大迫力!鮭の遡上が見られる場所・観察ポイント
産卵前の脂ののった旬の鮭を 「秋味(あきあじ)」 といい、産卵後の鮭のことを北海道の方言で「ほっちゃれ」といいます。 また、 「ほっちゃれ」 という方言には、 「疲れて元気のない人」 という意味もあるほか、お菓子の名前にも使われています。 「ほっちゃれ」というお菓子は、北海道北見市にある「菓子處大丸(かしどころだいまる)」の名物。鮭をかたどった皮の中に小豆餡(あん)が入っており、ふんわりとした食感と優しい甘さのバランスが人気の和菓子です。
鮭が遡上する川の特徴
続いては、鮭が遡上する川の特徴についてみていきましょう。鮭の遡上は日本各地で見ることができますが、 共通している河川の特徴は主に次の3点 です。
- 水質が自然に近い状態であること
- 水温が10℃前後であること
- 淡水の川であること
さてここで、 淡水で生まれた鮭に不思議な生態 があることをお気づきでしょうか。それは、淡水魚でありながら塩分を含む海でも生きられることです。その理由には 「浸透圧の調整機能」 が関係しているといわれています。
札幌近郊で鮭の遡上が見られる場所と観察ポイント
鮭は東北地方をはじめ、日本全国で遡上する姿が確認されています。その中でも 一番多く遡上を見られる場所は、やはり北海道です 。 2021年での北海道の秋鮭来遊数(沿岸と河川での捕獲数の合計)は、年間1,863万尾にものぼりました。
今回は、北海道の中心都市である札幌近郊で、鮭の遡上が見られる代表的な場所をピックアップ!豊平川、琴似発寒川、星置川の3か所をご紹介します。
豊平川 豊平川での観察ポイント豊平川へのアクセス
- 豊平橋(上流側)~地下鉄南北線「すすきの」から徒歩10分
- 水穂大橋(下流側)~地下鉄東西線「バスセンター駅前」から徒歩11分
- 東橋(下流側)~JR千歳線「苗穂駅」から徒歩9分
札幌西部を流れる琴似発寒川は、 鮭が遡上する川の中でもトップクラスで観察のしやすいポイント です。毎年300~500尾ほどの鮭が遡上し、産卵しています。 川幅の広い豊平川と比べると川幅も狭く小さい川であるため、遡上する鮭の姿を見つけやすいのが特徴です。
- 寒月橋(かんげつばし)下流
- 農試公園橋(のうしこうえんばし)下流
琴似発寒川付近での鮭の遡上観察は、 最初に寒月橋の上から見るのがおすすめ です。橋の上からのぞいてみると、遡上する鮭のいる場所がよくわかります。
琴似発寒川での観察ポイント②農試公園橋下流琴似発寒川下流にあたる農試公園橋付近の遡上観察は、 橋の上からはもちろん、右岸側からさらに下流方面に歩いた場所がおすすめ です。最盛期には、遡上した鮭があちこちで産卵している様子を見ることができるといわれています。
琴似発寒川(寒月橋側)へのアクセス
- JR函館本線「琴似駅」から徒歩9分
- JR函館本線「発寒中央駅」から徒歩10分
鮭が産卵する場所は河口から約1.5km~2km上流にあたる、国道5号線から星観(ほしみ)緑地までの一帯です。 中でも特に観察しやすいポイントは、次の2か所 です。
- JRの鉄橋(旧「JRえん堤」)付近
- 星流(せいりゅう)橋付近
星置川での鮭の遡上観察ポイント1か所目は、JRの鉄橋付近です。 この観察ポイントには、以前堤防があったため、鮭がせき止められて産卵していたそうです。 星置川を横切るJR鉄橋がすぐ上流にあることから、通称「JRえん堤」と呼ばれていましたが、現在はこの場所にえん堤はありません。
星置川の観察ポイント②星流橋付近星置川へのアクセス
- JR函館本線「ほしみ駅」から徒歩5分
まとめ
なお、北海道の河川で鮭を釣ることは規則により禁止されています。遡上する鮭は あくまでも「観察」のみに留めておきましょう。