. The tokyo manzai collections – 東京漫才のすべて The tokyo manzai collections
The tokyo manzai collections – 東京漫才のすべて The tokyo manzai collections
The tokyo manzai collections – 東京漫才のすべて The tokyo manzai collections

獅子てんや・瀬戸わんや

獅子てんや、瀬戸わんやという漫才師が、以前からいるのだが、私と何か緑故でもあるのかと、よく人にきかれた。何もないというと、「それは、ひどい。勝手にあんな名をつけたんなら、文句いってやりなさい」 と、ケシかける人もある。 勿論、私の作品に『てんやわんや』というのがあるからだが、獅子と名のるのは、ちょっと乱暴だと思った。 それはだいぶ前のことで、その頃、テレビにその漫才師が出たことがあったが、あまり上手でなかった。少しアクどくて困った。 ところが、一昨年だったか、この二人の漫才師が、突 然、私の家を訪れてきたのである。カステラの折りかなんか持って、ひどく恐縮して、お辞儀ばかりしてる。まア上れといっても、ここで結構ですといって、玄関に立ってる。何の用できたかと思ったら、どうやら芸名に獅子だの、てんやわんやだのを、無断で使ってるのを、詫びにきたらしい。 どうやらというのは、彼等の言語が早口で、口の中でモグモグいうので、わかりにくかったからである。漫才師が恐縮した場合は、あまり発言明晰でないという事実を知った。しかし、今頃になって、何でアヤマリにきたのか、よくわからなかったが、多分、誰かに著作権侵害とか何とか、オドカされて、慌ててやってきたのだろう。 二人の漫才師のどちらが、獅子てんやで、瀬戸わんやなのだか、私にはよくわからなかった。しかし、背が高くて、眼鏡をかけた方がてんや君ではないかと思う。なぜといって、彼の方がよくシャベったし、話の様子では彼が私の疎開してた南伊予の出身で、そこを舞台にした『てんやわんや』を 芸名にする気になったのだと、いってるようだった。そして、私に会ったことはないが、写真で見ると、私に似てるところがあるので、獅子と名乗る気になったとかいってた。しかし、私自身からいうと、あまり似てる人とも思わなかった。体は頑丈だし、肉づきもいい。 瀬戸わんや君の方は、背が低くて、額が広くて、見るから漫才師的愛嬌に富んでたが、てんや君の相槌ばかり打ってた。 とにかく、非常に恐縮して五分間ぐらいシャベって、 ソソクサと帰ってしまったが、その様子が何だかおかしく、笑いを残した。 しかし、その後、彼等の芸名問題を、私はまるで意に介しなくなった。そして、この頃、テレビなぞで彼等の出演を見ると、一ころより、やることに泥くささがなくなり、芸が以前より進歩したような気がするのを、うれしく思うようになった。やはり同姓のヨシミというものだろうか。

ここで、リーガル万吉の会長辞任が承認され、あたらしく都上英二が新会長にえらばれたのである。ちなみに、副会長は従前通りコロムビア・トップ、理事長は大空ヒット、理事は松鶴家千代若、橘エンジロ、新山悦郎(えつろう)、リーガル天才、獅子てんや、木田鶴夫、内海桂子、天乃竜二、大江笙子、浅田家彰吾(しょうご)、晴乃ピーチク、大空平児の十二人。会計が春日章(あきら)会計監査がコロムビア・ライト。顧問は林家染団治、隆の家万竜がそれぞれ就任した。

爆笑名コンビ瀬戸わんや倒れる 獅子てんや心境を語る

大野 わんやさんの病気の工合は、どうなんですか。 てんや 病名は糖尿病ですが、それが悪化して腎臓にきて、膀胱のほうにもちょっと……。糖尿ってのは病気がいろいろ出ちゃうんですね。 大野 今は自宅療養ですか。 てんや 病院と両方なんです。自宅でやってると、ラーメンやなんか好きな物食べたりして悪くなる。底で入院すると、またよくなる。帰ってくるとまたダメになっちゃう。病院へ行ったり来たりが生活みたいになってるんです。 大野 数年前からわんやさんの病気が始まって、漫才に影響に出てきたわけですか。 てんや 糖尿ってのは、何がこわいかっていうと、記憶力がなくなるんです。その徴候が出はじめて、なれたネタでもパッと出てこない。たとえば、岡山のお婆ちゃんてネタありますね。その中で「お婆ちゃん、耳が悪いから補聴器を買って持ってった」っていうのを、「お婆ちゃん、工合が悪いから、入れ歯買ってった」っていう(笑) こっちゃしょうがないから、「じゃ、その入れ歯を耳ンとこでカチカチやるの?」「入れ歯、そんなことしないよ」「今入れ歯っていったじゃない」「入れ歯じゃない、ホラ、何ていったっけ。こう、入れるもん?」「入れ歯?」(笑) 大野 お客さんはネタだと思ってる。 てんや そんなことがちょいちょいあったんです。それはもう一年以上前だったんですけど。これは、いつか来るな、と思ったんです。そんな時、講演の話がきて、やり始めたのが、一人舞台の度胸をつけるのに役立ちました。

他の漫才師たち

大和家貞夫・かほる 東鳥八・竹家照子  東鳥八・竹家照子は戦前活躍した漫才師。鳥八は奇術師・松旭斎静花の父親としての方が高名である。照子の三味線に合わせて、鳥八が魚釣りの踊りをやったり、動物の物真似をする珍芸風の漫才を得意とした。 玉松サチ子・ミスワカミ 玉松サチ子・ミスワカミは戦後活躍した女流漫才師。「玉松」「ミス」の亭号の通り、関西のミスワカナ・玉松一郎の弟子であったという。実力はあったというが、よく判らない点が多い。 立花六三郎 コメディ・ポコ・ア・ポコ(上村敏子・小柳菅子) 人見明とスイングボーイズ

コメント

コメントをどうぞ コメントをキャンセル カテゴリー 最近の投稿
  • 晴乃チック・タック
  • 桂光一・光二
  • 神ブラザース(神ゆずる・たかし・いちろー)
  • 世志凡太とザ・モンスターズ
  • 町田たけし(二代目柳家三亀松)
📎📎📎📎📎📎📎📎📎📎