489|Excel T.INV関数:t分布の左側確率からt値を計算
Excelの古いバージョン(Excel 2007以前など)では、TINV関数を使用していました。TINV関数は両側確率からt値を求める関数です。左側確率からt値を求めるには、 TINV(2*(1-確率), 自由度) と計算する必要がありました。例えば、左側確率が0.8の場合、両側確率は2*(1-0.8)=0.4なので、 TINV(0.4, 10) とすることで、 T.INV(0.8, 10) とほぼ同じ結果が得られます。ただし、厳密にはTINVは両側確率を扱う関数なので、T.INVを使用する方が適切です。
T.INV.2T関数との違い
T.INV.2T関数は、両側確率からt値を求める関数です。T.INV関数は左側確率からt値を求めるので、目的が異なります。例えば、両側確率が0.1の場合、 T.INV.2T(0.1, 10) は、t値の絶対値がある値より大きくなる確率が0.1になるようなt値を求めます。
例:信頼区間の計算
次に、 T.INV(1-α/2, 自由度) でt値を求めます。つまり、 T.INV(1-0.05, 9) = T.INV(0.95, 9) を計算します。この結果は約1.83です。
標本平均 ± (t値 × 標本標準偏差 / √標本サイズ)
105 ± (1.83 × 5 / √10)
T.INV関数の注意点
- 確率は0より大きく1より小さい数値でなければなりません。
- 自由度は正の整数でなければなりません。
- 引数に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
- 確率が0以下または1以上の場合、エラー値 #NUM! が返されます。
- 自由度が1未満の場合、エラー値 #NUM! が返されます。
まとめ
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- 490|Excel T.INV.2T関数:t分布の両側確率からt値を計算