【BITO R&D KAWASAKI Z1 インプレ】コンプリートの頂点クオリティはまさに最新バイク!
BITO R&Dといえば、カスタムパーツでマフラーはもとより鍛造ピストンからカムシャフトなどエンジン全般にFCRレーシングキャブレター、前後の専用サスペンションに加えて世界的に名高いマグ鍛ホイールを製造するメーカーという、実に広範囲に渡る高機能専門のブランドだ。 そしてそこに込められたパフォーマンスが、イメージしがちな切れ味の鋭い尖ったものではなく、優れた過渡特性という多くのライダーに掴みやすい感性にまとめられているところが一番の魅力なのだ。
誕生して半世紀も経つZ1。カワサキ初の大排気量4気筒は余裕のある耐久性が与えられていたメリットで、いまも多くが稼働状態で生き残る。しかしレストアして走らせると、さすがに旧さを感じさせる面は否めない。 ところがBITO R&DのZ1コンプリートマシンは、走りだすと完全に現代のバイク。最新のバイクと比較して遜色ないどころか、完璧に凌いでいるところだらけで、正直唖然とさせられてしまう。
50年前どころか最近でも例のない ハイチューンでも馴染みやすい過渡特性に驚く
世界頂点レースの馴染みやすい過渡特性を知る ノウハウが反映された走りの醍醐味は格別!
試乗したZ1は、前後18インチで扁平率がワイドではない車体に合ったラジアル仕様と、人気の自社製で超軽量なマグ鍛ホイールの組み合わせ。フロントフォークもリヤサスも、専用の仕様で設定されているため、すべての挙動に一体感を伴う信頼感に包まれている。 前後輪のグリップ感を伝えやすいようハンドル形状やステップの位置までこだわっているため、常に多過ぎない情報の安心感がベースにあって、バイクとの対話を楽しみながらのライディングに終始できる。 感覚的には路面にやや押しつけたような感性の安定感が特徴で、いわゆる軽やかな動きの運動性ではない。ブレーキやスロットルに体幹の重心移動など、きっかけを与えると即座に反応するカッチリとしたレーシングマシンに似た感触だ。 アメリカのAMAスーパーバイクから、世界耐久選手権に世界GP最高峰クラスでマシンセッティングに明け暮れたキャリアから、トップライダーであろうと唐突な変化がある状態では闘えないのを熟知した末のノウハウが反映されている。 コーナーが続けば相応に操る醍醐味を味わいたくなるハンドリングで、そもそもがレジェンドZ1であったのを忘れ、無我夢中にさせる硬派なスーパースポーツの1台としか思えない別世界だった。
兵庫県豊岡市のBITO R&D 本社工場。最新の切削加工マシンが揃い、各種の高度なパーツをオリジナルのノウハウで開発生産する
車両に装着されているパーツなど、詳しくはBITO R&DのWEBページをチェック! ・BITO R&D ・JB-POWER Complete machine KAWASAKI Z1
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