JBL M9500
エンクロージャーは強固なMDF材にグレー系NEXTELスエードコーティング仕上げを施した6角形状となっています。 設計においてはJBL独自の仮想等価チューニング方式を採用しており、上下2つのエンクロージャーの容積とダクトの共鳴周波数を変えることでローエンドまでスムーズに伸びる低域特性を実現しています。 また、狭いスタジオへの配置を考慮し、スピーカー背面のターミナルカップルを斜めに設置しており、プラグの突出を極力抑えています。
低域モジュール
低域には36cmコーン型ウーファーである1400Ndを搭載しています。 磁気回路にはネオジウムマグネットを採用しています。従来の方式では140度以上になると急激に磁力が低下するネオジウムマグネットをウーファーで使用するのは困難でしたが、独創的なベンテッド・ギャップ・クーリング方式を採用することでこれを解決しています。この方式ではギャップ部からユニット後部へ3ヶ所の貫通孔を設けており、ウーファーコーンの往復運動そのものを利用して空気流を通すことでボイスコイルを強制冷却しています。このため、熱の発生が大きくなる大振幅時に冷却用の空気の流通量が自動的に大きくなります。 また、磁気回路の強化によってギャップ部におけるトッププレート幅25.4mmを実現しています。さらに扁平度の高いアルミリボン線をエッジワイズ巻にしたショートボイスコイルを採用することで振動板の迅速な応答スピードと大きなリニアモーションを可能にしています。
高域モジュール
高域ドライバーユニットには475Ndを搭載しています。 475Ndは2450Jをベースにリファインされたユニットで、磁気回路が外磁型から内磁型に変更しています。また、振動板はリブ付きタイプから変更されており、音質を考慮しアクアプラスを塗布したフラットドーム・ダイアフラムを採用しています。ダイアフラムの口径は4インチ(10cm)で、ダイアモンドエッジ・サスペンションによって直線性の良い動作を確保しています。 さらに、伝統の逆ドーム型ダイアフラム・レイアウトによるコンプレッション・ドライバーの設計や、コヒーレントウェーブ・フェイズプラグと称する独特のイコライザーを経由して2インチ(5cm)径のスロートにつながる音道構成を採用しています。
その他
機種の定格 方式 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型 ユニット等 低域用:36cmコーン型(1400Nd)x2 高域用:ホーン型(475Nd) 周波数特性 35Hz~20kHz -6dB 出力音圧レベル 96dB/2.83V/m 公称入力インピーダンス 4Ω(専用ネットワーク使用時) 最大許容入力 400W(I.E.C Shaped noise、専用ネットワーク使用時) クロスオーバー周波数 650Hz(-18dB/oct) 外形寸法 本体:幅639x高さ1,406x奥行520mm ネットワーク:幅191x高さ305x奥行305mm 重量 本体:137kg ネットワーク:8.5kg ダイアフラム口径 102mm(4inch) インピーダンス 16Ω 周波数特性 500Hz~21kHz 出力音圧レベル 107dB/2.83V/m(ホーン付) 口径 355mm(14inch) fo 25Hz 周波数特性 20Hz~2kHz 出力音圧レベル 92dB/2.83V/m