トヨタとBMWの提携をBMW視点で解説する
BMW製の直列4/6気筒ターボエンジンとシャーシベースという、スープラが想定されていた一方でBMW製では価格が高くなりすぎるというピンボケのジャーナリストコメントもありました。実際、現行スカイラインはメルセデス製エンジンを搭載したモデルもあり、価格は日本車として逸脱してはいませんでした。 ただ、レクサスLFAやレクサスFモデル、トヨタ86などトヨタ単独でスポーツカーを製造できるノウハウは十分あり、BMWからの技術供与を受ける必然性は全く無い状況でした。 ハイブリッドモデルでは先行しているトヨタですが、パワー重視型HVでノウハウを蓄えたBMWは、プラグインハイブリッド(PHV)の2リッター直4ターボモデルを発売しています。
2025年以降も継続予定- 自動車関連イベントで「今後数十年、提携を強化する」
- 燃料電池車については、水素生産産業化、政策推進の恩恵
- 車種のスリム化によりコスト削減
電動化や内燃エンジンのラインナップでトヨタを圧倒
ダウンサイジングコンセプト- 直噴ターボガソリンエンジン
- 直噴ターボディーゼルエンジン
- ハイブリッドエンジン(HV)
- プラグインハイブリッド(PHV)
- 電気自動車(EV)
- リチウムイオンバッテリー
- 軽量化のアルミ・カーボンボディ
先進テクノロジー分野として列挙してみた。 提携当時は、両社で開きのあった分野も双方のニューモデルを見ると、両社の技術力は、急速に接近しつつ、独自に進化しつつあるように見える。シャーシやエンジンの流用などもう少し早い段階での相互供給が実現化されるものと予想していたが、思いのほか時間がかかっているように思える。 提携によるメリットよりも、独自開発のスピードが速く、提携メリットが全く生かせない状況なのかもしれない。
電動化やPHVではBMWはトヨタの遥か先にいるBMW i3/i8に加えて、新型EVのコンセプトモデルが登場しています。そして第二弾のi4やiXの新型EVモデルも早々に市販化されています。 すでに市販化後のノウハウも蓄えた結果、欧州全体としてEV化に舵を切る目途感があるとも言えます。EVのパワーマネージメント、カーボンボディの軽量化とコストダウンの手法などトヨタが学ばなければいけない分野です。HVの技術転用などほんの一部に過ぎない結果が、EVの発売遅延に繋がっているのです。 HVの技術があればEVはすぐ作れると豪語する自動車評論家やジャーナリストは信用に値しません。
HV販売台数で有頂天となっていたトヨタはEV界から取り残されている状況です。 提携先のBMW iブランドをOEMとして受け入れることが、スープラ同様にトヨタが真っ先に取り組むべき事項なのです。
水素自動車の協力関係とは
水素エンジン車としての試みBMWも2006年に7シリーズ(E68型ハイドロジェン7)では、水素エンジンを搭載した自動車を限定生産し、市販投入の前段階まで進んでいました。 リース車による展開も試みましたが、E68登場後、市販化に向けての対応は頓挫しました。 水素エンジン車については、トヨタが近年レースカーでの対応が見られますが、市販化としての取り組みは、BMW方が、10年以上早かったと言えます。 また、水素スタンドのインフラレベルが電気スタンドに比べて圧倒的に遅く、欧州がEVに大きく舵を切ったことで水素自動車の意味無くなったようです。
水素燃料電池車としての試み トヨタは今もFCEVに可能性があると見ている- トヨタ:技術的な熟成は進んでいる。
- BMW:インフラを含めて実現性で、EVに劣ると判断
トヨタミライのFCV技術を生かした、X3/X5モデルのリース車両が準備段階に。 背景としては、BEV以外のCo2削減施策として、FCVが着目されたのが理由となっています。 7シリーズ(E68)で一旦は、市販化を諦めた水素自動車です。 今回は、水素燃料電池車として、再復活したイメージになります。 2022年、水素燃料電池車(FCV)「iX5 Hydrogen」の小規模生産を開始とあります。
BMWはFCEVの市販化には及び腰の実態トヨタ「スープラ」とBMW「Z4」、両開発チームの協力関係は2014年から途切れていたことが明らかに
https://jp.autoblog.com/2018/10/01/toyota-supra-bmw-z4-teams-cut-ties/ jp.autoblog.com単にベースシャーシとエンジンをフルコンプリートでOEMを受けだたけであり、スポーツカー分野の提携としての意味合いは全く無いように思われます。勿論、 シャーシの設計や直列6気筒ターボエンジンのノウハウ供与は一切行われていない可能性が高い です。
- トヨタ製ハイブリッドはBMWで使われず
- BMWスポーツカーのノウハウもOEMレベルで全く役に立たず
- 欧州のディーゼル問題により、BMW製ディーゼルエンジン供給も不要となりました
今後のBMWとトヨタとの協業の流れ
次期スープラは未定今回、BMW製のスープラを開発したことに伴い、 BMW製機器がトヨタ製コンピュータに接続可能となりました ので、車種の拡大も見込まれるところでしょう。 しかし、今後のBEV化推進により、次期Z4を含むスポーツカーなどが途絶える可能性もあります。
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