. EK3822Bを門扉内施解錠釦対応にしてみた(EK99902・SK3823B099) - さすけ のインターホン ブログ
EK3822Bを門扉内施解錠釦対応にしてみた(EK99902・SK3823B099) - さすけ のインターホン ブログ
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【備忘録】パナソニックのシークレットスイッチ EK3822Bを門扉内施解錠釦対応にしてみた(EK99902・SK3823B099)

パナソニックのEK3822Bは電気錠のついている住宅の玄関先によく見かける暗唱番号照合装置です 玄関ドアの場合は内側に操作押釦(状態表示ありで制御盤によって対応機種が違う。EK3502(4線式)・EK3503(4線式)・EK3850W(2線式))があり別の配線で制御盤へ接続されていることが多いのです。 門扉の場合には門扉廻りの内側に防滴プレート(WN7903)などを利用して取り付けられている場合もあります。

注意!!

ご覧いただきありがとうございます。 この先の作業を行うと、メーカーの保証期間中でも保証は受けられなくなると思われます。 作業される場合は自己責任にてお願いします。 いかなる責任も当方では負いかねますのでご了承ください。

EK3822Bに似ているシークレットスイッチ

もう10年以上前でしょうか、シークレットスイッチの調子が悪いということでお伺いしたお家で出会ったシークレットスイッチのお話です ふたを開けてみると品番がEK99902というもので、外観はEK3822Bにそっくりですが、本体裏面からリード線が出ているものでした。 当時メーカーに問い合わせましたがすでに後継機もなかったと記憶しています。 四国化成製のSK3823B099というこちらもEK3822Bにそっくりなシークレットスイッチでして、解錠スイッチがついているタイプの調子が悪いので取り換えることとなりました。こちらもメーカーにはすでに対応品は無いとのことです。

EK99902とSK3823B099 四国化成の門扉についている施解錠釦。IDEC ABW110B-MAU相当

純粋なEK3822Bに交換して門扉内側にに取り付けてあるスイッチで解錠するように対応するのであれば、接続する制御盤に解錠入力があり、配線の余りが2芯線あれば解錠スイッチを余り線に接続すると解錠はできるようにやりくりできるとは思いますが、仮にできたとしても施錠はどうするんだ?と余り配線もなく途方に暮れてしまいました。 そこで、このシークレットスイッチの穴から出ている配線はどうなっているのだろうと考えてまねをしてみた次第です。 壊れた場合ほかの方はどのような対応をされているのでしょう。

できればメーカーで保守用製品として販売を継続して頂きたい商品です。

EK3822Bに配線を追加する EK3822Bの裏ふたを開ける

現在のものは基盤が表示基盤にくっ付いて居なく、端子側のケースに固定されています。 制御基板側のコネクタが引っ張るだけでは抜けないタイプとなっています。 このままでは指が入らないので、ねじを3本外し基盤を浮かせてコネクタの両脇のレバーを狭めるように指でつまみ、引っ掛けてある爪を外して基盤をもう片手で固定し引き抜きます。

EK3822Bのコネクタを外しカバーに穴をあける

表ケースと裏ケースに分けたら、裏ケースの端子右下に配線を通す穴をあけます。 基盤をドリルで損傷しないように、内部に基盤が無い状態で作業します。 穴開け位置は内部にケースの補強があるので補強のある位置を避けて、基盤を組み込んだ時に干渉しない位置を考えます 穴の大きさは、通す配線の太さにもよりますが4mm~5mm程度の穴が良いと思います

EK3822Bと内部から見た穴と配線のはんだ付け

黄色い配線(S1・S2)がはんだ付けされている隣の2つの銅箔が見えている空き端子(Z・G)に配線をはんだ付けします。(写真中央ははんだ前、写真右がはんだ後) 古い基盤の場合(A1・A2)という送り端子のある場合もありますが使用しません。 はんだをつけすぎてほかの端子とショートしないように気を付けます。 また、はんだ付けする際に被覆が縮む配線もあるので縮んだ配線同士がショートしないようにも気を付けます。 今回は、はんだの熱にも比較的強いUL1430 AWG22を使用しました。 (写真の配線は長すぎたので、ある程度の長さで切断しました)

EK3822B配線を通す

配線のはんだが終わったら組み戻していきます スイッチ側のケースのコネクタを向きを確認の上しっかりとはめ込みます 向きを間違えたり、差し込みが緩いと操作不良を起こす原因になります。

施解錠釦配線追加と動作試験

組み立て終わったら、試験環境を作って動作するのかあらかじめ試験してみます。 設定はありません。 釦への回路電圧は2.7Vのようです。ただし電気錠が動作中は供給電圧が上がるので4.5Vに変動しました 釦の入力は立ち上がり状態のみを見ているのか、入力を入れっぱなしでも自動施錠の場合は施錠しますし暗証番号での解錠動作もします。

動作仕様変更

1990年4月から販売されているシークレットスイッチですが多彩な機能を備えています。 発売当時発売されていた電気錠操作ユニット(WQN412W :廃番品)と接続すれば、標準機能でフル2線信号を経由して照明の操作ができます。 WQN412Wの取扱説明書によると操作方法は スタートボタンを押して、暗証番号4桁を入れ終わった後に表示されるF1~F4の操作をし(F側がフル2線で対応する照明点灯で数字側が照明消灯です)、F4の右の施錠マーク解錠マークをで電気錠を操作し、エンド釦を押します。 ※現在発売中のの電気錠操作ユニットにフル2線に対応したものは無いようです。 余談ですが、スタートを押して番号を押さずにエンドを押すと解錠中であれば施錠します。

EK3822B色々なバージョン

一番右の写真に写っている基盤のJ1(他のバージョンはTEN)をショートすると、通常スタートボタンを押すと番号が表示されて再度押すと押すたびに数字の位置が変わりますが、固定されてスタートボタンを押しても数字の位置が変わりません。老眼が進んで数字が見えない身としてはありがたいですが、特定の数字が摩耗してしまい番号を推測されたりシートスイッチの反応が悪くなった時に配列を変えれないのは困りますのでお勧めできない機能です。 J2(他のバージョンはFUN)をショートすると、スタートを押し4桁の数字を入れた後に出るファンクション表示が出なくなります。数字をいくらでも入力できます。 数字を入れ間違えても最後に押した4桁があっていればエンドを押すと解錠できます。

おまけ 平成初期の古い電気錠などの参考資料

EK36 EK38 EK381 EK3710 EK3820 EK5800などの参考資料です 実際に確認したわけではありませんが古い電気錠の動きを探る際の参考になればと思います。 今では考えられませんが、通電金具に基盤が入っており回路が組まれていて古いタイプの電気錠との変換を図っていたのかなと推測します。 通電金具は現代の物より切り欠きが大きかったようです。

さいごに

電気錠の修理の場合特に屋外ですと門扉内での配線の腐食、電気錠自体の摩耗、2線アダプタの不良、通電金具での断線もしくは断線しているものの辛うじて接触して動作している、結線部の腐食、地中配線の腐食、電気錠制御盤自体の経年劣化と故障原因は多岐にわたります。 完全に動かなければ判断はある程度つくのですが、動いたり動かなかったりだと判断が迷います。 制御盤だけ交換しようとしたら、操作表示機も更新しないと接続できなかったり、フル2線が接続できなくなっていたり。

ロングセラーを続けているシークレットスイッチですが、発売から30年以上たった今もシンプルながらしっかりとした仕様で飽きの来ないデザインも素晴らしいと思います。 開発陣やデザイナーのかたの手腕のすばらしさが光っています。 内部基盤は部品の調達の関係もあると思われますが時代に合わせて変貌を遂げています。変化しつつも従来の機能を踏襲して内部の施解錠端子を残しておいていただけるなどありがたい事で感謝いたします。

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