ソウルジャズの伝統を継ぐ精鋭オルガン・トリオ、Parlor Greensが語るグルーヴの真髄
ティム・カーマン(Dr)、アダム・スコーン(Org)、ジミー・ジェイムス(Gt)。コールマイン、カーマ・シェフ、ダップトーンなど現行インディーズ・ソウルの要を担うプレイヤーたちが集ったトリオは、それこそ半世紀以上前から人々を躍らせてきた南部ソウルやオルガンジャズを受け継ぎ、現代に甦らせた。インストゥルメンタルでありながら、楽器が言葉の代わりを務めているかのよう。彼らの演奏は内側にも外側にも通じ合い、生々しいグルーヴを作り出す。初来日の舞台は、フジロック'25初日の〈FIELD OF HEAVEN〉。期待が高まるなか、この強者過ぎる新人バンドのメンバー3人に話を聞いた。
2024年のデビューアルバム『In Green We Dream』
3人の驚くべきケミストリー
─まずは、この3人がどうやって集ったのか。テリーさんのアイデアだったと聞いてます。
左からジミー・ジェイムス(Gt)、アダム・スコーン(Org)、ティム・カーマン(Dr)Photo by Mitch LaGrow
─以前から3人にはつながりはあったんですか?
─確かに、スタジオでセッションを始めて10分で「West Memphis」が完成してしまったんですよね。そのまま3人で曲作りを続けて、3日後にはアルバム全曲も完成してしまったと聞いてます。ある程度予想していたとはいえ、そのケミストリーの強さは自分たちでも驚きだったのでは?
─オルガン・トリオとしてパーラー・グリーンズには、ブッカー・T&ザ・MG'sやミーターズのようなアメリカ南部のソウルインストや、1960年代のブルーノートやプレステッジ・レコードからリリースされていたソウルジャズなど、いろんな要素を感じます。とりわけ強く意識して3人で共有したお手本はあるんでしょうか?
─音楽に詳しい人たち同士だと、誰かが主導権を取ろうとしたり、好みや方向性を押し付けるようなことも起こりがちですよね。
ティム・カーマン(Dr)Photo by Tyler Jordan Soucy
─YouTubeで見ることができるライブ映像だと、まさにその最高のフィーリングが目に見えます。特に、ギターを弾いてるときのジミーさんの表情には引き込まれるし、生でライブを見たくなるんですよ。そういう意味で、自分たちの演奏の見え方にも魔法が宿っていることは予想してました?
ジミー・ジェイムス(Gt)Photo by Tyler Jordan Soucy
アダム・スコーン(Org)Photo by Tyler Jordan Soucy
Translated by Sachiko Yasue
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