. 79: 仄暗いお散歩
79: 仄暗いお散歩
79: 仄暗いお散歩

「入学初日に絶望した、少女」北の廃屋 女子高校生日記'79.1

今日は待ちに待った『 西澤高校 』入学式。 担任の先生は眼鏡をかけた人。早速フルネームで憶えてしまう抜かりのない、キョーコさん。 選択科目では音楽を選びたかったのに、それは叶わず『夢が崩れた・・・』『夢が遠のいた・・・』と殊更に嘆く、彼女。 折角、めったに表に .

「水害と高校生デビューした、少女」北の廃屋 女子高校生日記'79.2

予期せぬ大雨。 それも、災害クラスの。 道路には水が溢れ出し、汽車が運休する程であったという。 登校日二日目にして、高校デビューしてしまったのか、五人以上いるクラスメートに興奮してしまったのか、教室では一人で喋り倒したという、キョーコさん。 学校帰りに .

「二つの愛を見つけた、少女」北の廃屋 女子高校生日記'79.3

稀に見る大雨の被害で国鉄は今日も運休なのだという。 駅長さんに代替バスの時間を聞いてみると、11時頃だとふざけた返事に内心ムッとする、キョーコさん。 あらゆる手段を講じて、なんとか学校には遅刻せず登校することが出来た。 四時間目には各部の紹介があり、それ .

「生徒会長を愛した、少女」北の廃屋 女子高校生日記'79.4

体育館に行った時、友達が呟いた。「あの生徒会長、千春に似ているわね・・・」 ハッとした、キョーコさん。それかしら、私が惹かれた理由って・・・ 物理部の彼もいた。 二人とも好きになりかけてるワイ!と、独特の言い回しで、入学早々二人の先輩に一目惚れしてしまったこ .

「学校に死ねと吐いた、少女」北の廃屋 女子高校生日記'79.5

高校に入学早々、キョーコさんの怒りが爆発する。 職員室に呼び出されたのである。 巻いた、巻いてないの、と。 私は言われて直すのが大嫌いなのよと、先生方の名前をあげて、死んでしまえと、怒り泣き叫ぶような文体を書き殴る、キョーコさん。 死ねを連呼して、その .

「運命に舵を切った、少女」北の廃屋 女子高校生日記'79.7

ゴダイゴのTommyは夢の中の憧れの人として、なおも続いて大好きなことには変わりはなかったが、高校入学早々、校内の二大スターを愛してしまった、キョーコさん。 その二人とは、物理部部長『掛居』と、生徒会長の『上梨』であった。 殊に物理部の部長は好きさあまりに、 .

「いつかは決めてやると誓った、少女」北の廃屋 女子高校生日記'79.8

藤淵は雪降りだったのだという。 あまりの雪の多さに汽車が運休をしたのか、代わりにバスで行こうとしたら満員で乗れずに、結果徒歩で学校へ行くことに・・・ 学校までの道のりを渋々歩いていたら、過ぎ去る車より雪や水の混ざったモノの直撃を受け、とんでもないことになっ .

「過去に戻ろうとする、少女」北の廃屋 女子高校生日記'79.9

晃もいい。 何より頭がいいいし。 その他にも北海道にしかいないような珍名の男子を筆頭に、高校生になってから気に入った男の子の名前をずらずらと何人も書き出す、キョーコさん。 勿論、生徒会長の上梨君と物理部部長の掛居君の二人は鉄板である。 が、ふと恋しくな .

「物理部入部という運命の扉」北の廃屋 女子高校生日記'79.10

キョーコさんはしみじみと吐息とともに、つぶやいてみせる。 汽車通学は意外に楽しい、と。 同じ班の彼が乗って来て驚いたけど、いいねぇ。 あの物理部部長『掛居』君が、キョーコさんのもとにやって来た。 物理部に是非とも入って欲しいのだと。 心揺れ動く、キョー .

「大英断を下した、少女」北の廃屋 女子高校生日記'79.11

新しい高校、新しい男子達との出逢いなどがあり、慌ただしい毎日を過ごす、キョーコさん。 中学時代に縋るように聴いた、あれ程好きだった松山千春のラジオ。この声、久しぶりだね、と、彼女。 しんみりと、やはり、千春さんはいいな、と。 迷っていた、物理部入部の判 .

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