KSWeb
時は1991年。この年、成田空港の空港ターミナルの直下に成田空港駅が開業する。それまでは京成電鉄が独自に成田空港駅 1) を空港至近に設けて空港輸送を行っていたが、バス連絡が必要で不便だったということもあり、成田空港の空港としての国際競争力のためにもアクセス改善が求められていた。そこで、成田新幹線用に建設した施設を転用することとし、JR東日本と京成をそれぞれ空港直下に乗入れさせることにしたのだった。
このほか変わり種の列車としては、特別快速「エアポート成田」というのがあった。1991年から翌92年のわずかな間、1日1往復の臨時列車として運転されていたものである。総武快速線内の停車駅は東京、錦糸町、船橋、津田沼、千葉、成田、成田空港 2) という速達列車で、従来の総武線快速とは停車駅が異なることから、この列車に限り上り方向も特別快速「エアポート成田」として走った。1994年に登場したE217系においても特別快速「エアポート成田」に関連する行先表示が用意されており 3) 、過去にそういう列車が走っていたことの名残をとどめている。もし仮に同列車が現在も何らかの形で運転されていたなら、「エアポート成田」の愛称の行方も違うものになっていたのかもしれない。
JR東日本E217系 横クラY-15編成2018.1.30/千 葉
とは言え、27年間使い続けてきたものを取りやめるのも今さらのように思われるのだが、冷静になって考えると「エアポート成田・成田空港行」って成田空港と2回言っているだけである。外国人にしてみたら、The Airport Narita train for Narita Airport で空港成田で成田空港?? 何言ってだこいつHAHAHAとなっている気がしないでもないので、ここらへんももしかしたら愛称の廃止に影響していたりして??
- 1)現在の東成田駅である。
- 2)大船発着の特別快速「エアポート成田」の場合、横須賀線内は各駅に停車していた。
- 3)「特別快速エアポート成田・成田空港」、「特別快速エアポート成田・東京」、「特別快速エアポート成田・大船」の3コマが用意されている。
Copyright © 2000-2026 KSWeb All Rights Reserved.