アポロ17号が持ち帰った月の石から「未知の元素」を新発見。地球上のものと全然違うんですけど…
封印されたサンプルは「アポロ次世代サンプル分析(ANGSA)」と呼ばれ、NASAの計画のもと気密状態で保管されてきました。そして、ついにブラウン大学の地球・環境・惑星科学部のJames W. Dottin III助教授率いる研究チームが、17号が採取したサンプルの組成を分析したのです。このサンプルは、「ダブルドライブチューブ」と呼ばれる中空の金属管を使って、月面から長さ60センチほどのコアサンプル(柱状試料)として採取されました。
分析の結果、サンプル中の火山性物質に含まれる硫黄化合物は、地球上のものとは著しく異なることを示しました。この論文は、学術誌『JGR Planets』に掲載されています。
最新技術で解き明かされる
近年、NASAはANGSAサンプルの新しい研究を受け入れ始めています。そこで、Dottin氏は「二次イオン質量分析法(Secondary Ion Mass Spectrometry, SIMS)」という高精度な技術を用いた硫黄同位体の分析を提案しました。この手法は、サンプルが地球に持ち帰られた1970年代当時には存在していなかった技術です。
この技術を使うと、試料中の異なる同位体(質量数の異なる原子)の比率を測定することができます。この比率は、その物質がどこから来たかを示す「指紋」と言えます。したがって、同じ同位体比を持つ試料は、同じ起源を共有している可能性が高いのです。
月の初期や形成過程を知る手がかりに
同氏らは、中でも特に月のマントル由来と思われる火山岩部分を分析しました。その結果、試料中の火山性物質には「硫黄33( 33 S)」と呼ばれる安定同位体が非常に少ない硫黄化合物が含まれていることが判明。これは地球の硫黄同位体比とは大きく異なるものでした。
研究チームによると、この結果は、月の初期の化学反応によって硫黄が形成された、もしくは月の形成過程そのものに由来している可能性を示唆していると言います。
RANKING
- Daily
- Weekly
- Monthly
- Amazon
- 2026.03.28 18:00
- 91,798
- 2026.03.30 19:30
- 10,264
- 2026.03.30 20:00
- 7,895
- 2026.03.30 08:00
- 2026.03.25 20:00
- 111,813
- 2026.03.27 10:00
- 88,669
- 2026.03.28 18:00
- 91,798
- 2026.03.26 21:00
- 55,127
- 2026.03.01 19:00
- 488,631
- 2026.02.28 21:30
- 173,711
- 2026.03.15 08:00
- 180,300
- 2026.03.17 17:00
- 146,706
- 2026.03.03 01:05
- 125,799
- ¥3,799 ¥2,999
- ¥64,800 ¥57,610
LATEST NEWS
3Dモデリングの敷居の高さ、iPadがあればダダ下がりでした- 2026.03.30 23:00
- 2026.03.30 22:00
- 2026.03.30 21:30
- 2026.03.30 21:00
GIZMODO REVIEWS
Apple Watchの理想のバンドを発見。ミリ単位調整と高速着脱を両立- 2026.03.30 20:00
- 2026.03.30 18:00
- 2026.03.30 10:30
- 2026.03.30 08:00
- 2026.03.29 16:35
Copyright © Mediagene Inc. All Rights Reserved.