【After Effects】ロトブラシ3.0を使って動く被写体を奇麗に切り抜こう
切り抜きたい被写体は選択できましたが、以下の画像のように、うまく切り取れていなかったり、選択されていない部分があるかと思います。 選択されていな部分は、最初のステップで被写体を選択したときのように、ドラッグしてなぞることで修正しましょう。 うまく切り取れていない部分は、 ALT/Option を押しながら背景をなぞり、選択範囲の一部を削除してください。 背景の部分を削除すると、選択範囲の境界線が被写体に合わせて修正されます。 最後に、気になる部分を修正したら、エフェクトコントロールパネルでロトブラシマットの数値を変更して微調整しましょう。 詳細は以下のテーブルで解説します。
項目詳細ぼかし対象の被写体と背景とのなじみを良くします。コントラスト対象の被写体と背景との境界線をよりシャープにします。エッジをシフト境界線の位置を内側または外側に移動させます。エッジのガタつきを軽減動きの多いシーンで適用すると、別のフレームで境界線のガタつきを軽減できます ロトブラシマット 以下の画像のように、被写体の選択範囲が修正できたら次のステップに進みましょう。 選択範囲の境界線を調整この項目は飛ばしても問題はありません。 レイヤーパネルでアルファの表示を切り替えてみると、境界線が不自然になっている場合があります。 特に、人間の髪の毛や動物を切り取る場合は、不自然になることが多いです。 その際は、エッジを調整ツールを使って、境界線をなじませてみましょう。 エッジを調整ツールは、ロトブラシツールと同じ場所のツールバーから選択可能です。 選択すると、ブラシが緑色から青色に変化します。 こちらもブラシサイズを調整しておきましょう。 使い方は、ロトブラシツールで選択されたマゼンタの境界線をなぞるだけです。 以下の画像のように、境界線がぼやけて少し柔らかくなります。 今回の素材だとわかりにくかったので、別の素材でわかりやすいものを掲載しておきました。 最後に、気になる部分を修正したら、エフェクトコントロールパネルで数値を変更して微調整しましょう。
項目詳細ぼかし対象の被写体と背景とのなじみを良くします。コントラスト対象の被写体と背景との境界線をよりシャープにします。エッジをシフト境界線の位置を内側または外側に移動させます。エッジのガタつきを軽減動きの多いシーンで適用すると、別のフレームで境界線のガタつきを軽減できますエッジマット 特に、エッジのガタつきを軽減を詳細に変更し、数値を上げることで、次フレーム以降の切り抜き精度を上げることが可能です。 さらに、モーションブラーを使用に を入れることで、エッジ部分に動きのぼかしを自動的に適用し、動きのあるシーンで被写体のエッジがより自然に見えるようになります。 しかし、これらの設定はPCの負担も大きくなり、処理時間も増えるので、用途に合わせて変更しましょう。
別フレームの被写体の選択範囲を自動処理ロトブラシは1フレームのみ設定するだけで、自動的に処理してくれるので便利です。 しかも、操作方法は簡単で Space を押すと処理が開始されます。 フレームを一枚ずつ処理する場合は、 CTRL/Command + ← → を押してください。 処理が完了すると、緑色のバーが少しずつ進んでいきます。 すべてのフレームが処理されるまで待ちましょう。 以下の画像のように、緑のバーが止まれば完了です。
問題のあるフレームを修正自動処理は便利ですが、以下の画像のように、完璧に被写体を選択できるわけではありません。 その際は、ロトブラシツールまたはエッジを調整ツールで修正しましょう。 特に、エッジを調整ツールを使っていると被写体が選択されているように見えて、境界線がうまく切り取れていない場合がありますので注意してください。 ロトブラシツールと同じように ALT/Option を押しながら背景をなぞることで、選択範囲の一部を削除できます。 修正したら再度、 Space を押して処理を開始してください。 すべてのフレームで修正が完了したら、次にステップに進みます。
切り抜き状態をフリーズ(固定)フリーズとは、ロトブラシツールを使用して選択範囲を作成した際、その切り抜き状態をフリーズ(固定)する機能 フリーズすると再編集や調整の際に、再計算されることなくスムーズに作業を進めることができるので、PCの負担軽減、パフォーマンス・作業効率の向上が見込めます。 使い方はとても簡単で、レイヤーパネルの下右端にある フリーズ をクリックするだけです。 処理中は以下の画像のようにダイアログが表示され、青色のバーが少しずつ進んでいきます。 バーがすべて青色に変化したら、フリーズ完了です。 もし、ロトブラシを修正したい場合は、 フリーズ をもう一度クリックすることでフリーズの解除が可能です。 コンポジションパネルで確認すると、対象のオブジェクトが切り抜かれていることが分かると思います。 これで、ロトブラシを使った切り抜き作業は終了です。 後は、切り抜いたオブジェクト部分をレイヤーに配置して、合成してみましょう。 以上で、解説を終わります。
まとめ
今回は、After Effectsのロトブラシ3.0を使って動画の一部を奇麗に切り抜く方法について解説しました。 ロトブラシは、動画内の被写体を選択して、背景と切り離すためのツールです。 メジャーアップデート毎に高機能化していますが、After Effects 24.0から使えるようになったロトブラシ3.0では、新しい AI モデルを搭載し性能が大幅にアップしました。 グリーンバックを使えば、Premiere Proもきれいに切り抜くことはできますが、ない時は1フレームずるマスクを使って切り抜かなければならないので、時間が掛かってしまいます。 After Effectsのロトブラシ3.0なら、グリーンバックが無くても綺麗で簡単に切る抜くことができるので、ぜひ使ってみましょう。 最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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コメントする コメントをキャンセル大学卒業後、大手証券会社に入社。病気を患い、3年で退社。その後は、母の事業を手伝いながら、様々な「こと」「もの」にチャレンジしてます。独学でPremiere Pro、After Effects、Blenderを勉強中です。