花木の剪定時期……代表的な花木16種の剪定
【サルスベリ】 サルスベリは今年伸びた枝に花芽がつき、秋に開花するタイプです。 他の花木に比べ寒さに弱く、春の萌芽も遅いのが特徴です。 地域によっては冬の剪定で枯れこむこともあるので、剪定時期は萌芽前(3月頃)に行うと安全でしょう。 剪定は、前年伸びた枝を付け根ぐらいまで切り戻します。 また弱い枝には花芽をつけないので、不要枝は元から取り除きます。 何年か剪定を繰り返すとその部分がコブのようになるので、時にはそのコブを取り除くために古枝まで切り詰めて樹形を整えます。
【ツツジ】 常緑性のツツジは、放任すると徒長枝で樹形が乱れやすくなります。 7月には花芽が分化するので、花が終わったらすぐに刈り込んで形を整えます。
【ハギ】 自然樹形を楽しむ花木ですが、放任すると茂りすぎるので、冬の休眠期に低く刈り込みます。 春の萌芽後に新枝が50~60センチまで伸びたら、これを高さ20~30センチに刈り込んでおくと、丈が高くなりすぎずに花を楽しむことができます。
【ハナミズキ】 徒長枝を整理する程度で、自然に樹形が整います。 剪定は、休眠期に花芽がついていない徒長枝や細い枝を取り除きます。
【フジ】 フジは、生長期にツルを長く伸ばしますが、この時期にツルを切り詰めると花つきが悪くなります。 あまりに長いような場合は、8月にはいってからツル先を20~30センチ摘み取ります。 強剪定は休眠期に、枝元の花芽を確認しながら切り詰めます。
【モクレン】 剪定は花後と休眠期に、枯れ枝や気になる徒長枝を取り除く程度で樹形が整います。 切り取る際は、枝の付け根から切りましょう。 葉芽・花芽が比較的見分けやすい木です。 (花芽は葉芽よりもふっくらしています) 休眠期に剪定する際は花芽を避けて切りましょう。
【ユキヤナギ】 しなやかに枝垂れる枝に、白い小花がたくさんつく姿が魅力のユキヤナギ。 この特徴を活かすには、花後すぐに伸びすぎた枝を切り戻すことです。 この際、混み過ぎた枝や古枝は、根元から取り除いておきます。 4~5年経った古株になると、花つきが悪くなってきます。 そういったときは、花後に地際から高さ20センチくらいの位置で刈り込み、新しい枝に更新させましょう。
【ライラック】 頂芽に花をつけるタイプなので、剪定は花後に行います。 放任していると花の位置が年々上に上がってしまいますから、2~3年に一度くらい花の終わった枝を付け根で切る強剪定をします。 枝数が少ない木なので、休眠期の剪定は枯れ枝や絡み枝、ヒコバエといった不要な枝を取り除く程度にしておきます。
【レンギョウ】 長く伸びた枝が弓なりに枝垂れるレンギョウ。 そのままの風情で楽しむ場合は、花後に混んだ枝や伸びすぎた枝を付け根から取り除く程度の剪定にします。 スペースが限られている場合は、刈り込み仕立てにします。 刈り込みは花後に、高さ1メートルくらいの半球形に整えます。 その際、古枝は付け根から取り除いておきます。 秋以降の剪定はその分花芽を失いますから、樹形を崩すほど伸びすぎた枝だけを切るようにしましょう。
今回は、花木16種の剪定時期にポイントを絞ってまとめました。 また庭木の手入れ、剪定の仕方については、たくさんの本が出版されています。 ご自分の家に植えてある庭木が掲載されたものを一冊 (それぞれ微妙に解説が違う場合がありますから、「コレ」と思ったものを一冊だけにした方が良いでしょう) 、お手元に置いておくと重宝しますよ。
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