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実写版『リトル・マーメイド』ネタバレ感想_ひどいと噂の実写版に度肝を抜かれた

公開前からアニメのビジュアルとの違いから大きな議論を呼んでいた本作ですが、結論から言うと私はとても大好きな作品になりました。 確かに、アニメと比較するとビジュアルが受け入れがたいという意見はわかりますが、それでも本作はビジュアルの違いを吹き飛ばすくらい良い作品になっていました。 この記事では、まず実写版リトルマーメイドに関する情報、そしてネタバレ注意喚起の後に、より詳しい本作のネタバレアリの感想と、最後になぜディズニーは実写化するときにビジュアルや設定を変更するのかについても紹介したいと思います!

実写版【リトル・マーメイド】概要

【原題】 The little mermaid 【日本公開】 2023年6月9日 【監督】 ロブ・マーシャル 【キャスト】 アリエル:ハリー・ベイリー エリック王子:ジョナ=ハウアー・キング アースラ:メリッサ・マッカーシー トリトン王:ハビエル・バルデム セバスチャン:ダヴィ―ド・ディグス フランダー:ジェイコブ・トレンブレイ スカットル:オークワフィナ

公開前の議論

本作は2023年6月9日に日本で公開されたディズニーの実写映画です。 タイトルの通り、本作はディズニーが1989年に公開したアニメーション映画『リトル・マーメイド』をベースにしています。 そんな本作が発表されたときに主演のアリエル役に黒人女性のハリーベイリーが起用されたことで、ネットではアニメとのビジュアルの違いによる議論が巻き起こりました。 実写版の監督を務めたロブ・マーシャルはキャスティングについて 「ベイリーの声に感動して選んだ」 とインタビューで語っています。 そんなリトルマーメイドですが、大手映画サイトIMDbでは「異常な投票活動を検知した」とし、大量の低評価を与えて意図的に作品の評価を下げるレビュー爆撃が行われた可能性があるという報告をしています。 このレビュー爆撃が行われたのは本作が初めてではなく、2016年公開の『ゴースト・バスターズ』や2019年公開の『キャプテン・マーベル』などでも同様の事態は起こりました。 このレビュー爆撃は主に、公開前からの批判が影響していることが多いです。

ここから先は『リトル・マーメイド』のネタバレを含みます。

『リトル・マーメイド』ネタバレ感想

歌声と曲の数々

まず何といっても本作はハリーベイリーの歌声が圧巻でした。 本作の監督を務めたロブ・マーシャルはインタビューで「ハリーの声でアリエルを選んだ」と発言していましたが、それも納得の歌声でした。 最初にアリエルの歌声を聞いた時は文字通り、口がぽかんと空いていました。 SNSではアリエルにビジュアルを求めている意見が多い印象ですが、確かにキャラクターのビジュアルを原作に寄せるべきだという意見もわかりますが、同時にアリエルの本質は「歌声」だと思います。 エリック王子もアリエルの歌声を忘れられずにいましたし、アースラもアリエルの歌声を奪おうとしていました。 個人的にはハリーベイリーの歌声を逃すくらいなら、アリエル役にハリーベイリーを起用することに賛成だと思わせるくらいの歌声でした。 もし本作を鑑賞するか悩んでいる人がいたら、ぜひ字幕版で見てほしいです。 本作ではアリエルが歌う「アンダー・ザ・シー」や「パート・オブ・ユア・ワールド」以外にもセバスチャンやスカットル達が歌う「Kiss the girl」や、エリックが歌う実写オリジナルの「まだ見ぬ世界へ」も登場します! アレンジが加えられたアニメ版の曲はもちろん、新しく作成された曲もどれもディズニーを感じさせる素晴らしいものになっていました! これらの曲を制作したのはアニメ版「リトル・マーメイド」や美女と野獣、アラジン、ポカホンタス、ノートルダムの鐘、塔の上のラプンツェル…とにかく多くのディズニー作品の楽曲を制作してきたアラン・メンケンと、モアナと伝説の海や最近では「ミラベルと魔法だらけの家」でも楽曲を制作してきたリン=マニュエル・ミランダです。 本当にどれも素晴らしく、いくつかはハリーベイリーの歌声も相まって、誤解を恐れずに言うとアニメ版を超えたと思えるものもありました。 「リトル・マーメイド」の中でも私が特に好きな「kiss the girl」は楽曲のアレンジや作中の映像も相まって最高のものになっていたと思います。 他にもオリジナルの「the skattlebutt」は…面白かったですか? スカットルというより、スカットルを演じているオーク・ワフィナが前面に出ていたように感じましたが、他の曲とは一味違ったラップ調の曲は作品に大きな印象を残しました。 確かに楽しい曲ではありましたが、他の曲との曲調の違いが目立っており、少し場違いな印象を持ちました。 本作ではエリックのオリジナル曲「まだ見ぬ世界へ」が用意されていました。 これはエリックの心情を表す曲で、エリックを演じた「ジョナ=ハウアー・キング」が歌っています。 アニメ版は尺が短いこともあり、キャラクターの内面描写がうすかったと感じましたが、実写ではよりキャラクターの内面を深く掘り下げていました。 これにより、エリックとアリエルがお互い惹かれることへの説得力が増していました! 「まだ見ぬ世界へ」もエリックのアリエルに対する思いやエリックの外の世界に対するあこがれを上手く表現しており、エリックの思いがより明確になっていました。 オリジナル曲はアリエルにも用意されていましたね。 それがアリエルが人間の国に来たときに心の中で歌っていた「何もかも初めて」です。 これは憧れの人間の国に来たアリエルのわくわくと、人間になったアリエルの覚悟がうまく表現されていました。 この曲を歌っているときのアリエルは声が出せないので、心の中で歌っています。 じつはこの曲と似たものはブロードウェイの「リトル・マーメイド」でも用意されていました。 このブロードウェイのアリエルも心の中で歌っています。 その時の楽曲もアラン・メンケンが作っており、実写版のこの楽曲はブロードウェイミュージカルの影響を受けていることがわかります。 その一方で、心の中とはいえアリエルに歌わせるのは少し違和感がありました。 とにかく、素晴らしい楽曲の数々と、それを視覚的に彩る映像は圧巻でした。

海の映像

本作は人魚が主役ということもあり、物語の半分以上が海の中で描かれます。 私はこの海の映像に少し違和感を持ちました。 本作の海は海というより、マーメイドラグーンに近い印象です。 特に数か所はライティングと色調補正とCGでできていることを感じさせる場面もありました。 その理由は海の中の明るさにあると思います。 本作はアニメ版の特徴的なカラフルな色合いを海で再現しようとしています。 それにより、海の中はカラフルになりましたが、明るすぎる場面や、不自然なライティングも所々にあり、リアルな海の表現が損なわれている部分がいくつかありました。 そのような部分は海の中というよりむしろ、ディズニーシーのマーメイドラグーンのようでした。 マーメイドラグーンはリトルマーメイドの世界を再現したディズニーシーの施設ですが、そこは確かに海底をイメージしていますが、本当の海とは少し違います。 本作はアニメ版の海を再現しようとして、時々マーメイドラグーンになってしまっていたのが、少し残念です。 一方で色とりどりな世界がうまくいかされている場面もありました。 たとえば「アンダー・ザ・シー」は陽気な音楽とカラフルな映像はとても素敵でしたし、アースラとアリエルが契約を結ぶ場面は不気味だけどどこか魅惑的な色合いがうまく表現されていました。 この場面は紫色に光るアースラや炎も相まって不気味な印象を感じさせました。 他にも「kiss the girl」の場面でも少し怪しくて、ロマンチックな景色もうまく表現されていました。 これだけ魅力的な映像が多かっただけに、海の中のいくつかの場面には違和感があったのが少し残念です。

原作との変更点

本作は原作アニメとの変更点がいつくかありました。 最初に気が付いたのがアリエルたちのお母さんのアテナの死です。 アテナはトリトン王の妻でアリエルたちの母親です。 アテナはアニメ映画『リトルマーメイド3』で人間によって殺されたことが明かされました。 実写版ではその設定を1作目から用いていました。 この設定自体はトリトン王がアリエルを海に引き留める大きな理由だったので、1作目からその理由を明かすことでトリトン王の行動により説得力を持たせることができていました。 そしてこの対立というのは人間側にもあり、実写版の冒頭ではエリックが乗る船の船員が人魚狩りのようなことをしている描写もありました。 ここで少し気になったのがアテナの死因です。 アニメでは海賊船の衝突によりなくなっていましたが、実写版でも同様なのでしょうか? 実写では物語の冒頭から人魚に対する人間の攻撃的な敵意というのがあらわされていました。 それを考えると、より直接的な理由でアテナが亡くなったということも考えられます。 このように人間と人魚の対立をより深く描くことで、アリエルとエリックが結ばれることの難しさと、最後に結ばれるときの重大さというのがより鮮明に伝わりました。 ふと思ったのですが、ディズニーの実写化は原作の続編の内容を使用することがありますよね。 直近では4月にディズニープラスで配信された『ピーターパン&ウェンディ』でも2の要素と思われるものが使われていました。

実写版『ピーター・パン&ウェンディ』ネタバレ感想_現代版ピーターパンは何を描いたか 2023年に公開された実写版『ピーター・パン』は物語に再解釈を加えた作品になっていました。 アニメ版からいくつかの変更されたと話題になった本作のレビューをお届けします。 tcinemat.com アースラの契約の矛盾点

他にも原作から変更されていたのはアースラとの契約です。 この変更はある有名なプロットホールが関係していると思います。 プロットホールとは作品における矛盾点のことを言います。 そしてこの場面でのプロットホールはアリエルの契約です。 アースラと契約するアリエルですが見事な筆記体で署名します。 これが「アリエルがエリックと文字でやり取りできるのではないか?」という問題がファンの間で広まりました。 今回の変更ではアリエルのうろこを契約に使うことでそのプロットホールを修正したようです。 これは終盤のアリエルとアースラの契約は、たとえトリトン王であっても第三者の妨害を受けない絶対的なものという背帝を崩さない絶妙な変更だったなと思いました。

エリックの名前あての変更

そして最後に紹介するのが「kiss the girl」の場面です。 他の曲同様、より楽しめるアレンジが加えられた音楽はもちろんですが、それと同時にエリックがアリエルの名前を当てるシーンにも変更がありました。 アニメではセバスチャンがエリックの耳元で「彼女の名前はアリエルだよ」とささやいて、それをエリックが復唱し、アリエルが大きくうなずくことで名前がわかるようになっていました。 しかし、これもアースラの契約と同じでプロットホールのようなものになっていました。 というのも、『リトルマーメイド2』ではアリエルの娘のメロディが登場するのですが、メロディがセバスチャンのような海の生き物と会話しているのを見て、同世代の子供たちが気味悪がるシーンがあります。 このように、人魚以外は海の生き物と会話することができないようになっていました。 それを強調するかのように、実写版の「kiss the girl」のシーンでも、一瞬スカットルの声が鳥の鳴き声に変わります。 これはあえて人間側の聞こえ方を表現したのかもしれません。 このエリックがセバスチャンの声を聴ける問題を修正したのか、実写版では星座を名前あてに使用していました。 そしてこのシーン、最高でした! 本作は特にエリックの船乗りとしての側面が大きく描かれており、この場面で星座をエリックに語らせることで、それを大きく生かしていました。 アリエルがエリックに名前を分からせるシーンもとても面白かったです。

アースラの魔法

本作の変更点として以外にも大きく機能していたのが、アースラの魔法です。 アースラはアリエルとの契約の中でアリエルにキスについて忘れさせようとします。 アリエルには気の毒ですが、これは意外にも作品に上手く影響していました。 アースラの魔法で、エリックとアリエルがより彼ら自身の内面にひかれあっていく様子を自然に上手く描けていました。

トリトン王の祝福

そして本作の中でも特によかった点が物語のラストでトリトン王がアリエルとエリックを送り出すシーンです。 トリトン王はアニメ版同様、アリエルの私物を破壊するような恐ろしい一面もありますが、同時にアリエルを心から思う親でもありました。 そしてこれもアニメ版同様、アリエルに足を与えるシーンで「娘がいなくなるのは とても寂しい」と自分の思いをセバスチャンにこぼすシーンも再現されていました。 あのシーンはトリトン王の1人の娘を思う親としてのいとしさがうまく表現されていてとても好きでした。 そんなトリトン王がラストでアリエルとエリックが乗ったボートを自らの手から推し離す描写は、親元を離れて自立していくアリエルとそれを後押しするトリトン王を描いたとても良い描写だと思いました。 そしてラストでは姉たちをを含めた多くの人魚たちがアリエルとエリックを祝っているのも、あなたは一人ではないよというメッセージとしてとても素晴らしいものになっていました。

俳優陣の評価

本作は歌声で選ばれたと言われているハリー・ベイリーが話題ですが、演技面ではどうだったのでしょうか? まず、アリエルは歌声こそ最高だったものの、演じるハリー・ベイリー演技の面では少し表情がぎこちなかったと感じました。 笑顔や困惑のような大きな表情変化はよくできていたと思いますが、岩陰からエリック王子を見つめたりするときの細かな変化はいまひとつでした。 これから役者としてのキャリアを歩むのかまだわかりませんが、演技を続けるのであれば、ここからどのように進化していくのか楽しみです。 そして、これは公開前からポリコレの影響で黒人になったとネットで言われていました。 よっぽど大きな変更でない限り、私は変更されたから観に行く気がなくなるということは本作以外でもありません。 そのため、本作も純粋に楽しめましたがそれでも本作とアニメ版を同一のものとして見ることはできませんでした。 どちらも素晴らしい作品でしたが、アニメと実写のアリエルは別物でした。 これはやはり人種の変更が関係していると思います。 もし私がアニメ版を観たことが無い状態で本作を観たらもっと純粋に感動できたかもしれません。 これから生まれてくる世代がどっちのリトルマーメイドを観るかでその人のアリエル像が決まるというのは面白いです(笑)

セバスチャンはビジュアル公開時点では、これまでのディズニー実写化同様、リアルな生物になっていて笑いました。 リアル志向は今に始まったことではないので、こうなるだろうなと思っていましたが、それでも最初は衝撃でした。 それでも、驚くことに本作を鑑賞しているとセバスチャンに対する違和感がなくなるんです。 これはセバスチャンが比較的長い時間アリエルといるということも関係しているかもしれません。 作中では、セバスチャンを目立たせるためか、セバスチャン以外のカニが出てこなかった印象でした。 これにより、セバスチャンを唯一の存在として見れたし、動きも可愛いのですぐに慣れました。 泳ぐときに後ろ足?で必死に水をかくのが可愛かったです。 そしていい声(笑)

一方でフランダーにはあまり慣れませんでした。 セバスチャンと違い、フランダーは海の中ということで似た魚が多く登場せざるをえないです。 そうなると、セバスチャンのように唯一無二のキャラクターとして見るのが難しいと思います。 声は可愛いですが、どうしてもフランダーとして見ることは難しかったです。 そして、アニメに比べて小さく平たくなっていたので、アニメで特徴的だった動きの多くができなくなっていました。 例えばアニメでは小窓に挟まるシーンや、全身を使った感情表現が特徴的でしたが本作ではほとんどなくなっていました。魚です。

エリック王子はとてもよかったです! 細かな感情表現もうまくできていました。 ハリーと一緒にいることが多かったので、ハリーの演技との比較が目立つうえでですがよかったです。

アースラは凄くアースラでした(笑) 予告から完成度が目立っていたアースラですが、本編でもアースラは満足の出来でした! 演じるメリッサ・マッカーシーはコメディの印象が強いですが、しっかりヴィランでした。

変更されたアリエルの姉

一方で本作の微妙だった点もいくつか存在します。 まずはアリエルの姉たちです。 アリエルは7人姉妹の末っ子で、上には6人の姉がいます。 アニメ版でも1作目で少しだけ登場して、3作目では過去の彼女たちの様子が描かれていました。 本作ではこの6人の人種から名前まで多くが変更されていました。 これはとても大胆な変更だったと思います。 一方で、アリエルの6人の姉というのはアニメでも詳細な性格が語られることが無かったです。 3作目では姉妹の過去が描かれるのですが、長女のアティーナのしっかり者の性格が少し描かれるくらいで、他の姉妹はほとんど同じような性格として描かれました。 そんな姉たちですが実写版でも物語に深く関わることはなく、大きなインパクトを残すことができなかったように感じます。 これはアニメ版当時から性格が確立されていなかったことが要因と考えられます。 実写では彼女らの設定は大幅に変更されており、7つの海を守る守護者としての地位を与えられていました。 これはアニメ版の彼女らの設定を大きく変更するものであり、少しもやもや感はあります。 一方で、今後もし続編が作られるとしたら、実写版の姉の設定のほうが話を広げやすいと思います。 そうしたときに、アニメではほとんどモブ扱いだった姉たちの活躍が描かれると嬉しいです。

アースラとの最終決戦

物語の終盤で巨大化したアースラと戦う場面がありますが、この時のアースラが少し残念でした。 トリトン王からトライデントを奪って巨大化したアースラですが、実写版では暗くて全体のデザインがはっきり見えませんでした。 アニメは終始、明るい色彩が使われており、巨大化した姿もアニメのコミカルなデザインも相まってモンスターとしての認識が強かったです。 一方で実写では単に俳優を巨大化するとシュールさが目立ってしまうと思います。 だからなのか、実写で巨大化したアースラは黒く浮き出た血管や、悪魔のようなデザインが施されていたように見えました。 しかしそれは人間の印象を与えるアースラの元のデザインを崩すことなく、血管などで止まっていました。 だからなのか、アースラの終盤戦はアースラの姿だけが妙に暗くなっており、姿を故意に隠されているようでした。 それは巨大化したアースラの恐怖を倍増させるとともに、いまいちインパクトに欠けていたように感じます。 はっきり見えないビジュアルは少し残念でした。

エリックの見せ場

アニメ版ではエリックが巨大化したアースラを倒していました。 これはエリックの船乗りとしての能力が最大限生かされたシーンだと思います。 しかし、実写ではアリエルが倒すことに変更されていました。 この変更はアリエルとアースラという2人の問題を当事者同士で解決することになっており、その点ではよかったのですが、エリックの最大の見せ場が変更されたことは少し残念です。 これにより、実写版のエリックは巻き込まれた感が強くなっていた印象でした。 最後のアースラを倒す場面はエリックの最大の見せ場ともいえると思うので、変更してほしくなかったです。

ディズニーの掲げる目標

ここまで実写版『リトル・マーメイド』のネタバレ感想をお届けしてきましたが、なぜディズニーは実写化で人種や設定を変更するのでしょうか? それはディズニーが「Reimagine」という形で実写化を制作しているからです。 そもそも映画は既存の作品を新しく作り直すときに「リメイク」や「リブート」という手法がとられることが多かったです。 まず「リメイク」とは元になる作品をほとんど変更を加えずにつくりなおすもので、「リブート」はシリーズ作品によく使われ、もとになる作品になかった要素を追加してやり直すものです。 リブートの有名な例では「スパイダーマンシリーズ」や「バットマンシリーズ」があります。 一方、ディズニー実写化作品のような「Reimagine」は基になる作品のメインとなる部分は残しながら、大きな変更を加えた作品のことを言います。 『美女と野獣』や『アラジン』『ピノキオ』など、これまで実写化されてきた作品を鑑賞してきた方ならわかると思いますが、どれもオリジナル要素が追加されていました。

ここまで3つを説明してきたのですが、、、正直「わかりずらい!!」 元の作品をほとんど変えずに作ったものがリメイク、 シリーズ作品を変更を加えて1からやり直すのがリブート。 元の作品のメインだけ残しつつ、大幅な変更を加えて作り直すのがリイマジネーション。 だというのはわかっていただけたと思いますが、正直ややこしいですよね。 そして日本に限った話で行くと、現状日本にはこの「Reimagine」を表す言葉がないため「実写化」というくくりでまとめられています。 そのせいで余計に、アニメの完全再現だと思われてしまうと思います。 今のままでは、内輪の言葉を使ってるせいで、周りに誤解される作品になっています。 「Reimagine」という言葉がもっと広まれば、本作がアニメの完全再現ではなく、ある意味マルチバース的な作品であるという認識がもっと広まると思います。 そのため、もちろんアニメと実写化は同じ作品を扱ったものだとしても、片方を削除するものでもないですし、どちらも同じ『リトル・マーメイド』として存在し続けます。 そして、おそらく今後もディズニーのアニメを基にした「リイマジネーション」という言葉が付いた実写化作品はアニメの完全再現じゃないと思います。

さいごに

今回は実写版リトルマーメイドのネタバレ感想をお届けしました。 公開前からキャストのビジュアルを中心に議論が繰り広げられていた本作ですが、いざ鑑賞してみると想像以上に良い映画に仕上がっていてびっくりしました。 ディズニーの実写化は、少なくとも劇場公開作品は世界観が忠実に、そしてより鮮明に作りこまれているものが多いと思います。 今後も複数のディズニーの実写化作品は公開を控えていますが、それらがどのような出来になるのか、そしてどんな「リイマジネーション」をしてくるのか気になります!

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