リアナ・フローレスが語る、次世代の感性で掘り下げたボサノヴァとフォークの静かな魔法
近年、ボサノヴァを様々なやり方で解釈する若いアーティストが増えている。例えば、レイヴェイ。今やカリスマとなった彼女にインタビューしたとき、アストラッド・ジルベルトへの関心を語っていた。さらにメイ・シモネス。日本にもルーツがある彼女の音楽はポップな歌ものだが、バークリー音大で学んだジャズとボサノヴァの要素が鍵になっている。少し前には、ビリー・アイリッシュまでもが「Billie Bossa Nova」という曲を書いていたりもする。
リアナ・フローレスもそのひとりだ。彼女はそこからもう一歩踏み込んで、ボサノヴァを取り入れるだけでなく、ブラジルのアーティストとのコラボも実現させた。そんな彼女にひたすらボサノヴァの話を聞いてみたいと思って、デビューアルバム『Flower of the soul』を携えて、12月に実現した初来日公演の前に取材を行った。イギリス人の父とブラジル人の母を持つ彼女が、Spotifyをさまよいながらひとりで掘り進めたブラジル音楽への愛がどれだけのものかを聞くことができた。
2024年12月5日、ブルーノート東京にて撮影(Photo by Yuka Yamaji)
ボサノヴァを追求し、体得していく過程
―まずはボサノヴァとの出会いについて聞いてもいいですか?
―ガル・コスタ、カエターノ・ヴェローゾ、ナラ・レオンの音楽とは、どのように出会ったのでしょう?
―『Domingo』のどんなところに魅力を感じますか?
―『Domingo』に関して、ご自身の作品に影響を与えた曲があるとすれば、どれでしょう?
―カエターノとガルの音楽性はその後変化していきます。カエターノはボサノヴァに立ち戻る瞬間もありますよね。カエターノのどの作品が好きですか?
―カエターノとガルはサイケデリック・ロックに影響を受けたムーヴメント、トロピカリアの中心人物ですが、トロピカリアには興味はありますか?
―というのも、あなたの一作前のEP『The Water’s Fine!』(2018年)からはトロピカリアのようなセンスを感じたんですよね。
―先ほどジョアン・ジルベルトの名前も挙がりましたが、彼からはどのような影響を受けたのでしょうか?
―どのアルバムがお気に入りですか?
リアナ:『João Voz e Violão』(ジョアン 声とギター:2000年)。シンプルさを極めた作品だと思う。
―カエターノがプロデュースしたアルバムですね。
Translated by Kazumi Someya, Natsumi Ueda
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