峠に挑んだ電機たち 第3章 今も残る補機運用 川の水を分かつ安芸国の隘路・瀬野八【12】
EF65形0番台から改造によって製作されたEF67形100番台は、0番台と同様に朱色11号の地色に、前面の飾り帯は黄色のフィルムを貼付して着色、おおよその形状は大きく変わらなかった。ただ、0番台まで実施していた西条駅構内における走行中の解放は、機関車に特殊な装備を必用とするだけでなく、貨車の側にも空気管付密着自連を装着する必要があるため、貨車の汎用的な運用を難しくしていた。そのため、走行中の解放は一部の限定された列車に留め、後はすべて西条駅に運転停車し、通常の連結解放作業をすることにしたため、100番台の2エンド側には通常の自動連結器のままとされ、車体も手を加えられることはなく種車時代の形状をそのまま存置した。一方で、後補機として押し上げるのが役割だったため、連結器には大型の緩衝器が設置された。制御装置は電機子チョッパ制御であったが、101・102号機がサイリスタ素子を使っていたが、これが製造中止になってしまったため、103-105号機はGTO素子を使ったチョッパ制御装置になるなど変化もしている。(©Taisyo at Japanese Wikipedia, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons)
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