. CES 2026が暴いた中韓「身体を持つAI」の現実 | ビジネスジャーナル
CES 2026が暴いた中韓「身体を持つAI」の現実 | ビジネスジャーナル
CES 2026が暴いた中韓「身体を持つAI」の現実 | ビジネスジャーナル

ロボット王国・日本は終わったのか?CES 2026が暴いた中韓「身体を持つAI」の現実

●この記事のポイント ・CES 2026で主役となったのは、画面を飛び出し「身体」を得たAIだった。韓国・中国勢はヒューマノイドを量産・実装段階へ進める一方、日本の存在感低下が鮮明になった。 ・韓国はグーグルのAIを組み込み、人間を超える可動域を持つロボットで産業と家庭を狙う。中国は政府主導で低価格・量産を武器に世界シェア獲得へ突き進む。 ・精密部品では今も強みを持つ日本だが、AIと完成品を握れなければ下請け化は避けられない。フィジカルAI時代、日本に残された時間は多くない。

  • 韓国:グーグルの知能を手に入れた「人間を超える身体」
  • 家庭へ侵食する韓国ロボット:「家事ゼロ」という野心
  • 中国:政府主導で進む「価格破壊」と社会実装
  • スペック比較で見る「現在地」
  • 影の薄い日本勢、それでも残る“強み”

韓国:グーグルの知能を手に入れた「人間を超える身体」

●360度回転する関節、「人間模倣」の終焉 新型Atlasの最大の特徴は、もはや「人間らしさ」を目指していない点にある。首や腰、各関節は360度回転し、背後の物体を身体ごと反転せずに腕だけで掴み取る。二足歩行という制約を受けながらも、人間より合理的に、効率的に動く身体構造が採用されていた。 ロボット工学が長年追い求めてきた「人間の完全再現」という目標は、ここで明確に否定されたと言っていい。

●グーグル連合がもたらした“脳”の進化 さらに決定的だったのが、グーグルのロボット向け基盤モデル「Gemini Robotics」の採用だ。複雑な自然言語指示を即座に理解し、周囲の状況を把握しながら作業手順を自律的に組み立てる。従来の産業ロボットとは一線を画す「考えて動く存在」へと進化していた。

家庭へ侵食する韓国ロボット:「家事ゼロ」という野心

5本指のマニピュレーターを備え、洗濯物の仕分け、食器洗い、簡単な調理補助までをこなす。LGはこれを「Zero Labor Home(家事ゼロの家庭)」と位置づけ、家電・住宅・ロボットを統合した生活OS構想を打ち出した。

中国:政府主導で進む「価格破壊」と社会実装

●Zeroth「M1」:高齢者見守りを量産する発想 スタートアップZeroth(ゼロス)が展示した小型ヒューマノイド「M1」は、高齢者見守りや教育用途を想定したモデルだ。視覚・言語・動作を統合するVLA(Vision-Language-Action)により、日常会話を通じてユーザーの行動パターンを学習する。 注目すべきはその価格帯だ。量産を前提とし、40万円前後という現実的な水準が示された。

●Roborockが突破した「日本住宅最大の壁」 さらに象徴的だったのが、Roborock(ロボロック)の「Saros Rover」である。日本の住宅事情における最大の障壁――階段を、伸縮する脚と車輪を組み合わせた「脚輪型」構造で克服した。 生活空間の課題を、力業で解決する設計思想。これもまた、大量の試作と実証を短期間で回せる中国の開発体制があってこそ可能なアプローチだ。

スペック比較で見る「現在地」

韓国:米テック企業とのAI連合を軸に、ロボットを「プラットフォーム化」する戦略 中国:政府主導で量産と低価格化を進め、市場シェアの獲得を最優先 日本:特定現場向けの高信頼ロボットと、部品・デバイス供給に特化

影の薄い日本勢、それでも残る“強み”

公開:2026.01.16 06:00

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