Без кейворда
これによって,JIS L 1056:1987は改正され,この規格に置き換えられる。
Testing methods for sliding frictional melting of woven and knitted fabrics
1. 適用範囲 この規格は,主に合成繊維を使用した織物及び編物が体育館などの木材を使用した床面に
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
JIS K 6718-1 プラスチック−メタクリル樹脂板−タイプ,寸法及び特性−第1部:キャスト板
JIS K 8101 エタノール(99.5)(試薬)
JIS L 0105 繊維製品の物理試験方法通則
JIS L 0208 繊維用語−試験部門
JIS L 0803 染色堅ろう度試験用添付白布
JIS Z 2101 木材の試験方法
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS L 0208によるほか,次による。
a) 摩擦溶融 繊維製品が木材を使用した床面に衝突したときに生じる,摩擦熱による生地の溶融又は破
4. 試験場所 JIS L 0105の5.1(試験場所)によって試験を行う。
5. 試料及び試験片の採取及び準備 JIS L 0105の6.3(布状の試料及びその試験片)又は6.4(製品(縫製品)
6. 試験の種類 この試験には,次の3つの試験方法があり、試験を行う場合には、これらのうちから適
a) A法(衝撃形摩擦溶融試験機を用いる方法) 一定の衝撃力によって試験片の擦過面に生じる外観変
b) B法(ロータ形摩擦溶融試験機を用いる方法) 主に摩擦熱によって試験片が破損するまでの時間で
c) C法(円板形摩擦溶融試験機を用いる方法) 摩擦する速さの変化に対応する試験片の摩擦溶融状態
a) 衝撃形摩擦溶融試験機 図1に示すように衝撃球が60度の斜面上を400 mm滑走し,取付角度50度
b) 衝撃球 図2に示すような形態で,質量を10 kgとし,鉄球の直径が120 mmで,試験片取付場所に
c) 擦過板 JIS K 6718-1に規定されたセルキャスト板のもので,厚さ15 mmのもの。
d) エタノール JIS K 8101に規定されたもの。
図1 衝撃形摩擦溶融試験機の例 図2 衝撃球
大きさ25 cm×6 cmの試験片をそれぞれ3枚採取し,図2に示す衝撃球に所定の荷重(1)で取り付ける。次
注(1) 所定の荷重とは,試験片の単位面積当たりの質量 (g/m2) ×0.3によって算出した荷重。
a) ロータ形摩擦溶融試験機 図3に示すように一定の回転速度で回転する木製回転体に試験片を9.8 N
b) 木製回転体 直径50 mmの円柱形で,桜材(3)を使用し,表面をJIS R 6252に規定されたP800番の研
c) 試験片取付けバー 直径20 mmの円柱形で,試験片取付場所に弾性部材としてJIS L 0803の 表1に
図 3 ロータ形摩擦溶融試験機の例及び摩擦部の拡大図
操作 4.の試料から,織物はたて糸方向,編物はウェール方向に大きさ5 cm×8 cmの試験片を10
備考1. 試験を行うときは,1枚の試験片ごとにJIS R 6252に規定するP800番の研磨紙を試験片取付
2. 試験開始時の設定時間は,生地の表側が合成繊維100 %のものを5秒,耐摩擦溶融加工品及
a) 円板形摩擦溶融試験機 図4に示すように49.0 N の力を加え,変速可能な回転円板に試験片を衝突さ
せることができ,そのときの1分間当たりの回転数 (rpm) が測定できるもの。
b) 回転円板 ブリネル硬さ(7)3.0〜6.0 N/mm2 のけやき材を使用し,表面をJIS R 6252に規定されたP240
c) 試験片把持具 図5に示すもので,ブリネル硬さ(7)3.0〜6.0 N/mm2 のけやき材を使用し,先端は直
径5 mmの円形を平面とする。表面はJIS R 6252に規定するP240番の研磨紙によって仕上げる。
注(7) JIS Z 2101による。
図4 円板形摩擦溶融試験機の例 図5 試験片把持具
操作 4.の試料から大きさ10 cm×10 cmの試験片を12枚以上採取する。試験片6枚を用いて,こ
(9) “破損しているとき”とは,試験片の摩擦面を指で押し込み,直径1 mm以上の穴が確認でき
付着したときは,JIS R 6252に規定するP240番の研磨紙によって研磨し,布でふき取る。
2. 試験開始時の所期回転数は,合成繊維にセルロース系繊維又は毛を30 %以上混用したものに
ついては,1 050 rpm[薄地(厚さ0.3 mm以下)のものを除く。],その他の織物及び編物に
ついては,単位面積当たりの質量140 g/m2程度のときで450 rpm,240 g/m2程度のときで700
rpm,280 g/m2程度のときで800 rpmにすることが望ましい。
8. 試験報告書 試験報告書には,次の事項を記載する。
例1. 年月日 JIS L1056 A法(衝撃形)21
例2:年月日,JIS L 1056,B法(ロータ形),21℃ 63% RH,30秒
例3:年月日,JIS L 1056,C法(円板形),21℃ 63% RH,350rpm
例4:年月日,JIS L 1056,B法(ロータ形),21℃ 63% RH,10秒 (2800rpm)