Без кейворда
これによって,JIS K 4801:1994は改正され,この規格に置き換えられる。
序文 この規格は,今回,JIS K 4801の,品質,試験方法,包装などを改正した規格である。
1. 適用範囲 この規格は,産業爆薬について規定する。ただし,含水爆薬を除く。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
JIS A 5706 硬質塩化ビニル雨どい
JIS K 4800 火薬用語
JIS K 4806 工業雷管及び電気雷管
JIS K 4809 火薬類分析試験方法
JIS K 4810 火薬類性能試験方法
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 4800によるほか,次による。
a) あかつきダイナマイト ニトロゲルを基剤とし,坑外専用で,主として硝酸アンモニウムを含み,こ
b) 黒カーリット 過塩素酸塩を基剤とし,けい(珪)素鉄を含み,坑外専用の粉状のもの。
c) 青カーリット 過塩素酸塩を基剤とし,硝酸アンモニウム及び硝酸ナトリウムを含み,後ガスを特に
d) あかつきカーリット 過塩素酸塩を基剤とし,硝酸アンモニウムを含む粉状のもの。
4. 種類 産業爆薬の種類は,表1及び表2による。
備考 産業爆薬の分析試験を行う場合には,JIS K 4809による。
5. 品質 産業爆薬は,7.によって試験したとき,次の品質に適合しなければならない。
a) 耐熱 表1のダイナマイト及びニトロゲル含有量が質量分率6 %以下のアンモン爆薬は,65 ℃でよ
b) 性能 硝安油剤爆薬を除く産業爆薬は,製造直後に表1の性能に,硝安油剤爆薬は,表2の性能に適
表 1 産業爆薬の性能(硝安油剤爆薬は除く。)
なお、仮比重の測定は,JIS K 4810の5.7(仮比重)を参照。
7. b) 5.2)の起爆感度試験方法A法において,導爆線が3回とも爆発しない。又は,7. b) 5.3)の起爆感度試験方法B法において,3回とも漏斗孔を生じない。
6. サンプリング方法 品質が同一とみなすことができる1ロットの製品から,代表的な試料を採取する。
7. 試験方法 試験方法は,次による。
a) 耐熱試験 耐熱試験は,JIS K 4810の5.1.1(耐熱試験)による。
b) 性能試験 性能試験は,次による。
1) 落つい感度 JIS K 4810の5.2.1(落つい感度試験)による。
2) 爆速 JIS K 4810の5.5(爆速試験)による。
3) RWS JIS K 4810の5.6.1(弾動きゅう砲試験)による。
4) 殉爆 JIS K 4810の5.2.2(砂上殉爆試験)による。
5) 硝安油剤爆薬の起爆感度 硝安油剤爆薬の起爆感度試験は,次による。
5.1) 一般 硝安油剤爆薬の起爆感度試験は,硬質塩化ビニル雨どい又はカートン紙筒に硝安油剤爆薬
5.2) 起爆感度試験方法A法 起爆感度試験方法A法は,次による。
5.2.1) 装置及び器具 試料の容器は,JIS A 5706に規定する呼び60(外径60±2.0 mm),長さ130±20
図 1 起爆感度試験方法 A法の装置の概要
− 管の一端の中心に,JIS K 4806に規定する電気雷管を,その雷管体の上端が管の端と同一面に
− 管の他端の中心に,JIS K 4820に規定する長さ150〜300 mmの50グレイン導爆線を管の端か
5.3) 起爆感度試験方法B法 起爆感度試験方法B法は,次による。
5.3.1) 装置及び器具 試料の容器は,容量約950 ml,内径85 mmのふた付きカートン紙筒とする。
− 本体 深さ約165 mm,内径約85 mmの紙筒。側面厚さ約0.4 mmのらせん状二重巻,底厚さ約
− ふた 深さ約15 mmの紙筒でふたをしたとき,本体と密着するような内径とする。側面厚さ約
0.32 mmのらせん状二重巻,上面厚さ約0.45 mm。
図 2 ふた(蓋)付きのカートン紙筒の概要
5.3.2) 操作 カートン紙筒に硝安油剤爆薬を通常の包装状態と同様の仮比重で上端まで詰める。雷管を
c) 判定 7.a)及び7.b)の結果が,5.に適合する場合は“適合”,適合しない場合は“不適合”とする。
8. 記録 試験方法(規格番号),試験実施日,試験実施者,試験環境,試験結果,その他必要な事項を記
9. 包装 産業爆薬の包装は,次によるほか,法令の定めるところによる。
10. 表示 産業爆薬の外装の表示は,次による。
11. 安全取扱い上の注意事項 産業爆薬には,火気,衝撃,摩擦などを与えないほか,取扱いについては