. 1/2) | 奥多摩尾根歩き
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越沢アルペンルート、鉄五郎新道、梅沢左岸尾根

今回は越沢(こいざわ)アルペンルート鉄五郎新道を登り、丹三郎尾根を経て梅沢左岸尾根を下りました。梅沢左岸尾根はテキトーな名付けです。 鉄五郎新道は『奥多摩 登山詳細図(東編)』(吉備人出版)に「古里駅〜寸庭〜金毘羅神社〜広沢山〜大塚山〜御岳山」のルートが紹介されています。越沢アルペンルートは越沢バットレスという岩登りのゲレンデの稜線を登ります。鎖場だらけのそうとう恐ろしいルートらしいですが距離は短く、てっぺんの金比羅神社を越えると鉄五郎新道に合流します。 梅沢左岸尾根丹三郎尾根の760m圏から北東に下り、川井駅近くの奥多摩大橋の南詰で多摩川に没している尾根です。 想像以上に怖かったり想像以上に楽ちんだったりの尾根歩きになりました。

■ コース [START]JR青梅線鳩ノ巣駅→雲仙橋→(20分)東屋→鳩ノ巣ガーデンキャンプ場→越沢バットレス→(35分)越沢アルペンルート→瞑想堂→金比羅神社→(45分)鉄五郎新道→広沢山→(1時間30分)大塚山→(15分)中ノ棒山→丹三郎尾根→(15分)760m圏→梅沢左岸尾根→(1時間25分)道路→吉野街道→神路橋→御岳渓谷左岸遊歩道→(1時間25分)[GOAL]JR青梅線沢井駅 (6時間30分) ■ 歩いた日 2025年1月11日(土) ※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

越沢アルペンルートはわかりづらく少々デンジァラスなアプローチからの戦慄の鎖場。落ちたら墓場の鎖場がつづきます。肝を冷やすというよりは五臓六腑が凍りつく岩稜を直登したり巻いたり、下を見たら負けの高度感の恐怖に神経が麻痺しかけたころにてっぺんに建つ金比羅神社の社に登り詰めます。

おはようございます。鳩ノ巣駅です。駅舎を出て右へ、すぐにきれいなトイレを過ぎて突き当りを左へ青梅街道に下っていきます。 青梅街道を渡り左へ。坂を下っていくと 橋から多摩川の上流方向を眺めます。寒いです。 道なりにゆるく登ってきて棚澤第二ポンプ場を左へ。右は林道越沢線です。後で一瞬、接します。左へ進むとすぐにトイレがあります。 林道ができる前の道なのでしょうか。 ぐーっと登り詰めると東屋が建っていました。 まだまだ眠そうな棚澤(鳩ノ巣駅周辺)の家並みです。んっ、ピントが合ってないだけか。 東屋を出るとすぐに越沢林道と接しますが林道には上がらずそのまま下っていきます。 鳩の巣ガーデンキャンプ場への道です。 「バットレス」の矢印に従って左下へ。 キャンプ場を左手に見下ろしながら進み、 キャンプ場の先で越沢に向かって下っていきます。 右岸の岩壁に圧倒されながら左岸を歩きます。 ロープが張られた危なっかしい道です。ロープが途切れたところから岩伝いに右岸に渡ります。 倒木みたいな木橋が架かっていました。渡る必要はないし渡る勇気もありません。写真に撮っていませんが岩壁と鎖にしがみつくようにして進んでいます。 右岸の踏み跡をたどっていくとめざす越沢アルペンルートの道標が立っていました。手すりの付いた階段に向かって踏み跡が登っています。せっかくだから越沢バットレスを見に行きます。 「岩山自生植物 自然観察園」の看板、 「剃刀岩」の看板を通過すると 東屋が見えてきました。

東屋に覆いかぶさるような岩壁です。これが越沢バットレスなのでしょうか。正直なところよくわかりません。上流に向かってまだ岩壁はつづいているようです。こんな壁を登るのでしょうか。人様のことながら「やめといたほうがいい」と思うのはわたくしだけでしょうか。岩肌の硬そうな質感がこれから向かう越沢アルペンルートの緊張感を高めます。

越沢アルペンルートの取付はコンクリート階段です。 すぐにコンクリートから工事現場の足場のような鉄板の階段になって岩壁に沿って登っていきます。かなりの勾配です。すでにちょっと怖いです。 これを登りきれば稜線です。 ヤセた稜線に立ちます。なんだか「もういいんじゃないの?」みたいな気分です。 左の岩稜の突端に向かってロープが張られています。たどります。 尾根を歩いていくと東屋が見えてきました。バットレス下の東屋は沢に突き出ていましたが、こちらは宙空に突き出ています。 「瞑想堂 バットレスキャンプ場」と書かれた扁額が掛けられていました。「ここで瞑想なんてとんでもない」と思うのはわたくしだけでしょうか。 堂の横に回り込んで越沢の上流方向を撮影。堂の床を歩く勇気は出ませんでした。 階段まで引き返してきました。進みます。 絵に描いたような岩稜です。岩に沿って鎖が張られています。 「馬の背」と書かれていますが眼前の稜線はヒュッと立った「キリンの首」にしか見えません。 鎖です。鎖をつかみ、岩の凹凸を探しながら登ります。 尾根歩きの範疇を越えているような気がしてきました。 ここなんかはほぼ垂直の岩壁です。いくら鎖があっても無理。登れっこありません。 眼下に滝が見えました。中央やや右下の白い点です。 くの字に曲がって登っていきます。 振り返ると鎖なしのフツーの急登です。怖くありません。かなりの勾配ですがへっちゃらです。 鳩の巣城山を眺める余裕もあります。 登ります。白い建物が見ます。金比羅神社でしょうか。 ピークの手前で左に回り込むと石祠が建っていて 金比羅神社の社です。これにて越沢アルペンルートはおしまいです。壁や屋根に張られたトタン板が風に煽られて高く低く鳴っています。 社の裏に回って登ってきた越沢アルペンルートを見下ろしてみました。社を辞します。 地蔵菩薩像と南無阿弥陀佛と彫られた碑。 鳥居。寸庭(すにわ)からやってきた鉄五郎新道が沢を渡り鳥居をくぐります。 越沢アルペンルートのダイジェスト動画です。越沢から越沢バレットの稜線を金比羅神社まで登り、鉄五郎新道に合流します。

尾根上に乗った鉄五郎新道はそこそこの急登がずーっとつづきます。鉄五郎新道は小丹波(古里駅周辺)の鉄五郎という老人が開いた、と『奥多摩と大菩薩の旅』(梶玲樹ほか 山と渓谷社 1962)に書かれていますが、いつのことかわかりません。鉄五郎新道という名称は、1950年の雑誌『山と溪谷』(山と渓谷社)が確認できたいちばん古い記述です。

小さなくの字くの字でずーっと急登です。 標高620m圏(以降「標高」は省略)で勾配はゆるやかに。 640m圏の見晴らしのいい岩から。南西方向です。 道中。採石がつづく赤杭山(あかぐなやま 赤久奈山)の山腹ががちらりと見えました。 750mあたりで右から登ってきた尾根と合流。 右の尾根を歩いてみました。尾根というよりは突き出た岩でした。越沢林道が山裾を縫っています。 引き返してきました。相変わらずの急登です。 広沢山の山頂に到着です。このあたりに848mの標高点が設定されています。 あちらはかつて登った寸庭川左岸尾根。 広沢山を過ぎるととたんに平坦な尾根道になりました。 大塚山の山頂はもうすぐです。建物の右へ。 フェンス沿いの急登です。

大塚山の山頂に到着。鉄五郎新道は御岳山までつづきますが、今回はここまで。左の緑の案内板の近くに三等三角点が設置されています。標高は920.2m、基準点名は富士峰。 次は梅沢左岸尾根です。まずは大塚山から北に下り、中ノ棒山ををめざします。

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