変電・饋電(き電)・通信のもろもろ
無加圧を確認の後、ジャンパ線で架線とレール間を接地する。この作業を電車線 1 本ごとに行うことになり手間も掛かる。この装置を利用すると接地作業費用の削減、作業時間の拡大が可能になる装置で、新宿駅に設置されているのは、この装置の改良型で音声での案内・青パトライトでの停電の明示を行う。また装置下部の線路に繋がる接地線には、線路側の電位が高まった際に架線への電流の逆流を防ぐ整流素子がモールドされたサーキットセーフティーパック(指月電機製)が設置されている。
装置へは3本のケーブルが繋がる。1本は共通接地端子。もう2本は上下き電線にそれぞれ繋がる サーキットセーフティーパック(逆流防止器) これと同じものが、大井車両センターに取り付けられている。 Tがトロリ線側この場合動力式検電接地装置の共通接地端子に繋ぐ Rがレール側に接続する サーキットセーフティーパック(逆流防止器)具体的動作(参考資料より抜粋と追記) (1) 初期状態:接地器は解放 (2) 検電接地装置の操作扉を鍵で解放すると扉スイッチが入り、加圧検知を開始(検電作業) (3) 加圧中の場合には「接地取付」ボタンを押しても接地器を投入できない (4) 停電責任者は電力指令へ停電作業に着手申込を行い作業許可を得る(電車線路停電) (5) 電車線路停電後、停電責任者が「接地取付」ボタンを押すと接地器が投入される 停電責任者が指示する接地取付作業に相当 (6) 停電工事(作業)開始 (7) 停電責任者が作業責任者から作業終了報告を受ける (8) 「接地取外」ボタンを押すと接地器が解放 停電責任者が指示する接地取外作業に相当 (9) 停電責任者は電力指令へ停電工事終了報告を行う (10)所定の時刻で電車線路に送電
(2)~(8)における状況は回転灯・表示装置により表示 音声応答装置から音声により通知 以下新しく記事を追加した部分 高円寺駅に設置された動力式検電接地装置の高圧真空電磁接触器は富士電機の以下のカタログ内にあるHN46A形 pdfをダウンロードする必要がある D&C14版R_盤内高圧機器_R05-高圧真空電磁接触器 カタログダウンロード画面 高円寺駅の動力式検電接地装置はこのタイプを使用 NH46A形固定型左下のON/OFF表示とコネクタの色、銘板が一致白い円筒部分が真空バルブ(スイッチ接点部分) 白いチューブ状の真空バルブ内に接点がありバルブ内のベローズが上下動して接点の入り切りを真空中で行う。 真空バルブが3本あるので上下線で2本使える(上下線同時に操作可能) 上記高圧真空電磁接触器(固定形)ではない。しかし似た構造(引出形)であるので真空バルブ説明の部分は確か 電気設備を守る真空遮断器の心臓部「真空バルブ」とは 富士電機Webから引用 以下は私見で憶測です。 いつ絶縁が破れてもおかしくはなかった。もしくは導通したり不導通で状態が不定だった。 ところが京浜東北線の品川-東十条駅間は、午前7時22分、上下線で運転を再開したため 絶縁が破れアークが発生 高抵抗地絡状態が発生。在線電車の消費電力と区別がつかず⊿I形故障選択装置(50F)が働かなかったため直流高速度遮断器が働かなかった。 <今回の事象発生から運転再開までの経過> JR東日本発表内容 ① 山手線・京浜東北線 送電後に停電発生・運転見合わせ ② 山手線・京浜東北線 検電接地装置を「開放」操作 ③ 京浜東北線 送電開始・運転再開 ④ 山手線 試送電(京浜東北線の検電接地装置から発煙) ⑤ 山手線・京浜東北線・東海道線 送電停止・運転見合わせ ⑥ 東海道線 送電開始・運転再開 ⑦ 山手線・京浜東北線 検電接地装置を架線から切り離し ⑧ 山手線・京浜東北線 送電開始・運転再開 以下は独自視点での推定③ 京浜東北線 直流高速度遮断器(54F)投入成功。この時点で山手線の直流高速度遮断器(54F)が出来ない状況となる。山手線の原因は真空バルブの接点固着(真空バルブの接点だけが溶着し、操作機構(リンク)だけがOFF位置に戻ってしまった場合、補助接点は「OFF」を示してしまうため、電気的な検知が漏れるリスク発生) 京浜東北線は真空バルブの機能不全発生「真空度低下(破損)」していたが運行はできていた。
④ 運転再開の京浜東北線 真空バルブの破綻で検電接地装置から発煙発火 ⑥ 以上はJR発表通りの進み方 実際は①から⑤の間に駅間停車の電車からの乗客避難等で東海道線が停まっている時間帯がある。 京浜東北線:真空度低下によるパッシェン放電」と山手線「接点溶着による補助接点の誤表示」のダブルパンチという見立て 初期の報道では田町駅付近の変圧器から発煙との報道もあったが線路脇に置かれている変圧器と動力式検電接地装置の区別がついてないので「変圧器から発煙」と報道されてしまった。 そもそも高圧真空電磁接触器はキュービクル内で使われており線路脇のバラストがひかれている振動の多い場所での使用は想定されてない。 JR東日本のプレスリリース2回目が出た。 山手線・京浜東北線 停電に伴う輸送障害の原因と対策について 2026 年 1 月 23日 東日本旅客鉄道株式会社 検電接地装置内の高圧真空電磁接触器がなぜ導通状態だったか 高圧真空電磁接触器内の真空バルブの健全性はどうだったか(真空度等) この発表は現象だけを述べており根本的な原因には触れられていない。 そもそも、山手、京浜東北の検電接地装置は個別筐体接地であったはず なせ山手線の外回りだけ導通状態だったか。この高圧真空電磁接触器は交流三相なので三相一括で真空バルブ中の接点が動くはず なせ先に京浜東北線の検電接地装置から発煙発火したか? JR東日本管内には約700台以上の動力式検電接地装置があり、工事現場での検電接地を行なっている。動力式検電接地装置を使用停止することで検電接地に人工がとられる。 JR東日本の時系列データを基に記事をUp この記事との重複部分があります。 参考資料JR東日本,青柳ら:直流電車線路用動力式検電接地装置の改良 鉄道サイバネ・シンポジウム論文集(CD-ROM);2005,論文番号608JR東日本 東北新幹線 停電は新郡山変電所が落ちている
1554. JR東日本 東北新幹線 停電 新白河ー福島間 2026/3/4 速報共同通信社の速報によると以下引用 JR東日本によると、4日午前5時50分ごろ、東北新幹線新白河―福島間で停電が発生した。大宮―仙台間で運転を見合わせている。 引用終わり この間の変電所は、新郡山変電所が該当 新那須変電所--新白河駅---新矢吹き電区分所--.
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埼玉新聞 Web版 速報以下引用 東武鉄道によると、東武スカイツリーラインは20日午前4時30分ごろ、浅草―とうきょうスカイツリー間で発生した停電の影響により、午前5時50分現在、浅草―曳舟間の上下線で運転を見合わせている。 引用終わり 曳舟変電所の浅草方が定時停電復帰の際に.
記事をUpした直後の停電事案 日経新聞 Web版 026年3月13日 18:04 (2026年3月13日 22:19更新)から引用 13日午後0時20分ごろ、横浜市の東急東横線大倉山駅と、直通運転するみなとみらい線みなとみらい駅の間で停電が発生した。一時、東急東横線菊名―みな.
小浜線の電化は2003年(平成15年)3月に運開した。その当時は約85㎞の距離に変電所4か所(約20㎞間隔 若狭高浜、小浜、十村、栗野)・首都圏で言えば高麗川ー拝島間の八高線)で き電吊架線の断面積は730㎟(圧縮型アルミニウム覆鋼心耐熱アルミニウム合金より線S.
JR東日本 架空送電線 経路 一覧(関東地方以北) JR架空送電線網 275㎸,154kV,66kV,33kV,77kV(JR東海) 国鉄時代から自営架空送電線網を持っていた。現存しているJR東日本の架空送電線網の鉄塔位置を地図上にUpした。JR東日本 .
JR東日本 在来線 全変電所大全 306箇所 路線別 2021年度時点 2023年 変電所1カ所増加 表を作り替えた。下が最新版 1327. JR東日本 在来線 全変電所大全 307箇所 路線別 完成 新型コロナウイルス感染症下の不要不急の外出ができないので、今まで.
このところ、しばらく東京近郊の私鉄の変電所を巡ってなかったので、まずは東急電鉄の変電所・開閉所・き電室巡りを行なってみることにした。 ネタは以下の文献 松原優平;鉄道事業者の変電設備(17):鉄道と電気技術Vol.35,No.2,pp.82-85,2024 .
記事にした動力式検電接地装置の詳細文献が書庫のどこかに紛れ込んでいて見つけられなかった。 今回 それを探し出したので検証の項目を精査した。(Claude Sonet4.6で計算) Claude Sonet4.6でも勝手に想定値を自己作成するので検証しないとシミュレー.
JR東日本 狭小トンネル(π架線等)および特認箇所と私鉄の剛体架線との接続部 どうやらπ架線方式は、国鉄時代から中央西線と篠ノ井線の専用呼称のようだ。 970. JR東日本 小仏トンネル内 曲線引金具脱落によるパンタ摺板損傷 E353系 ブログリンク 中央.
地鉄 稲荷町変電所 既に訪問していたが、駆け足だったので再訪 523. 富山地方鉄道 稲荷町変電所(直流) ブログリンク アプローチ:地鉄 稲荷町駅 容易 22kV受電 1回線 き電区分はY字型 電鉄富山駅と、寺田方(本線)、南富山方(不二越線)、そして車.
当ブログの検索結果をGoogle Analysesで見ていたらタイき電、一括き電の検索が多かったので記事をUpした。(手持ちの文献があったので、とりあえずUp) JR東日本は、現在上下線別分割き電で一部上下線タイき電を行っている。過去に国分寺付近で技研が上下線一括き電の実験.