聖書の記述通りに「エジプトのナイル川が血に染まった日」から、もうすぐ1年。その間にどれくらいの世界中の川や湖や池が「血に染まった」かを思い出してみる
主は更にモーセに言われた。「アロンに言いなさい。『杖を取り、エジプトの水という水の上、河川、水路、池、水たまりの上に手を伸ばし、血に変えなさい』と。エジプトの国中、木や石までも血に浸るであろう。」
モーセとアロンは、主の命じられたとおりにした。彼は杖を振り上げて、ファラオとその家臣の前でナイル川の水を打った。川の水はことごとく血に変わり、
川の魚は死に、川は悪臭を放ち、エジプト人はナイル川の水を飲めなくなった。こうして、エジプトの国中が血に浸った。
エジプトのナイル川が「血に染まった」2016年の春から1年経ち川や湖が赤くなった場合、特に西欧では、わりと大きく報道で取りあげられることが多いですが、なぜ、川や湖が血のように赤く染まることに、私も含めて、多くの人たちが興味を抱くのかというと、聖書などを含めた聖典や伝承などで 「終末的に描かれる」ため だと思われます。
というように記されてえおり、世界中のいろいろな他の川でも、赤くなることは印象的ではあるとはいえ、「やはり、ナイル川が血のように染まってくれないと」のように思う終末願望クラッシャーたちも多かったと思うのですが、それが「実現した」のが、昨年 2016年3月のことでした。
最近の ESA は、ロゼッタによるチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の着陸観測などクールな宇宙観測を敢行し続けているのですが、その ESA が昨年打ち上げた地球観測衛星センチネル3号(Sentinel-3A)が、1年前に、ナイル川流域を撮影して発表したものが下の写真でした。
ESAの人工衛星センチネル3号が撮影したナイル川流域 2016年4月1日 赤く染まったナイル川それは「時代」です。あるいは「時代の進行の中の科学技術」です。
このように植物の熱を色で識別することは、世界での植物の分布状況などを把握する際など、科学的研究に非常に利用できるものなのだそうですが、こういうもの、つまり 「ナイル川を赤く染める」ような技術は、その目的が何であれ「これまでなかった」 のです。
たとえば、昨年、NASA の地球観測衛星が「イランの湖が、ある日、真っ赤に染まっていた」ことを撮影して発見しました。
2016年7月に赤く変色したイランのオルーミーイェ湖 真っ赤に染まったイランのオルーミーイェ湖なお、旧約聖書での「十の災い」は、「水を血に変える」から始まるのですけれど、もう最近は 1から 10まで順番関係なく、「災いが降りかかり邦題」というようなご時世となっています。
(参考)
旧約聖書の「十の災い」
1. 水を血に変える 2. カエルの大群を放つ 3. ぶよを放つ 4. アブを放つ 5. 疫病を流行らせる 6. 腫れ物を生じさせる 7. ひょうを降らせる 8. イナゴを放つ 9. 暗闇でエジプトを覆う 10.初子をすべて殺す
それぞれに「赤くなる合理的な理由(藻やバクテリアなど)」が説明されているものがほとんどですが、注意したいのは、ほとんどにおいて 「かつて赤くなったことが記録されていない」 ということです。
ナイル川が血に染まった2016年の春以降の「赤い風景」 2016年3月 メキシコ・ラ・サリナ湖(原因:推定で水質汚染) 2016年5月 中国・河北省覇州市(原因:推定で工場の廃液による汚染) 2016年9月 ロシア・ノリリスク(原因:当局発表は「未知の物質」によるもの) 2016年9月 中国・運城塩湖(原因:推定で藻とバクテリア) 2016年10月 グアテマラ・サマラ川(原因:不明)このように「赤い水」と「大量死」はセットになっているあたり、冒頭の聖書の記述にあります、
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