【ニューテクノロジー】新しいブレーキシステム登場 サプライヤーのボッシュが革新的なブレーキシステムを開発 その画期的な仕組みとは?
ボッシュは、人間とブレーキの間の機械的なリンクを切断しようとしている。今年末までに、ボッシュは最初の「ブレーキ バイ ワイヤ(Brake-by-Wire)」ブレーキシステムを自動車メーカーに納入する予定である。足とブレーキディスクの間に機械的な接続がない最初の車が市場に登場することになる。ボッシュの革新技術では、この役割はリモートコントロール式ブレーキアクチュエーターが担う。これは電動モーターが回転するブレーキディスクにブレーキパッドを押し付ける。コックピットとはワイヤで接続されている。
ボッシュの「ブレーキ バイ ワイヤ」システムでは、ペダルとブレーキを接続するのはデータケーブルだけだ。Photo: Bosch
ブレーキペダルが運転席により近づく事故研究家のジークフリート ブロックマン氏は、人間工学の改善によるさらなる利点があると指摘している。「コックピット内の位置を『調整』できるようになりました。ブレーキペダルを運転席により近づけることができるのです」と、AUTO BILD誌の取材に答えて同氏は語った。これまで、特に小柄な人にとっては、ブレーキペダルやアクセルペダルに届くようにするには、ステアリングホイールやダッシュボードに近づき過ぎなければならず、危険だった。正面衝突の際の負傷リスクが高まるのだ。「今ではブレーキペダルを好きな場所に置くことができます。」
欠陥のリスクについてはどうだろうか?ボッシュによれば、このシステムは「冗長性」を考慮して設計されており、つまり、配線や制御ユニットは二重化されている。減速を担うアクチュエーターも2セットあり、1つは「ブレーキ バイ ワイヤ」技術用、もう1つはESP用だ。残存リスクについてはどうだろうか?「この技術を恐れるのであれば、飛行機にも乗らない方が良いでしょう。商業用航空機には長い間、ワイヤーベースの制御装置が搭載されてきました」と、ジークフリート ブロックマン氏は言う。
北極圏への日産リーフでのテストドライブ包括的な安全コンセプトに基づき、ボッシュはテスト車両を複数の国で登録するよう申請し、承認を得た。サプライヤーは、2025年秋に初めてシステムを納入する予定だ。すでに複数のメーカーが発注したと言われている。ボッシュは、2030年までに世界で550万台以上の車両に「ブレーキ バイ ワイヤ」を搭載することを目指している。
Text: Roland Wildberg
AUTO BILD JAPAN Web 世界最大級のクルマ情報サイトAUTO BILDの日本版。いち早い新車情報。高品質なオリジナル動画ビデオ満載。チューニングカー、ネオクラシックなど、世界のクルマ情報は「アウトビルトジャパン」でゲット!© AutoBild Japan All Rights Reserved.(運営会社:グランドスラム株式会社)