時代に「読書教育」が必要なのか~インタビューから学ぶ~【木下通子さん取材 後編】 元学校司書発! 読むべき本は「点検読書」で見えてくる~大場谷東小学校活動レポート~【木下通子さん取材 前編】 「海の命」(光村図書国語6年)を読み解く⑤ ~「太一はなぜクエを殺さなかったのか」という謎 2025年12月1日 「海の命」(光村図書国語6年)を読み解く① ~並行読書(廃版「海鳴星」) 2025年12月1日 「海の命」(光村図書国語6年)を読み解く② ~太一の前にいるクエは「お父を殺したクエ」なのか 2025年12月1日 「海の命」(光村図書国語6年)を読み解く③ ~クエ目線で考える【クエの無罪】 2025年12月1日コメント
コメントする コメントをキャンセル- 子どもに「夢中」を。学校に「読書しない読書会」を。~2人の主催者が望む未来~【田辺市立図書館取材 後編】 2026年3月24日
- 「読書しない」読書会、なのに本を好きになる理由~活動レポートと感想から学ぶ~【田辺市立図書館取材 前編】 2026年3月24日
- 【氏岡真弓さんインタビュー】教員不足の「今」と「未来」〜日本社会とその未来を担う現場をつなぐ〜 2026年3月4日
- “時間のゆとり”がもたらした新採教員の成長――山形県の新採教員支援が生んだ学びの循環【山形県教育委員会インタビュー・後編】 2026年2月16日
- 「守りながら育てる」新採教員への支援――山形県教育委員会が着目した1年目の“時間のゆとり“【山形県教育委員会インタビュー・前編】 2026年2月16日
- 元学校司書発! なぜこの時代に「読書教育」が必要なのか~インタビューから学ぶ~【木下通子さん取材 後編】 2026年2月6日
- 元学校司書発! 読むべき本は「点検読書」で見えてくる~大場谷東小学校活動レポート~【木下通子さん取材 前編】 2026年2月6日
- なわとび検定 ~コスパ良好!短縄の技術がどんどん上達 2026年1月11日
- 人と違うことが“普通”になる教室 ~一人ひとりの過程を見つめる~【大日向小学校取材後編】 2025年12月5日
- 日本初のイエナプランスクール、大日向小学校を訪ねて ~学びの現場ルポ~【大日向小学校取材前編】 2025年12月5日