映画『ロッキー』の生卵飲み干しシーンで米国人観客が悲鳴を上げた理由
余談だが、76年はアメリカ建国200周年にあたり、舞台のフィラデルフィアは独立宣言が行われた“アメリカ誕生の地”として意味がある。そして、ロードワークで走る場面、市場のオヤジから投げられたフルーツ(オレンジとリンゴ説の両方がある)をキャッチする姿も印象的だ。予算がないB級映画で小規模クルーが映画のロケとは思われず、本物のボクサーの撮影と間違えられたハプニング映像だったという。これは当時、まだ誰も知らない無名の役者、スタローンが生んだ偶然の産物なのだ。その後、この映画は大ヒットし(アカデミー賞の作品賞、監督賞、編集賞などを受賞)、まさしくアメリカン・ドリームを勝ち取ったのがスタローンその人だった。そしてこの8月、シリーズ最大のヒット作「ロッキー4」をスタローンが再構築、「ロッキーVSドラゴ ROCKY IV」が公開。42分の未公開シーンが入り、スタローンが長い間、自分が理想とする作品に作り直した。
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