【時代解説:18世紀前半(1701〜1750年)】大西洋三角貿易が活発化し英仏が覇権争いをした頃の世界史を解説!
アフリカからアメリカ大陸へ黒人奴隷を連行し、アメリカ大陸で砂糖・綿花などを生産してヨーロッパに持ち帰り、ヨーロッパで綿織物などの製品を生産してアフリカに輸出する、大西洋三角貿易が展開されてヨーロッパ各国が利益を得ます。 そんな中、1707年にグレートブリテン王国となった イギリスとフランスの覇権争いが激しくなり、ヨーロッパ・新大陸・インドを舞台に何回も戦争が起こります。18世紀前半は、ややイギリス優勢に進みます。
一方、ドイツでは啓蒙専制君主の改革によって、プロイセン・オーストリアが台頭します。 1701年にフリードリヒ1世が即位してプロイセン王国が成立 し、1713年に即位したフリードリヒ=ヴィルヘルム1世は軍備増強を進めます。そして1740年に即位したフリードリヒ2世がオーストリア継承戦争に勝利して1748年にシュレジエンを獲得するなど、勢力を拡大します。オーストリアも1714年にスペイン領南ネーデルラントを獲得するなど、勢力を拡大します。
東ヨーロッパバルト帝国を築いたスウェーデンは1700〜1721年にロシアとの北方戦争に敗れ、領土を縮小します。勝利したロシアはバルト海の覇権を握ります。 さらに1707年にはカムチャッカ半島を征服、1727年には清とキャフタ条約を結んでさらに国境線を確定させます。1741年にはアラスカも領有し、広大な領土を支配します。
西アジア・中央アジア 東アジア清では1722年に即位した雍正帝が君主独裁制を強化し、対外進出も進めます。1727年にロシアとキャフタ条約を結んでモンゴル方面の国境を確定し、モンゴルの支配を確立します。 次に1735年に即位した乾隆帝も対外進出を進め、清の領域はさらに広がります。
南アジア・東南アジア アメリカアメリカ大陸では黒人奴隷によるプランテーション農業によって砂糖や綿花の生産が増える中、イギリスとフランスが植民地を巡って激しく争い、イギリスが優位に立ちます。
18世紀前半は大西洋三角貿易が活発化し英仏が覇権争いをした時代
このように、 18世紀前半は大西洋三角貿易が活発化し英仏が覇権争いをした時代でした。 ヨーロッパ・アメリカ大陸・アフリカの大西洋三角貿易によってヨーロッパ各国が利益を得ると同時に、イギリスとフランスの覇権争いが激しくなります。アジアでは清が勢力を拡大する一方で南アジア・東南アジアへのヨーロッパ諸国の進出が進みます。
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