トランペット歴50年以上の長倉穣司さんに、至極の「ウォーミングアップ」を1から100まで教わりました。
*1 虻蜂(あぶはち)取らず「虻も取らず蜂も取らず」が簡略化された語。二つのものを同時に取ろうとして両方とも得られないこと。欲を出しすぎると失敗することのたとえ。
*2 アンブシュアフランス語では歌口(マウスピース)のことをEmbouchure(アンブシュア)と言うが、日本ではアンブシュアとは金管・木管を問わず、歌口(マウスピース)に当てる唇の態勢をいう。実際には唇だけでなく、口の周りの筋肉、アゴや舌の動きなど、全体を指す。
*3 ダブルアンブシュア低音域と高音域とでアンブシュアを使い分けることをダブルアンブシュアといい、悪い奏法とされている。
*4 アパチュア金管楽器を吹いているときに、唇の中央にできる空気の通る穴(振動部分)のこと。
ゼロスタート「0」の状態とは、音を出す前の、唇に何の力も入っていない状態のことを指します。ここから、音を出すために必要最小限な力を、徐々に加えていくことが大切です。
「ウォームアップは必ず「0」の状態を見つけるようにします。」
リセット今の自分の奏法・音の出し方がうまくいっていないと思う人こそ、ここは「なんとか今までの自分の吹き方のいいところだけを残して、新しい考えを取り入れて行こう」などという中途半端な考えではなく、「これから全く新しい楽器を一から習うと思い、考えを一度リセットする。」ことをお勧めします。
「0」スタートし、最小限の力で音を出すということがどのくらいラクなことなのか、一度経験してみるべきだと思います。「まったく新しいチャレンジだと思って、リセットしてみましょう!」
0:00 レッスンで一番大事にしていることは? → トランペットの吹き方のイメージに対する誤解を解いてあげること。
1:55 レッスンで教えていること → 基本は、誤解を解くこと。息のスピードの誤解。呼吸法の誤解。 → 自己流の間違った癖、間違ったイメージをリセットする。
5:19 うまくリセットできる人とできない人の違いって? → 正しい吹き方と、どれだけずれて慣れてしまっているか。
手品の種しかし手品の種がわかったら手品が出来るようになるでしょうか。お客様に手品を華麗に見せることが出来るでしょうか。種を悟られずに手品を見せるには、それなりの訓練が必要でしょう。楽器を効率よく鳴らすということには、それと似たところがあります。
「手品の種がわかることと、手品が出来ることは違うのだよ!」
時間を投資するこのウォームアップは約30分です。演奏前に必ず行ってください。半年、1年と行うことにより効果が表れます。時間を投資してください。
「これは効果が出るのに時間のかかる漢方薬のようなものだよ!出来ても出来なくても毎日1回服用すること。」
しつこいほど中低音をやるトランペットの技術を向上させようとして、結果を早く求めようとするあまり、負荷のかかる難しいトレーニングをたくさん行ってしまう人がいます。ところが、世界の一流プレーヤーといわれる人たちほど、実は技術の向上のためには、意外なほどシンプルなトレーニングを、丁寧に行っているものなのです。
クリーヴランド管弦楽団首席奏者の「マイケル・サックス」が、このように言っていました。「しつこいほど中低音をやること。プロでも中低音をおろそかにしている人がいる。」 (2010年11月13日日本トランペット協会第58回マスター クラス・クリニック)
バジング(バズィング)
ゼロの状態からバジングを試みるここでは最初にマウスピースでバジングをするところから始めます。このときの目標は、ほんの少しの息でも反応するような敏感な唇を作る、ということです。
この「体が自動的に行ってくれる範囲」の力という考え方は、楽器を吹く上でずっとついてまわるとても大事な事柄です。
徐々に音量、音域を広げるこのゼロの状態でバジングを試み音が出れば、ひとまずいいでしょう。必要最小限の力で音が出ているわけです。必要最小限を意識しながら、小さい音から大きな音へ、中低音から高音へ、音の幅を広げていきます。音の幅が広がるに従い、唇の周辺や息の流れなども変化しますから、必要になる力も様々に変化します。それをあらかじめ意識的に行わず、「体が自動的に行ってくれる範囲」で行います。
舌の位置 舌は自然な高い位置を保ちます。舌の位置は後ほど「 舌の位置 」で詳細に解説します。ここでは舌についても、自然な状態のまま力を入れないことを意識して、敏感な唇を作ることをまず考えます。
音が出ないとき音が出ないとき、大切なのはゼロの状態からという原則を守りつつ、音が出るまでじっくり待つということです。
ですから、音が出なくてもアンブシュアを「作る」ことをせず、まずはゼロの状態を心がけ、自然に唇が振動してくれるまで根気よく試します。
もう一つの工夫として、マウスピースを楽器にとりつけ、チューニング管を外して吹いてみる、という方法もあります。
ただし、マウスパイプの長さはマウスピースより長く倍音の間隔が広いため、あまりいろいろな音を出そうとすると唇に無理がかかるので、注意が必要です。 *1
すぐに音が出ない時、何とか音を出そうとあせって細工をして=何らかの余計な力を入れて、より一層調子が悪くなってしまう、というのは、スランプに陥るありがちなパターンの一つです。このような時こそ、自然に唇が振動するまで待つということが、非常に重要です。待つことにより、時にはいつもよりウォームアップに時間がかかってしまうようなこともあるでしょう。しかし、ここで大事なことは、あくまでも唇が自然に振動して音が鳴っている状態を作り出すことなのです。
また調子の悪い時 *2 は、音が出ても、雑音の混ざったブツブツした音になってしまうことがあるかもしれません。しかし、やり方があっていれば、すなわち力の入っていない、ゼロの状態ができているのであれば、よしとします。余計な力さえ入っていなければ、いずれ雑音の少ない密度のある音に近づいていく可能性があるからです。
*1 マウスパイプでのバジング通常、実音D~Esの音が出る。マウスパイプの長さによるため楽器によって違う。
*2 調子の悪い時普段はマウスピースでのバジングで音が出るが、調子が悪くてマウスピースのみでまったく音が出ない時などは、無理をせず、チューニング管をはずした状態のマウスパイプでのバスィング、もしくはバジング自体行わないですぐに楽器で吹くなどの方法を取った方がよい結果につながる。
必要最低限の力
バジングの部分に多くの頁を費やしましたが、それはバジングの部分で述べてきた考え方が、最初に述べた「効率よく音を出すための大原則」である「必要最小限の力で吹く」ための、大変重要な出発点であるからです。これが以後のウォームアップの過程、ひいては演奏をする上での原則となるのです。その重要さを強調するため、「余計な力」、「必要最小限の力」についてもう少し述べてみます。
余計な力の罪大音量で演奏したりハイトーンを連続して吹いたりすれば、誰しも唇にダメージを受けます。 *1 しかし、余計な力を入れず、最小限の力で効率よく吹けるようになるにつれ、受けるダメージは減少します。
上手な人ほど、下手な人に比べて力を使わずに=効率よく大音量やハイトーンを出しています。同じフレーズを同じように演奏しているのに、上手な人の方がより豊かにハイトーンが吹け、かつ耐久力がある、なんていうことがあるとすれば、そこが違うのです。決してどこかに超人的な筋力を備えていたり、桁はずれの肺活量であったりするわけではないのです。筋力にせよ肺活量にせよ、鍛えて向上させるには限りがあります。その鍛え方が超人的なのではなく、力の使い方が上手なのです。 *2
しかし、必要最小限の力で吹けばよいことが頭でわかったからといって、誰もがすぐに力を使わずに大音量やハイトーンをバリバリ吹けるようになるわけではありません。そこはそれなりの訓練が必要です。
「必要最小限の力による吹き方」=「正しい力による楽な吹き方」により、鍛えられる部分があります。例えば、口の周りの筋肉などはその一つです。その部分が鍛えられた分だけ、音域や音量や耐久力が向上するのです。その部分がどこの何という名前の筋肉であるということを限定するのは困難ですし、仮にそれを示せてもその筋肉だけを鍛えることは事実上不可能です。(人間の体は特定の筋肉のみを単独で鍛えられるようにはできていません。)そして、それは「正しい力による楽な吹き方」以外の方法では鍛えることができないのです。
例えば、楽器歴の長い人は短い人に比べ、これまでの奏法で身につけてきた筋力が応用され、より早く「必要最小限の力による吹き方」を習得できる可能性があります。しかし、それがどのくらいの時間なのかについては、個人差があります。すぐにできてしまう天才肌の人もいれば、何か月も何年もかかる人もいるでしょう。ここは腰を据えて、信念を持って取り組むことが大事です。
*1 ハイトーンや大音量の練習スポーツにおいても極端な運動は体を壊す結果になる。トランペットにおいても無理に行うハイトーンや大音量の練習は唇を痛めることになる。
*2 強靭な筋力や大肺活量や過酷な練習量が上達の条件だとすると、筋肉の発達した大男は全員一流プレイヤーとなってしまう。
段階的に行うことの大切さ 「必要最小限の力」のイメージトランペットもリコーダーと同じくらいの力の使い方、息の出し方で吹くことができます。
そもそも音は音速で伝わります。息のスピードなど関係ないほど早く音速で伝わります。息のスピードに着目するより、唇をいかに効率よく振動させることが出来るかどうかが重要です。
「スピーカーの真ん前にいて、風圧で髪の毛が飛ばされるだろうか?」
「力を抜くこと」と「必要最小限の力」必要最小限の力による吹き方は、「正しい力による楽な吹き方」により鍛えられた結果なのです。
ロングトーン(半音の動き)
楽譜「ウォーミングアップ」のA~B次の譜例にしたがって、楽器を使い mp くらいの音量で吹きます。メトロノームとチューナーを使い、テンポと音程を正確に行います。ブレスもテンポで吸います。
譜例を進めていくにあたり、フレーズとフレーズの間では毎回楽器を口からはなししっかり休みをとります。そして、次のパターンへ進むその都度、唇をはじめ全身がリセットされているかどうか、ゼロの状態になっているかどうか確認します。
半音で動く意味中低音の、無理なく音を出せる音域で、まずは半音だけ音が変わる形で、アンブッシュアを変化させずにピストンの動きだけで音を変える、という感覚を確認します。
※ 楽譜部分ををクリックすると拡大表示します。 以下の楽譜は省略してあります。「ロングトーン」のページを参照してください。 なぜmpか?「楽器がよく響く綺麗な音を最小限の力で吹くという目標」をもっていると、最終的に mp に近づきます。最小限の力で吹き、唇が十分振動して音が鳴っている状態をつかみながら、唇の自然な振動が得られるようになることを目標にしていると、より小さな音で、倍音を多く含むしっかりとした綺麗な音が出せるようになります。
可能であればより小さく pp (ピアニッシモ)で行うのもよいかもしれませんが、はじめから無理に pp (ピアニッシモ)にこだわると、余計な力が入りかえって倍音の少ない縮こまった音になり、逆効果になってしまうことがあります。
ラクに吹けて気持ちよく倍音が響く mp (メゾピアノ)くらいの音量が、結果的に練習には最適だと思われます。
倍音を含むしっかりした音で行うと音量が mp にならない場合は、このロングトーンを初めから mf (メゾフォルテ)や f (フォルテ)の音量で行ってもかまいません。その場合でも「楽器がよく響く綺麗な音を最小限の力で吹くという目標」をもって行うことが最重要で、練習を積み重ねた結果として mp (メゾピアノ)の音量を目指します。
「よく響くきれいな音」の確認法は、例えば、実音Fで f (フォルテ)から Decrecsend していった時に、音量が弱くなっても倍音や振動が保てることなどが一つの基準となります。
ちなみに、練習を積んで綺麗な mp (メゾピアノ)の音量に近づいた時の息の量は、ロウソクの炎をほんの少し傾ける程度で十分です。
バジングのところでお話ししましたが、やはりいきなり ff (フォルティッシモ)で吹くのはご法度です。段階的に、唇が十分に、そして力が入っていない自然な振動をしていることを確認しながら、徐々に大きくしていくべきです。
まずは余計な力の入っていない状態で一通りのメニューをこなし、唇の自然で十分な振動のある状態、すなわち「よく響くきれいな音」を出すことができていることを確認してください。
このロングトーンのパートは、上達してくるととても小さな音で行うことができます。上達に伴い、 mp (メソピアノ)よりさらに小さい p (ピアノ)や pp (ピアニッシモ)でも、「よく響くきれいな音」が出せるようになってきます。場合によっては、防音施設の無い家でも練習が可能なくらいの音量まで小さくすることができます。防音施設が無い場合、この後の「インターバル」以降のパートはカップミュートやプラクティスミュートを使用するといった方法もあります。 (2010年11月13日、日本トランペット協会第58回マスタークラス・クリニックでのクリーヴランド管弦楽団首席奏者の「マイケル・サックス」の解説より。)
舌の位置 口腔を中心とした演奏中の気道の断面図狭いスペースを通過して送られた息が唇に当てられれば、口の中を大きく広げて息を出すことにくらべて、より圧力の高い息を効率よく唇に送ることができることになります。この適度に圧のかかった息で唇が振動し音が出ている状態の息の出し方のことを、レッスンでは「息がフォーカスされる」と表現しています。
舌の位置が高い位置で息がフォーカスされていると、スラーの音の変わり目やリップスラーがとても簡単になるはずです。また音の輪郭がはっきりして、特にロートーンがはっきりとした音となるはずです。
舌の位置を今まで意識したことのない人にとっては、舌がどのようになっているか、わかりづらいかもしれません。 *1
上述のような舌のイメージをもって練習を進めることで、力をかけることなく舌の正しい位置や力の抜き方を習得しやすいのではないか思います。
*1 舌の位置については人により感じ方が違うため、「口の中が広い」または「狭い」という表現が一概に舌の位置を表しては いないかもしれません。また舌の唇側と奥側、中央と両翼といった場所による高さの感じ方も人それぞれと思われます。舌の位置により息の通り道が狭い方が口の中の気圧を楽に保つことができ、バックプレッシャー(喉の力)を抜くことになります。
音色に注意する音色について、当然、イイ音を心がけて音を出してほしいと思います。イイ音とは、自分で吹いていて心地よいことは第一ですが、且つ客観的に倍音を多く含む、豊かな音色、鳴っている音であることが大事です。(「自分の気分が良い」というだけではいけません。)
余計な力の入っていない状態で、唇が効率よく気持のよい振動をして、倍音を多く含んだしっかりした音を出すことが出来ていれば、楽器の設計通りの自然な音が出て、音程も良くなってきます。
姿勢について唇や口の周辺だけでなく、手や腕をはじめ体全体の力も必要最小限を心がけるべきです。肩に力が入っている、あるいは必要以上に楽器を強く握りしめているなどの余計な力は、力んで吹く=唇に余計な力を入れる誘因になります。
また楽器を構えるときは、楽器を口の方へもってくることを心がけ、体を楽器に近付けていかないようにして、良い姿勢を保ち、全身に不要な力が入っていないことを確認します。
ブレスについてブレスについて、巷で色々な理論が語られています。どれも正解であり、一聴に値するものであろうと思います。それはそれとして、ここではシンプルに、必要な時必要なだけ吸う、としたいと思います。腹式とか胸式といったことにはあまりとらわれなくてよいのです。吹こうとするフレーズの長さや音量に見合う量のブレスをとればよいのです。
また、楽譜「ウォーミングアップ」にも注意書きがあるように、「テンポで吸う。」ことが重要です。それはテンポ感のみならず、音の出だしを作り、トランペットらしい音作りに影響していきます。
フィンガリングについてゆっくりなフレーズを演奏する時、ピストンの上げ下げまで遅くなってしまう人がいます。御承知のとおり、通常の演奏ではハーフバルブの状態で音を出すことはないので、ピストンは厳格に押すか離すかの状態にするべきです。
すばやいフィンガリングは、きれいなスラーを作ります。
インターバル
楽譜「ウォーミングアップ」のC~Dここでは、音の間隔が半音、全音~と徐々に広がっていきます。「ロングトーン(半音の動き)」でも説明した「音域にかかわらず同じアンブッシュアで吹くこと(ダブルアンブッシュアにならないこと)」を実現するための訓練をさらに進めます。
音量は引き続き mp です。やはりメトロノームとチューナーを使用し、テンポと音程を正確に行います。
注意すべきことは、音の間が広がっていってもアンブッシュアを変えない、ということです。
舌は前述したとおり、基本的には高い位置(出だしの位置)のまま変えないイメージを持つことことが重要です。音程を変えるとき、現実には舌の移動が必要ですが、しかし、それを意識的に大きく動かし過ぎてはいけません。例えば、低い音を出すのに、舌を極端に低くして口の中を広げ過ぎてはいけません。ロートーンにおいても必ず舌を高い位置にすることが重要です。
運指や舌以外にも、体の何かが変化しなければ音は変わりません。音が下がったときに体にも何らかの変化が起こっているはずです。しかし、それを意識したり、またあらかじめ行ってはいけないのです。音を変えたいと思った時、音が変わるのに必要最低限の変化を体が自動的に行ってくれます。それを極力少しの動きで行うようにしたい、というのがこのパートの目的です。
吹き方を変えないのと同時に、音色も音の上下にかかわらず、同じように保って吹くことが大切です。キーボードで音が変わっても、音のテンションや音色は変わらないのと同じように、演奏(音楽)では下に行ったから低い音の音色、高い音はまた別の音色という風にはならないようにしなければなりません。そのためにも、音域によって吹き方を変えないことが重要なのです。
※ 楽譜部分ををクリックすると拡大表示します。 以下の楽譜は省略してあります。「インターバル」のページを参照してください。リップスラー1
楽譜「ウォーミングアップ」のEド→ソもソ→ドも離れていますが、同じ直線上の音、あるいはほんの1mmくらい下の音といったイメージで移動します。半音の移動の時と同じように、アンブッシュアを変化させないで移動してくようにします。下の音だとは思わないようにします。音が下に出るわけではありません。
舌の位置が適度に高い位置にあり、息の通り道が適切な狭さにあることにより、リップスラー *1 が簡単に行えるようになると思います。音の変わり目は、スパッと変わることが出来ることを目標とします。
このパートまでは音量 mp で行います。もちろん「楽器がよく響く綺麗な音を最小限の力で吹くという目標」で行います。
※ 楽譜部分ををクリックすると拡大表示します。 以下の楽譜は省略してあります。リップスラーを参照してください。舌の位置を整える
楽譜「ウォーミングアップ」のF~Gこのパートでは、舌の位置を適切なものにし、息の通り道が適度に狭くなるように、整えることを目的として行います。
楽譜のとおりのタンギング(Ti、Kiど)で、なるべくロングトーンのイメージを壊さないように行います。ここからは mf (メゾフォルテ)で行います。
- アパチュアが小さいこと(広げすぎないこと)。
- 舌を下げ過ぎず(口の中を広くしすぎない)、の位置により息の通り道が適度に狭いこと。
- 息をテンポ通り吸って吐くこと。
- 以上の3つの力がバランスよく整っていること。
リップスラー2
楽譜「ウォーミングアップ」のH~Iここでのリップスラーにおいても、注意事項は今までと同じです。息の通り道が適度に狭いことを維持しつつ、必要最小限の変化で音を変えていけるよう練習します。息の通り道が狭いことによりリップスラーが行いやすくなるはずです。
※ 楽譜部分ををクリックすると拡大表示します。 以下の楽譜は省略してあります。リップスラー2を参照してください。ウォーミングアップの仕上げ
楽譜「ウォーミングアップ」のJウォーミングアップを忠実に行い、かつ唇や口の周囲の筋肉がバテていない状態で、それでもhigh-B♭が出ないとしたら、ここまで述べてきたものの何かがまだ少し欠けている、あるいは充分準備、鍛錬がなされていない可能性があります。それが何であるのかということは、恐らく個々人で異なります。それらを検証し、個別に対策を立てるのがレッスンの目的でもあります。
「ハイトーンなど練習しなくても出来るようになるのだよ!」
※ 楽譜部分ををクリックすると拡大表示します。 この楽譜は途中を一部省略してあります。ウォーミングアップの仕上げを参照してください。演奏への応用
もしも、時間が無い時は、途中まで行うことになりますが、どんなに時間がなくても最初のロングトーンは行いましょう。
楽譜「ウォーミングアップ」
楽譜に最低限守るべきことを掲載してあります。特に休憩については、フレーズ毎の1小節以上の休憩や、リハーサルマーク毎の休憩などが指定されています。休憩は、常に唇をフレッシュな状態に戻して次のパートを演奏するだけではなく、筋肉を育てるという意味もあります。
ロングトーン- メトロノーム・チューナーを使用。
- アンブシュア変えない。
- テンポでブレスをする。
- 音を小さくすることとは違う。楽器がよく響く音を最小限のチカラで吹くことが目標。
- フィンガリングは速く
- よく響く音で。アパチュアを小さく。息のスピードとアパチュアの関係を感じながら。
- メトロノーム・チューナーを使用。
- アンブシュア変えない。
- テンポでブレスをする。
- 音を小さくすることとは違う。楽器がよく響く音を最小限のチカラで吹くことが目標。
- フィンガリングは速く
- よく響く音で。アパチュアを小さく。息のスピードとアパチュアの関係を感じながら。
- 途中でブレスをする場合は、いったん吹くのをやめて充分なブレスを取り、その部分からあらためて吹き始める。テンポで続けたり、ワンブレスを目指すのとは違う。
- テンポは4分音符=60~80。自分に合った速度で。
- メトロノーム・チューナーを使用。
- アンブシュア変えない。
- テンポでブレスをする。
- 音を小さくすることとは違う。楽器がよく響く音を最小限のチカラで吹くことが目標。
- フィンガリングは速く
- よく響く音で。アパチュアを小さく。息のスピードとアパチュアの関係を感じながら。
- ここからは mf 。
- メトロノームとチューナーを使用すること。
- アンブシュアを変えないこと。
- リハーサルマークFとGは小さいアパチュアを維持するためブレスは鼻から行う。
- 最初から最後まで口をマウスピースから離さない。
- テンポでブレスを行うこと。
- 舌が下がらないよう意識すること。舌には力が入っていない自然な状態で、口の中いっぱいに風船のような状態で膨らんでいることを意識すること。
- メトロノームとチューナーを使用すること。
- アンブシュアを変えないこと。
- テンポでブレスを行うこと。
- 舌が下がらないよう意識すること。舌には力が入っていない自然な状態で、口の中いっぱいに風船のような状態で膨らんでいることを意識すること。
- メトロノームとチューナーを使用すること。
- アンブシュアを変えないこと。
- テンポでブレスを行うこと。
- 舌が下がらないよう意識すること。舌には力が入っていない自然な状態で、口の中いっぱいに風船のような状態で膨らんでいることを意識すること。
- ここの速度記号は一例です。メトロノームは使用しないで練習すること。
体験談「ラッパ吹けない病」
あるアマチュアラッパ吹きのスランプからの復活- 「トランペット独学者向け」初心者向け練習曲を用いた練習方法
- トランペットを独学で上手くなることは可能なのか?
- 都心トランペット吹きの練習工夫方法とコスパ最強の練習用ミュート、Okra Muteを紹介します。
- トランペットのススメ ~独学ではじめたい方への手引き~
- 朝ドラ「カムカムエブリバディ」にハマった話
- 体幹を鍛える筋トレは効果がある?楽器演奏に効果的な筋トレ3選を紹介します。
- 社会人で忙しくても、トランペットの練習を続ける為に重要だと考えていること
- 【Mandisi Dyantyis】力強く響く歌声と輝かしい音色で魅了する、シンガー/トランペッター
- TOP
- プロトランペッター名鑑 ▼
- トランペッターまとめ【随時更新】
- コレだけは聴いてほしい! 王道トランペッター5選!
- 化け物級ハイノートヒッター5選!
- ダーク、暖かい音色のトランペッター5選!
- トランペット!?特色ある音で魅了するトランペッター5選
- 有名な金管アンサンブル 5選!