「モナ・リザ」のすごさが「ぶっちゃけ、わからん」ので詳しい人に聞いてみた
美術館に行っても「 きれい! 」「 すごい! 」「 ヤバい! 」という感想しかでてこない。でも、 いつか美術をもっと楽しめるようになりたい 。海外の美術館にも足を運んで、 有名な絵画を鑑賞したい! そんなふうに思ったことはないでしょうか? この記事では、書籍『 死ぬまでに観に行きたい世界の有名美術を1冊でめぐる旅 』から、 ご指名殺到の美術旅行添乗員 、山上やすお氏の解説で「 知っておきたい名画の見方 」から「 誰かに話したくなる興味深いエピソード 」まで、わかりやすく紹介します。
『死ぬまでに観に行きたい世界の有名美術を1冊でめぐる旅』より「モナ・リザ」って普通の絵に見えるけど、何がすごいの?
いえいえ! 多分それが一般的な感想だと思いますよ。なんだか有名な作品すぎて、「何がどうすごいのかなんて考えたこともない」みたいな。 そしてモナ・リザのすごさは、なかなか一言では言いづらいんですよね。
はは、確かに(笑)。 その意味では、作者のレオナルド・ダ・ヴィンチは上手な画家の第一人者って感じですね。まず、モナ・リザが描かれたのは今から500年ほど前なんですが、ダ・ヴィンチが登場する前の画家の作品をご覧いただきましょうか。
『死ぬまでに観に行きたい世界の有名美術を1冊でめぐる旅』より素晴らしい! 「硬い」という印象、大正解です! そして、その理由の一つは「輪郭線」にあります。
だけど「現実の世界に輪郭線は存在しない!」と考えたダ・ヴィンチは、輪郭線を外して陰影で表現してみたんです。
すると、絵がもっと自然に見えるようになりました。 そして、時間をかけながら絵具をぼかして描く「スフマート」という描き方を取り入れることで、写真のような本当にリアルな表現に到達できたんです!
まぁダ・ヴィンチが輪郭線を使わずに描いた最初の人ってわけではないのですが、スフマートはダ・ヴィンチの発明とも言われています。 たくさんの画家に影響を与えたことは間違いないですね。
はい、それに背景の風景もとってもリアル。 「空気遠近法」って言うんですが、これもダ・ヴィンチが完成させました。 モナ・リザには現代の私たちが当たり前に使っている、当時最先端の表現上の発明がたくさん詰まっているんですよ!
──なんと! そんなにすごかったんですね、モナ・リザ! 恐るべし…。
たちまち重版!売れてます! 知識ゼロからの 有名美術をめぐる旅!◎世界の美術館に足を運び、誰もが知る名画を目にしたときの感動を味わえる1冊。 ◎著者はご指名殺到の旅行添乗員・アート系YouTuberの山上やすお氏。 ◎著者との会話文形式で、絵の見方や関連知識、時代背景も自然と学ぶことができる。
《目次》
第一部 世界の有名美術をめぐる旅
1日目 フランス・パリ ルーヴル美術館でダ・ヴィンチの「モナ・リザ」を観る
2日目 イタリア・フィレンツェ ウフィツィ美術館でボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」を観る
3日目 オランダ・ハーグ マウリッツハイス美術館でフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を観る
4日目 ノルウェー・オスロ ムンクでムンクの「叫び」を観る
5日目 イギリス・ロンドン ロンドン・ナショナル・ギャラリーでゴッホの「ひまわり」を観る
6日目 オーストリア・ウィーン ベルヴェデーレ宮殿でクリムトの「接吻」を観る
7日目 バチカン市国 システィーナ礼拝堂でミケランジェロの「最後の審判」を観る
8日目 ロシア・サンクトペテルブルク エルミタージュ美術館でレンブラントの「ダナエ」を観る
9日目 フランス・パリ オルセー美術館でモネの「睡蓮」を観る
10日目 アメリカ・ニューヨーク メトロポリタン美術館でティファニーの「オータム・ランドスケープ」を観る
11日目 スペイン・マドリード ソフィア王妃芸術センターでピカソの「ゲルニカ」を観る
第二部 日本の有名美術をめぐる旅
12日目 東京都・上野 東京国立博物館で葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を観る
13日目 島根県・安来市 足立美術館で横山大観の「紅葉」を観る