多くの人々たちの協力をもとに活動を続ける「ONE」がNo.1を目指して初戦突破
試合後、メディア対応したONEの石川奈美ヘッドコーチは、「最初は緊張していたようですが、自分たちが準備してきたことをやれたと思います」と試合を振り返った。石川HCは以前、浜松開誠館中学で指導にあたっており、昨年のウインターカップで活躍した浜松開誠館高校の後藤音羽を擁して、第2回大会に出場している。 現在は15年奉職した浜松開誠館中学を辞め、クラブチームを立ち上げた。その理由を聞くと、「小学校でバスケを始めた子たちが中学でもっとバスケをしたくても、現在の部活を取り巻く環境の中では思い切りバスケができなかったりします。バスケを教わりたい子がいるなら指導してあげたいという気持ちが強くなって、このクラブを作りました」と話してくれた。 多くのクラブチームが苦労する練習会場は「一定の会場ではなく、浜松市内の協働センターを抽選で申し込まなければいけないので、ジプシーですね」と石川HC。それでもスタッフを含めた努力により、火曜・水曜・木曜を練習日としている。ユニークなのは金曜日。この日は練習を行わず、協働センターの会議室を借りて、塾の先生にお願いして英語と数学の授業を行ってもらっているという。そして、土曜・日曜は練習試合にあてている。 「うちの特徴の一つとして、セカンドチームもあること。ファーストチームは主に高校生の胸を借り、セカンドチームは中学生と対戦しています。セカンドチームも県外遠征をすることが増えてきて、今では高校生と試合することもあります。このように対戦相手になっていただいた高校や中学、そして先生たちのご協力があって、自分たちが強くなったと思います」 石川HCは感謝の言葉を忘れなかった。 センターの神谷和は「大きい体育館であったり、お客さんがたくさんいる中での試合だったので、緊張は大きかったのですが、気持ちで勝ちました」と試合を振り返った。この試合、20分30秒の出場で15得点5リバウンドをマークし、チームの初勝利に貢献したものの、「ディフェンスがあまり良くなかったので50点です」と自己採点。「たくさん練習してうまくなりたかったので」と、クラブ入りの理由を話してくれた。 神谷は中学2年ながら身長174センチとチーム最長身。昨年の10月に味の素ナショナルトレーニングセンターで開催された「2024年度 U14ナショナル育成センターキャンプ」に招集された期待の選手だ。現在はセンターでプレーしているも「将来はドライブや3ポイントシュートも打てるようになりたいです」と将来を見据える。 「ここで代表の皆さんが練習しているんだなと思ったら、めっちゃ興奮しました」とキャンプを振り返る神谷は、「最初は全国からうまい人が集まっていたのでコミュニケーションが取れるのか不安でしたが、それも出来ましたし、色んな人たちと一緒に練習ができていい経験になりました」と笑顔を見せた。 石川HCは「目標は日本一」と大会に臨んだが、「組み合わせが厳しいので」とコメント。それでも「菊陵中のような強いチームと戦えるのは望んでもできないことなので、どのような試合をしてくれるのか楽しみです」と期待。 神谷は「対戦相手が強いチームだと自分が逃げてしまって負けることが多いので、明日は逃げずにシュートも決めたいと思います」と前を向いた。 チーム名のONEには「一番になる」「みんなと一緒に」という意味を込めて石川HCが名付けたという。その実現のために一歩一歩大会を勝ち上がっていく。 文=入江美紀雄
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- #京王 Jr.ウインターカップ2024−25 2024年度第5回全国U15バスケットボール選手権大会
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