絆(きずな)|加山雄三さんがNTTタウンページCMキャラクターだった時代
そうして続けていた構成作家の仕事は、40歳で急性腎炎になって倒れたときに辞めてしまったけれど、レコードを含め記念になるものは少しだけ取ってある。下のスタッフジャンパーは、加山さんがマリンウェアのブランド SINACOVA (シナコバ)で特注したもの。毎年のようにスタッフジャンパーを作っていた時期があったので、この他にも夏用・冬用を数着持っていたが、引越しのときに捨ててしまった。今ならお宝になったのにと残念である。
15回以上の引越しブルーを経験し、バツ2でシングルの私には程遠い環境。でも2コーラス目の「あたたかいこの地球(ほし)に 君がいて僕がいる 空という屋根の下 ひとつの家族」は現在に通じている。とうに別れてしまった夫や彼氏、あちらの世界に行ってしまった恩師や友人、家族をひっくるめ、みんなが一つの家族なんだと思える年齢になった。NHKで子どもの歌を書くようになり、「おかあさんといっしょ」で流れる「あしたはだれに会えるかな」を作詞したのも、ルーツはこの「絆」にある。
せわしい都会にも 渡り鳥がくる頃は 誰もが足を止め 笑顔を向ける 久しく離れてた 友達に会うように 懐かしい喜びに 心をとめる
時間は過ぎゆくもの そして季節はめぐるもの 幾度も冬を越えて 育っていく愛
住み慣れたこの家に 君がいて僕がいる 穏やかなしあわせが 何より嬉しい
今までどれだけの さよならに会っただろう これからどれだけの 愛に会うだろう やがては憎しみも 枯葉が朽ちるように 心の土になり 消える日がくる
時間は過ぎゆくもの そして季節はめぐるもの 忘れて許しあえる 絆が芽生える
あたたかいこの地球(ほし)に 君がいて僕がいる 空という屋根の下 ひとつの家族