Synology『DiskStation DS218j』レビュー:簡単&多機能な白いNAS
★図解★ROMとは?—初心者向けに意味・役割・種類一覧を一挙に解説! HDDはROMだけどROMじゃない? スマホやPCのスペック表で見かける『ROM』という言葉。ROMの意味を知っているようで知らな.
DiskStation DS218j内部(HDDを装着した状態)。HDDはもちろん、Western Digitalの『WD Red』で容量は3TBを2つ。今回はRAID 1(ミラーリング)で構成します。いや、今回もなにも、RAID 1が基本ですよね…うん。
created by Rinker Western Digital 付属品チェック DiskStation DS218j付属品。- 【A】AC電源アダプター
- 【B】AC電源ケーブル(3ピン)
- 【C】LANケーブル
- 【D】クイックインストールガイド
- 【E】アクセサリーパック
余談ですが、この手のAC電源ケーブルは太いのが常なので、別途細いケーブルに替えてあげると取り回しが良くなるのでおすすめ。私はAinexの『AC電源ケーブル 極細ストレートタイプ《ACP-15S-BK》』というものに変更しています。
created by Rinker注目ポイント
- Cloud Station Backup:増分バックアップが超簡単
- QuickConnect:Web上から簡単にNASへアクセス可能
- Synology DSM:多機能だけどGUIで操作性抜群
- Mobile Apps:Android・iOSからも操作可能
今ならクラウドストレージ(Dropbox等)にまるっと入れちゃう方法もあるけど、移行不可なファイルもあるので全部バックアップは不可能。そこで活用したいのが、この『Cloud Station Backup』という“増分”バックアップ機能。
設定自体は簡単で、パッケージセンターから『Cloud Station Backup』をインストールするだけ。バックアップ系のソフトは設定が難しいものが多いけど、このCloud Station Backupはウィザード形式&GUIで非常に操作性が良いのも特徴。かなり使える機能なので、SynologyのNASを使うなら、ぜひ導入してほしい機能の1つ。
ここでキモなのが、差分じゃなくて増分ってこと! 増分バックアップだから、バックアップ量が少なくなって、複数世代のバックアップデータを残しやすいんだよね〜。
QuickConnect:Web上から簡単にNASへアクセス可能 厄介なNASのwwwからのアクセスも簡単。とはいえ、WANからアクセスできたほうが何かと便利。 そこで役立つのが、『QuickConnect』というIDとパスワードを設定して、簡単にWANからNASへアクセスできる機能。これがまた便利なのです。うんうん。
Synology DSM:多機能だけどGUIで操作性抜群 超多機能だけど、GUIでWindows・Macライクに簡単操作。そして極めつけが『Synology DSM』という、まさに何でもできちゃうSynologyのNAS用に作られたOS。そして、そのSynology DSMに付随するアプリケーション群。
Synology DSMは何でもアリなスーパーOS。ファイルの共有(File Station)や同期(Synology Drive・Cloud Sync)といったNASにとっての基本的な機能から、NAS自体のバックアップを取ったりすることも。特にギーク的にエモいのが、WordPressをインストールしたり、Pythonを導入できちゃったりする(上位機種ならDocker構築も可)こと。
……そう、もはや何でもアリな多機能OSだったりするのです。凄いぞ!
Mobile Apps:Android・iOSからも操作可能 SynologyのNASはモバイルアプリが豊富。ここまでは主にWindows・Mac向けの話だったのですが、iOS・Android向けのアプリケーション群を揃えているのもDiskStation DS218jの嬉しいところ。
機能ごとに特化された“DS ○○”というアプリケーションがあり、ここではカバーしきれないくらい。なので、気になる人はSynology公式のモバイルアプリというページをどぞ。
ここがすき!
UI・UXに優れたSynology DSMSynologyのNASに搭載されている『Synology DSM』というOSは、非常にUI的にとっつきやすく使いやすい。とにかく、そこが最大のすきポイント。
MacのSpotlight検索ライクな検索機能。 Synology DSMはマルチウィンドウ対応。 MacのLaunchpadライクなパッケージ一覧画面。 簡単にWAN上からアクセス可能 スマホからもパソコンからも、簡単にWANからアクセス可能。 QuickConnectを使えば、簡単リモートアクセス。ところが、SynologyのNASには本記事で何回も登場している『QuickConnect』というリモートアクセス機能のおかげで、WANからのリモートアクセスもすっごい簡単。なにせ、IDとパスワードを入れるだけ。ポート云々はナシ。
NAS自体のバックアップをクラウドに可能 NAS自体をCloud Syncでクラウドストレージへバックアップ可能。ただ、SynologyのNASには『Cloud Sync』という機能があって、これを使えば、NAS自体のデータを任意のクラウドストレージ上へとバックアップが可能となる。これで完璧なバックアップの布陣が取れるというわけ。やったね!
DropboxもGoogle Oneも選択可能。私はLightroomも写真をDiskStation DS218jで管理するので、クラウドストレージの中でも大容量で契約可能なAmazon Driveが選択可能なのは嬉しいところ。
ここがうーん?
DCジャックの抜け防止機構が欲しい 可能ならば、DCジャックの抜け防止機構が欲しかった。とにかくエントリー機のNASとしては申し分ないレベルのDiskStation DS218jなのですが、唯一「うーん」と思ったのが、DCジャックの抜け防止。
created by Rinker補足
初期設定手順 DiskStation DS218jにアクセス 購入したばかりのDiskStation DS218jには、当然ながら何もシステムが入っていません。なので、OSであるSynology DSMをインストールします。 ブラウザーからインストール作業を行う。- find.synology.com
- (DS218jのIPアドレス):5000
上記のいずれかのアドレスをブラウザーからアクセスすれば、自動的にWeb Assistantというツールが起動し、Synology DSMのインストール作業が始まります。
Synology DSMのインストール ここからは、完全にWeb Assistant任せでOK。 Web Assistant起動画面。 Synology DSMのインストール。 今すぐインストール を選択。 インストールには5分程要する。 Synology DSMがインストールされるまで、しばしご歓談を。 管理者アカウントを作成。- サーバー名:NAS自体の名前
- ユーザー名:NASへアクセスするときのユーザー名
- パスワード:NASへアクセスするときのパスワード
上記を参考に管理者アカウントを作成(忘れないようにメモしておくと良き)し、 次へ を選択。
QuickConnectの設定。必要な人はSynologyアカウントを作成して、 次へ を選択。必要でない人は、下に薄っすら書かれている この手順をスキップする を選択します。
QuickConnectのアドレス。 DSM用のパッケージをインストール。別にインストールしなくてもDiskStation DS218jを使えるのですが、せっかくなのでインストール。 次 でインストールできます。不要ならば、 この手順をスキップする を選択。
これでSynology DSMのインストール完了。 クイックガイドツアーを済ませる あとは、Synology DSMで初回だけクイックガイドツアーが始まるので、これをサクッと済ますだけ。 スマートアップデートの説明。 どうやら、自動的にSynology DSMのアップデートを行ってくれるそう。 いわゆる、システムの改善を手伝ってくれませんか系の画面。ここはお好みで。 Synology DSMの画面。 ……ようやく、Synology DSMに到着! あとは煮るなり焼くなり〜♪まとめ「誰でも使えるのに多機能な万能調味料的なNAS」
誰でも簡単便利に使える、NAS界の味の素。今回のSynology『DiskStation DS218j』のレビューを総括すると…
Dockerコンテナを構築したいとか、超高速なNASにしたいとか、そういう特殊用途でもない限り、エントリーモデルなDiskStation DS218jでも十二分に活躍してくれる。そーんなスーパーなNASでした。これは良いものだ!
created by Rinker この記事で紹介したガジェット- Synology|DiskStation DS218j
- Western Digital|WD Red
- Ainex|AC電源ケーブル 極細ストレートタイプ《ACP-15S-BK》
- サンワサプライ|I/Oロックベルト(AC電源プラグ対応)
おまけ
Alt Mode利用時のUSB 3.2の挙動について深堀りしてみた
安全なUSB-Cケーブルの選び方—プルアップ抵抗と規格違反の考察 Belkin『BOOST↑CHARGE USB-C + USB-A Wall Charger 30W』レビュー:USB-IF認証済でA+CなUSB PD充電器 RAVPower『RP-PC128』レビュー:GaN+90W+2ポートのピュアなUSB PD充電器 Alt Mode利用時のUSB 3.2の挙動について深堀りしてみた Synology『DiskStation DS218j』レビュー:簡単&多機能な白いNAS ★図解★CPUとは?—初心者向けに構造・仕組みを解剖してみるよ! ★図解★SSDとは?—初心者向けに特徴・構造・購入ポイントを総まとめ ★図解★RAMとは?—初心者向けにメモリ規格・構造について解説したぞ! ★図解★ROMとは?—初心者向けに意味・役割・種類一覧を一挙に解説!- Synology『DiskStation DS218j』って?
- 本体チェック
- 付属品チェック
- Cloud Station Backup:増分バックアップが超簡単
- QuickConnect:Web上から簡単にNASへアクセス可能
- Synology DSM:多機能だけどGUIで操作性抜群
- Mobile Apps:Android・iOSからも操作可能
- UI・UXに優れたSynology DSM
- 簡単にWAN上からアクセス可能
- NAS自体のバックアップをクラウドに可能
- DCジャックの抜け防止機構が欲しい
- 初期設定手順