【2024年版】VRでできること11選 |最新事例をもとに徹底解説
VRでできることの2つ目はバーチャルショッピングです。360度の視界で没入感を味わえ、商品を購入する前にあらゆる角度から確認することができます。そのため、バーチャルショッピングは従来のネットショッピングと比較して安全に買い物をすることができます。また、バーチャル・ショッピングは便利なだけでなく、自分の住んでいる場所にない商品のためにわざわざ他の都市に行く必要がないため、移動のコストや時間を削減することができます。
具体事例:三越伊勢丹三越伊勢丹は、独自のVR上の仮想都市である「レヴ ワールズ」を構築し提供しています。来場者はアバターの姿で、デジタル空間の「バーチャル伊勢丹」での買い物を楽しむことができます。店員のアバターも配置され、チャット機能を使った接客も受けられます。
③バーチャルSNSVRでできることの3つ目はバーチャルSNSです。ソーシャルネットワーキングは人と人をつなぐ手段であり、バーチャルリアリティはそのために利用することができます。その一例が、バーチャルリアリティにおけるSNSの概念で、ユーザーは自分を表すアバターを作成し、他の人と交流することができます。例えば、一緒にゲームをしたり、動画を見たり、会話を楽しんだりすることができます。
具体事例:VR ChatVRChatとは、VR上で世界中の人々とコミュニケーションが取れる、世界最大のソーシャルVRプラットフォームです。ユーザーは、好きなアバターの姿でチャットや音声通話、身振り手振りなどを通じてコミュニケーションを取ることができます。また、コミュニケーションはVRChat内に存在する無数のワールドと呼ばれるバーチャル空間内で行われ、ユーザー自身がワールドを作成したり、そこでイベントを開いたりすることもできます。
④VRスポーツ観戦VRでできることの4つ目はVRスポーツ観戦です。サッカーや野球などの試合を、スタジアムの客席やフィールドなど自由な視点から観戦することができます。また、複数の試合を同時に観戦したり、海外のスポーツイベントを自宅にいながら観戦することも可能です。さらに、友人や家族とVRヘッドセットを共有してスポーツ観戦することで、みんなで一緒に好きなチームを応援しながら、試合や映像を臨場感たっぷりに楽しむことができます。
具体事例:KDDIKDDIは、VR上でのサッカー日本代表戦のパブリックビューイングを開催しました。このイベントは、日本最大のVRプラットフォームであるCluster上で開催されました。参加者はサッカー日本代表のユニフォームを着たアバターの姿で、試合の中継スクリーンの前に集まり、ファンが一体となって応援しながら観戦したり、有名YouTuberのトークイベントを楽しんだりすることができました。
⑤バーチャルライブVRでできることの5つ目はバーチャルライブです。バーチャルライブは、ライブイベントを体験するための新しい方法です。ストリーミングの最新トレンドであり、2022年に急成長すると予想されています。バーチャルリアリティはすでにライブストリーミングに利用されていますが、今年はこれまで以上に多く目にすることになるでしょう。ライブストリーミングは、コンサートやスポーツ観戦など、遠く離れた場所で開催されるイベントを体験するのに最適な方法です。
具体事例:サンリオ (画像:サンリオバーチャルフェス)この取り組みのポイントは、ユーザーが求めるものを実現するために、企業や団体の垣根を超えたコラボレーションを実現させた点です。ユーザーを特定の企業やプラットフォームに囲い込もうとするWeb2.0的な発想とは違った取り組みが、今後のVRイベントの盛り上がりに繋がっていくと予想されます。
⑥バーチャルキャラクターになれるVRでできることの6つ目はバーチャルキャラクターの姿になれることです。VRの世界は別人格になるのに最適です。例えば、野生のトラや、動物園の動物になることができます。他の惑星や宇宙に住んでいる人になることもできます。VRでその人の世界に入り込み、その人の目線で見ることができるのです。
具体事例:REALITY ⑦バーチャル旅行VRでできることの7つ目はバーチャル旅行です。外国に行く時間やお金がない場合、VRを使って代わりにその国を旅することができます。自分の身体を使って訪れる体験が100%再現される訳ではありませんが、HMDなどを装着すれば、まるで観光地を訪れているかのような体験をすることができます。
具体事例:あしびかんぱにー (画像:あしびかんぱにー)沖縄発のエンタメ企業であるあしびかんぱにーが、VR上で沖縄の観光名所を楽しむことのできる「バーチャルOKINAWA」をリリースしました。バーチャルOKINAWAでは、VR上で再現された国際通り商店街やビーチなど、沖縄のさまざまな観光名所を巡ることができます。
⑧不動産のVR内見 (画像:ASATEC株式会社)VRでできることの8つ目は不動産のVR内見です。VRは、物件の雰囲気やデザインを知るために有効な手段です。遠隔地の物件チェックにも活用でき、理想の住まいを見つけやすくなります。VRは、実際に物理的にその場にいなくても家の中を歩くことができるため、遠隔地の物件をチェックするのに適しています。仕事で転勤する予定がある方や、物件を遠隔地からチェックしてから購入を決めたい方にとっては、飛行機やホテル、旅費の節約にもなります。
具体事例:東急不動産これまでのVRモデルルームは体験人数が1人に限定されていましたが、こちらのソリューションを活用することにより、複数人で同時にVRを視聴することが可能になり、ご家族と話をしながらのリアルな内見さながらの体験をすることが可能です。こちらの物件は若い世代がターゲットであることから、VRでの物件提案が有効と考え導入を決定したとのこと。今後も他のマンションギャラリーへの活用を進める方針です。
⑨VR研修VRでできることの9つ目は従業員の研修です。雇用主、求職者、またはその両方に関わらず、VRは従業員のトレーニングに役立ち、成功に必要なスキルの知識を高めることができます。安全な環境で新しいことを学びたい従業員であれば、現場に向かう前に、自分が何をしているのかを正確に把握するためのツールとしてVRを利用できます。実際、これはリモートで行うことができ、出張中や勤務先から離れた場所にいる従業員もこれらのリソースにアクセスすることができます。
具体事例:ANAANAは労災ゼロを目指し、整備士に向けた安全体験教育にVRコンテンツ「ANA VR Safety Training System」を導入しています。ANA VR Safety Training Systemは、整備士が作業の安全を確保するための危険予知能力を向上させるための研修プログラムです。
航空機整備の環境や過去の労働災害事例をもとにコンテンツを作成し、格納庫での整備作業を再現したVRシステムです。受講者が危険を見逃したまま次の行動に移ったり、安全行動の手順を間違えたりすると、VRシステム内で転倒を体験することになります。このとき、ナレーションで行動を振り返り、なぜ参加者が転倒・転落したのかを説明します。このような手順で実際の作業における危険を予見し、転倒・転落から身を守ることができます。
⑩バーチャル災害体験VRでできることの10つ目は災害体験です。VRの最大の特徴の1つは、実在しない環境を再現できる点であり、この特徴は再現するのが難しい地震や火災などの災害の体験・訓練に大きなメリットをもたらします。VRゴーグルを装着し、アバターの姿で災害発生時の街の様子や避難の仕方を体験することで、今までの災害訓練より遥かに高いリアリティを持った訓練をすることが可能です。
具体事例:東京海上日動東京海上日動と東京海上ディーアールは、河川の氾濫による洪水や土砂災害の危険性を疑似体験できる「災害体験AR」を共同開発しました。災害体験ARは、スマートフォンやタブレット端末を用いて、河川の氾濫による洪水や土砂災害の危険性を疑似体験することができるサービスです。
⑪バーチャル教育VRでできることの11つ目は教育への活用です。教育分野とは非常に相性が良く、学習の効率化に多くのメリットをもたらします。
具体事例:NTTドコモNTTドコモは、三山時代の今帰仁城をリアルに再現した高品質の4KVRコンテンツを遠隔授業で使用しました。5G通信を活用し、VRヘッドセットやタブレットなどのデバイスに配信することで、過去の重要な歴史的事件が実際に起こっている場所にいるかのような臨場感を生徒たちに提供します。さらに、専門家がその場で説明しているかのような体験も可能にしました。
VRが企業にもたらす5つのメリット
- ①VR領域での新たなビジネスの創出
- ②VRから得られたデータの活用による商品・サービスの改善
- ③新たな顧客接点の獲得
- ④社内コミュニケーションの円滑化
- ⑤研修への活用による社員のスキル向上
1つ目のメリットはVR領域での新たなビジネスの創出です。検索エンジン、EC、SNSに並ぶ次なるキラーサービスになるとも言われているVRですが、多様な業界の企業がVR領域に参入しており、サービス構築を目論んでいます。VRがより人々に普及し、VR上で過ごす時間が増えるようになると、VR領域でのビジネスの市場規模も拡大していくと考えられます。
②VRから得られたデータの活用による商品・サービスの改善2つ目のメリットはVRから得られたデータの活用による商品・サービスの改善です。VR上の人々の行動データはWebサイトやSNS上のものに比べ圧倒的にリッチになると考えられています。VR上ではいつ、誰と、どのような行動を取っていたかはもちろん、ウェアラブルデバイスの発展によりどのような感情になっていたかなどの多様なデータを取得できるようになると考えられています。
③新たな顧客接点の獲得3つ目のメリットは新たな顧客接点の獲得です。VR空間にはいつでもどこからでもアクセスできるという特徴があり、コロナウイルス感染拡大の影響で実店舗での顧客との繋がりが希薄化するなか、新たな顧客接点としての活用が期待されています。
④社内コミュニケーションの円滑化4つ目のメリットは社内コミュニケーションの円滑化です。コロナウイルス感染拡大の影響で、多くの企業がリモートワークへの移行を進めています。