アメリカでファミコンを「NES」として販売した理由とは? NES発売40周年で任天堂の元従業員が語る
任天堂のファミリーコンピュータ(ファミコン)は、アメリカでは「Nintendo Entertainment System(NES)」という名前で売り出されており、本体やコントローラー、カセットに至るまで形状が全く異なります。なぜ日本のファミコンのままではなくNESとして新たなデザインとともに売り出したのかについて、任天堂のアメリカ法人「Nintendo of America(NoA)」の元従業員がNES発売40周年を記念するパネルディスカッションで語りました。
パネルディスカッションに登壇したのは、当時のNintendo of America(NoA)の主要メンバーで営業担当バイスプレジデントだったブルース・ロウリー氏、マーケティング・コミュニケーションズ・マネージャーとしてパッケージや広告を担当したゲイル・ティルデン氏、そしてNES本体のデザインを担当したデザイナーのランス・バー氏です。
1980年代にNoAが直面した最大の問題は、「ATARIショック」と呼ばれるアメリカのビデオゲーム市場の完全な崩壊でした。ロウリー氏によれば、小売業者はビデオゲームにうんざりしており、ATARIは売れ残ったカートリッジをアリゾナの砂漠に埋めている有様でした。このため、新しいビデオゲーム機を市場に投入することはほぼ不可能と見なされていました。
ATARIの失敗の一つは、パッケージのイラストと実際のゲーム画面がかけ離れていたことでした。ティルデン氏率いるマーケティングチームは、この過ちを繰り返さないよう、あえてゲーム内のピクセルアートに近いグラフィックをパッケージに使用し、消費者を裏切らないデザインを採用しました。さらに、消費者の信頼を勝ち取るため、ゲイルは「任天堂品質保証シール」(Nintendo Seal of Quality)を作成しました。
最終的な成功の鍵は、製品の圧倒的な品質、特に「アーケードゲームと全く同じ体験が家庭でできる」ことでした。懐疑的な小売業者や消費者にそれを理解させるため、ティルデン氏はニューヨーク・メッツの野球選手ムーキー・ウィルソンを起用したモールツアーを企画し、子どもたちに実際にゲームを体験させるイベントを開催しました。これが決定打となり、NESは市場の崩壊から奇跡的な復活を遂げることになります。
この記事のタイトルとURLをコピーする2025年11月16日 23時30分00秒 in 動画, ハードウェア, ゲーム, Posted by log1i_yk
You can read the machine translated English article Why was the Famicom sold as the 'NES' in….
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