. MINI クーパーS クラブマン 新車試乗記 - MOTOR DAYS(モーターデイズ)
MINI クーパーS クラブマン 新車試乗記 - MOTOR DAYS(モーターデイズ)
MINI クーパーS クラブマン 新車試乗記 - MOTOR DAYS(モーターデイズ)

MINI クーパーS クラブマン 新車試乗記(第783回)

冒頭で触れたように、先代クラブマンにあったクラブドアが廃止され、一般的な前ヒンジの4ドアワゴンに生まれ変わった新型。ユニークさは薄れたが、実用性は明らかに向上した。デザイン上、ドア以外に大きく変わったのはリアコンビランプで、先代クラブマンではクラシックMINI時代の2ドアワゴン版(モーリス ミニ トラベラーなど)に倣った縦型だったが、新型ではMINIの上級2ドアクーペ「ペースマン」のような横型に変更された。おそらく上級感を出すためだろう。

全幅は1800mmに一挙拡大 標準タイヤは全車225/45R17だが、試乗車はオプションの225/40R18(ランフラット)を履く 正面から見ると、そのワイドトレッドやフェンダーの張り出し感やよく分かる 全高が低いため、ワゴンというよりシューティングブレイク風にも見える 全長(mm) 全幅(mm) 全高(mm) WB(mm) 最小回転半径(m) MINI 3ドア(F56型、2014~) 3835~3860 1725 1415~1430 2495 5.15 MINI 5ドア(F55型、2015~) 4000~4015 1725 1445 2565 - MINI クラブマン(R55型、2007~) 3935~3980 1685 1440 2545 5.5 MINI クロスオーバー(R60型、2010~) 4105~4145 1790 1550 2595 5.8 新型MINI クラブマン(F54型、2015~) 4270 1800 1470 2670 5.5 VW ゴルフ GTI(2013~) 4275 1800 1450 2635 5.2 BMW 2シリーズ アクティブツアラー(2014~) 4350~4355 1800 1550 2670 5.5 BMW X1(2015~) 4455 1820 1600~1610 2670 5.4 4代目トヨタ プリウス (2015~) 4540 1760 1470~1475 2700 5.1~5.4

インテリア&ラゲッジスペース

MINI初の電動パーキングブレーキを採用 試乗車はオプションの「レザー クロス・パンチ ピュア・バーガンディ(スポーツシート)装着車 エンジンの始動・停止はセンターコンソールのトグルスイッチで行う 夜間は乗降時にLEDライトが足元を照らしてくれる。地面に浮かび上がるロゴマークにびっくり 8.8インチワイドディスプレイとナビは全車標準 MINI コントローラー(BMWで言うところのiDriveコントローラー)と電動パーキングブレーキのスイッチ クラブドアを廃止し、便利さアップ 運転席メモリー機能付き電動レザーシートもオプションで用意 ドアの数的に先代が5ドアだったとすれば、新型は6ドアと言える 後席は先代より明らかに広く、乗降性もアップ 荷室容量アップ。スプリットドアは健在 後席は標準だと60:40分割だが、「スルー・ローディング・システム」装着車なら40:20:40の3分割 荷室容量は360~1250L。背もたれは完全にフラットには倒れない スプリットドアは、ドアハンドル、スマートキー、バンパー下に足をかざす、の3通りで開けられる

基本性能&ドライブフィール

4気筒ターボのクーパーSに試乗 BMWの2L直4ターボ「B48A20A」エンジン。1.5L 3気筒ターボ版は「B38A15A」と呼ばれる

「クーパー」に搭載される1.5L 3気筒ターボと比べると、さすがにこちらは滑らかに回る。車重は1470kgで、先代クラブマン(1.6L ターボ)よりも約200kg、現行3ドアハッチのクーパーS(6ATで1320kg)より約250kgも重いので、「やんちゃ」なほどの加速感はなく、扱いやすさが光るタイプ。2000rpm以下でアクセルを踏むと、ふわっと優しいトルク感が盛り上がる。

Greenモードでは「効果的な走る喜び」(写真)、Midモードだと「際立つMINIの走る喜び」、Sportモードにすると「最高のゴーカートフィーリング」と表示 オトナになった「ゴーカート感覚」 運転モード切替スイッチはシフトレバーの根元。真ん中がMid(ノーマル)、左にスライドさせるとSport、右にスライドさせるとGreen(エコ)。走行中でも割と操作しやすい 試乗燃費は10.1~11.8km/L。JC08モードは16.6km/L

ここがイイ

実用的になった

ここがダメ

飛び出る&閉めるときに重いスプリットドア。リアシートの座り心地

総合評価

MINIの、よりスペシャリティなバージョン

広報サイトによれば「独創的なスプリット・ドアによるユーティリティの高さ、クラフトマンシップあふれる上質な移動空間が高く評価され、日本自動車研究者ジャーナリスト会議が主催する第25回 RJC カーオブザイヤーにおいて、THE NEW MINI CLUBMAN. が輸入車部門を受賞しました。」とのこと。RJCのCOTYはいまいちピンとこないことが多いが、ここでもやはりそんな感じだ。というのも、リアのスプリット・ドアはセンタピラーが後方視界をさえぎってじゃまだし、「ここがダメ」で書いたように使い勝手がいいとはあまり思えない。また、一般的なハッチゲートと違って開けた時にひさしにならないので、雨が降っている時にもちょっと困るかも。使い勝手より伝統デザイン重視でしょ、と思わざるをえない。

カタチはMINIなのに普通に実用的 「昔のスガタで出ています」

試乗車スペック MINI クーパーS クラブマン (2.0L 直4ターボ・8AT・384万円) ●初年度登録:2015年10月 ●形式:DBA-LN20 ●全長4270mm×全幅1800mm×全高1470mm ●ホイールベース:2670mm ●最低地上高:-mm ●最小回転半径:5.5m ●車重(車検証記載値):1470kg(890+580) ●乗車定員:5名

●エンジン型式:B48A20A ●排気量:1998cc ●エンジン種類:直列4気筒DOHC・4バルブ・直噴・ターボ・横置 ●ボア×ストローク:82.0×94.6mm ●圧縮比:11.0 ●最高出力:141kW(192ps)/5000rpm ●最大トルク:280Nm (28.6kgm)/1250-4600rpm ●カムシャフト駆動:- ●使用燃料:プレミアムガソリン ●燃料タンク容量:48L

●駆動方式:前輪駆動(FF) ●サスペンション形式(前):マクファーソンストラット+コイルスプリング ●サスペンション型式(後):マルチリンク+コイルスプリング ●タイヤ:225/40R18 (Pirelli Cinturato P7 RunFlat)

●試乗車価格(概算):472万5000円 ※オプション:ボディカラー(メルティング・シルバー・メタリック) 7万6000円 、CHILI PACKAGE(コンフォートアクセスシステム+MINIエキサイティングパッケージ+マルチファンクションステアリング+クルーズコントロール+自動防眩エクステリアミラー+MINIドライビングモード+スルーローディングシステム) 32万5000円、スタースポーク アロイホイール ブラック 2万5000円、リアビューカメラ+PDC 10万3000円、ファイバーアロイ イルミネーテッド 7万5000円、レザークロス・パンチ ピュア・バーガンディー(スポーツシート) 28万1000円 ●ボディカラー:メルティング・シルバー・メタリック/ブラックルーフ ●試乗距離:約200km ●試乗日:2016年3月 ●車両協力:MINI 名古屋名東

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