. 16年ぶりに見られる2025年注目の天文現象、チャンスはいつ? | 天体観測・星 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
16年ぶりに見られる2025年注目の天文現象、チャンスはいつ? | 天体観測・星 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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えっ、土星の環が消失する!? 16年ぶりに見られる2025年注目の天文現象、チャンスはいつ?

2009 年から約16年間、地球からは土星の環の北 側が見えていました。2025年3月24日を境に、今度は環の南側が見えるようになります。 しかし、 環の 反転 後もしばらく 太陽光は環の北側を照らしています。そのため、 環は 暗く見えにくい状態が 続きます。 太陽の光が当たる角度は少しずつ変わり、 5 月7日には環を真横から照らすようになります。 この場合も環 の表面には光が当たらないため、環の消失と呼べる状態になります。5月になると土星は明け方の 低空に見えているので、その気になれば観察できます。

その後、環の傾きは一方的に大きくなるわけではなく、 土星の周り方と、地球の周り方、双方の動きが複雑にからんで、 一時的に傾きが小さくなる時期もあります。

11月25日には環の傾きがほぼ水平に近いところまで戻 るため、 一般的な望遠鏡で観測する分には「環が消えた」と言っていい状態です。 この 時期 の土星は、秋の夜空にしっかり昇っています。

このように環が消失するのは、 限られた時期 のことに過ぎませんが、注目していただきたいのは消失の後です。また、少しずつ環が見えるようになって来ます。小さな望遠鏡でもその微妙な変化はわかると思います。

次に土星の環が消失するのは 2038 年 になります。 2025 年の土星の環の消失と、その後の細〜い環をお見逃しなく。

星空案内人 天文系ライター。株式会社アストロアーツで天文ニュースの編集などに携わる。天文学の歴史も研究していて、パリ第7大学で古代インドの天文学を 扱った論文で博士号を取得。星のソムリエ®の資格を持つ案内人でもある。アストロアーツより、宇宙の不思議に出会うモバイルアプリ「星空ナビ」が好評発売中。

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