カバーで踊れ! これがクラブイベントで盛り上がる日本のロックのカバーソング20曲だ
ビートバンクバンド、アンジーの活動休止後にボーカルの水戸華之介がリリースしたカバーアルバム『Made in Babylon』(1996年)より。ド演歌と思いきや、のっけからデジタルパンクなアレンジで「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のあのリフが鳴り響く。ディープ・パープルと北島三郎のマッシュアップ。最高。同じ趣向のカバーでは、スピッツのトリビュートでPOLYSICSが演奏したキング・クリムゾン「21世紀の精神異常者」まんまの「チェリー」もオススメ。
- アーティスト: 水戸華之介
- コロムビアミュージックエンタテインメント
- アーティスト: オムニバス,HEAT WAVE,THE GROOVERS,川村かおり,GREAT3,HAL FROM APOLLO ’69,DR.STRANGE LOVE,nanaco,b-flower,プレイグス,Oh!Penelope
- パイオニアLDC
yes, mama ok?が所属していたことで知られるLD&Kレコードから2003年にリリースされた『チャッカマンズゴーゴー』というデビュー・ミニ・アルバムに収録(ということしかバンドの情報わかりません。すいません)。公式のミュージックビデオがアップされてて、まあホメてるコメント皆無でヒドいもんだけど、数ある「ブギー・バック」(1994年)カバー(本人参加も含めて)の中で僕はこれが最高だと思う。オザケン・カバー曲としてもニーネ「恋しくて」の次くらいに良い。
ガガガSP / 満月の夕 (ソウル・フラワー・ユニオン、ヒートウェイブ)中川敬と山口洋が同時参加したことでも話題になったBRAHMAN(NHK BS「The Covers」で放送)など数多くのカバーが存在する阪神大震災への鎮魂歌「満月の夕」(1995年)だけど、このバージョン(2003年)はカップリングの「問題はない」も含め、被災した人たちから視線が加わっていることがほかにはない印象を生んでいる。8年後のアンサーソング。
HUSKING BEE / さらば青春 (エレファントカシマシ) 椎名純平 feat. Twigy / モンキー・マジック (ゴダイゴ) ウルフルズ / Tighten up ~しまっていこう~ (Archie Bell & The Drells)「That's the Way」が「ガッツだぜ」なら、「Tighten up」は「しまっていこう」。アーチー・ベル&ザ・ドレルズ、唯一のヒット曲(1968年)。YMOのカバー(1980年)でも有名だけど、そっちはクール、こっちはホット。シングル「まかせなさい」のカップリング(1998年)っていうレア感もいいよね。アルバム未収録かな。かなりヤバイ。
二階堂和美 with Your Song is Good / 関白宣言 (さだまさし) 槇原敬之 / ミス・ブランニュー・デイ (サザン・オールスターズ)桑田佳祐が例の巻き舌でまくし立てまくる1984年のヒットシングルを、槇原敬之が例のさわやかな歌声で朗々と歌い上げる。サザンの楽曲なのに一音一音がはっきり聞き取れるという違和感、このギャップがまず素晴らしい。ラテンなアレンジもハマっていて、もちろん歌は上手い。テクノっぽさ皆無の「君に、胸キュン」も素晴らしいカバー集『Listen To The Music』(1998年)より。
- アーティスト: 槇原敬之
- ソニーミュージックエンタテインメント
それまでプリンス好きのファンキーなシンガーという印象が、あれ? この人かなりヤバイんちゃう? とその片鱗を見せはじたセカンド・アルバム『DATE』からのファースト・シングルカット(1988年)。それから一作一曲ごとにどんどんヤバくなる一方だった岡村ちゃんが自身の活動を少しお休みしはじめたころデビュー曲を競作したmegのセカンドシングル(2002年)。レゲエ・ディスコ・ロッカーズのミックスがラヴァーズでよい。
Dog's Holiday of Yawn / 太陽は僕の敵 (Cornelius)フリッパーズ・ギター解散後、小山田圭吾が自身のレーベル「トラットリア」から初めてコーネリアス名義でリリースしたシングル(1993年)で、元ネタはスタイル・カウンシル「シャウト・トゥ・ザ・トップ」(1984年)。D.H.Y.は、元エスレフノックの青木美智子(Quinka, with a Yawn)やポメラニアンズのザッキーによるJ-POPカバーユニット(2007年)。若干の「カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバー」っぽさも、だがそれがいい。
- アーティスト: D・H・Y(Dog’s Holiday of Yawn)
- Softly (jp)
- EMI MUSIC JAPAN INC.
1990年4月に大阪城野外音楽堂と日比谷野外音楽堂で開催された洋楽カバーイベント「ロックの生まれた日」の実況盤。オリジナルに敬意を払った英語詩カバーが続くなか、抜群の日本語訳詩でシャウトするボス、忌野清志郎。坂本冬美、三宅伸治との共演で頭文字からSMI。この延長に細野晴臣が参加した翌年のHISがあるが、そこではやってないチャック・ベリー1956年のヒットシングル「Roll Over Beethoven」が抜群にロックンロールでかっこいい。25年前の日本のロックシーンにはリスペクトすべき洋楽があった、という歴史の記録。
ウルフルズ / 実験4号 (Theピーズ) 安室奈美恵 / 人魚 (NOKKO)2006年のヒットシングル「CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK」とのダブルサイドA面。アルバム未収録。オリジナルは、レベッカの再結成も話題のノッコが1994年にリリースした5枚目のシングルで、フジテレビ系ドラマ「時をかける少女」の主題歌(アムロちゃんも出演していたそうだ)。イベント終演後の客出しでかけました。