SANSUI XR-Q7
駆動方式にダイレクトドライブ方式を採用するとともに、新技術であるSilent Synchrotorを搭載することでキャビネットのねじれ振動を排除しています。 ダイレクトドライブ方式では、駆動源であるモーターがキャビネット筐体のほぼ中心に位置するため、モーター駆動の反作用である回転力がキャビネットに発生します。これはヘリコプターが飛び立つ時にローターの回転方向と逆方向に機体が回転しはじめるのと同じ現象です。モーターに回転ムラが無ければ問題はありませんが、実際にモーター自身が持つ回tねむらやレコードトレーシング時の負荷変動による回転ムラがあります。この回転むらを無くすためにサーボによってモーターはトルク変動を生じ、その反作用としてキャビネットに回転方向のネジレ振動が引き起こされています。このためサーボ効果が強まれば強まるほど反作用が大きくなり、キャビネットのねじれ振動は増大します。 サイレントシンクローターではシンクローターにターンテーブルのトルク変動分と同じ大きさの逆方向のトルクを発生させ、ターンテーブルの反作用とシンクローター反作用を合成することでキャビネットの振動を排除しています。これによりキャビネットの回転振動レベルはサイレントシンクローターoff時に比べ1/4以下に低減されています。
駆動モーターには従来のコアレスモーターの問題点を解消した新開発のFFコアレスモーターを搭載しています。 従来のコアレスモーターではステーターが磁性体で作られているため、ローターに取り付けられた磁石とステーターの間に強い吸引力が働き、軸受に強力な機械摩擦が生じていました。また、磁性材のステーターの上を磁極が走ることでヒステリシス現象によってローターの引きずられ現象が起こる。ステーターが導電性材料であるため、うず電流損によるブレーキ作用が生じるなどの問題も発生していました。 新開発のFFコアレスモーターではステーターを非磁性体で造り、磁気回路を形成するヨークローターがスピンドルに固定されており、ローターの磁石と全く同一に回転する構造となっています。このためステーターと磁石間に吸引力は働かず、軸受けに圧力がかかりません。また、磁気回路を形成するヨークローターが磁石とともに回転しているため、磁気ヒステリシスも渦電流も生じない理想的な動作を可能にしています。 さらにリニア駆動方式を採用することでスムーズで理想的な回転を目指しています。
トーンアーム部には最適支持点アーム(Dynaoptimum Balanced Tonearm)を採用しています。 最適支持点アームはピボット軸が動的支点に置かれた構造になっており、針先からピックアップされた振動がピボットに伝わらず、外部からの振動が針先に伝わりません。これによりトレース能力を改善しています。 さらに、XR-Q7のトーンアームでは構成素材を吟味し、アームベースは亜鉛ダイキャスト製、アームパイプは真鍮製、ヘッドシェルはアルミダイキャスト製と高剛性設計を徹底しています。
機種の定格 型式 レコードプレイヤー 駆動方式 電子制御ダイレクトドライブ モーター クォーツPLLサーボFFコアレスモーター 回転数 33・1/3、45rpm ターンテーブル 33cmアルミダイキャスト製、1.7kg ワウフラッター 0.009%以下(WRMS) SN比 80dB以上(DIN-B) 起動特性 1秒(120゜)at33・1/3rpm 回転数偏差 ±0.002% 温度特性 0.00003%/℃ 負荷特性 0% トーンアーム スタティックバランス型最適支持点方式ストレートアーム 実効長 245mm オーバーハング 16mm オフセットアングル 22゜ 適合カートリッジ自重 4g~9.5g 高さ調整範囲 ±3mm フルオート機構 オートリードイン オートリターン オートリピート マニュアルリフター付 定格消費電力 8W 外形寸法 幅490x高さ180x奥行430mm 重量 11kg 付属 ユニバーサルS字型交換アーム S時用メインウェイト