. 230kmを通過 直径1m未満の小惑星「2025 UC11」を発見
230kmを通過 直径1m未満の小惑星「2025 UC11」を発見
230kmを通過 直径1m未満の小惑星「2025 UC11」を発見

上空わずか230kmを通過 直径1m未満の小惑星「2025 UC11」を発見

また、2025 UC11の絶対等級は34.06であると推定されています。この数値は、特定の条件での小惑星の明るさを示しているため、数値が大きい=暗い天体であるほど、大きさが小さいという目安になります (※3) 。2025 UC11の絶対等級は最小級の値となっています (※4) 。そしてこの絶対等級の値から単純に計算すると、2025 UC11の推定直径はわずか41~93cmとなります。この大きさは小惑星のみならず、1個の天体として識別・命名された天体としても最小級の天体となります (※5) 。

【▲ 図3: 地表から5000km以内に接近した小惑星の一覧。挙げられた13個全てが過去6年以内に発見されています。(Credit: 彩恵りり)】

2025 UC11は1m未満という小ささにも関わらず、最接近の約7時間前に発見されました。上空1000km未満まで接近した小惑星は2025 UC11を含め3例ありますが、最接近前に発見されたのはこれが初めてです。

※4…小惑星センターのデータベースでは、絶対等級34.37の「2015 FF415」が最も暗い絶対等級級の値を持つ小惑星として掲載されています。しかしESAのニュースレターでは、2025 UC11を指して「衝突しなかった既知の天体としては記録上最も暗い絶対等級」と表現しており、2015 FF415については触れていません。取り上げない理由がはっきりと分からないため、本文ではこのような表現としました。

※5…絶対等級はあくまで明るさを表す値であるため、絶対等級が同じ値の天体でも、色が白に近いほど、実際の大きさは小さくなります。このため、2025 UC11が真に最も小さな天体であるかどうかは不明のままです。例えば、絶対等級32.84と2025 UC11より明るい小惑星「2024 BX1」は、落下前の大きさは直径44cmであったと推定されています。地球に落下して隕石が回収されたことで、白っぽい色をしていることが判明し、より正確な直径が算出されています。

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参考文献・出典
  • Minor Planet Electronic Circular. “MPEC 2025-U298 : 2025 UC11”.(Minor Planet Center)
  • “NEWSLETTER NOVEMBER 2025”.(Near-Earth Object Coordination Centre)
  • Small-Body Database. “(2025 UC11)”.(Jet Propulsion Laboratory)
  • Teo Blašković. “Asteroid 2025 UC11 flew past Earth at 0.01 LD”.(The Watchers)
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