パガニーニ ヴァイオリン協奏曲第2番『ラ・カンパネラ』
第1楽章は力強くも美しさのある伴奏で始まります。アッカルドは イタリア的な軽い音色で入ってきてカンタービレ で優美に歌います。テクニックはとても安定していて、メリハリのある音色で軽々と弾いていきます。カデンツァは 張りのある力強い音色で、超絶技巧 を弾いていきます。パガニーニらしい長いカデンツァで細かいパッセージと巧みな移弦の技術など凄いものがあります。第2楽章は 優美なカンタービレで、力強くも優雅に 弾いていきます。
第3楽章は 有名なメロディを情熱的 に弾いていきます。オケも音に厚みがあり、アッカルドのヴァイオリンに合っています。ピチカートやフラジオを使った細かいパッセージが続きますが、アッカルドは余裕を持って弾いていきます。とてもスリリングです。鮮やかな技巧を駆使しつつ、盛り上げていきます。
アッカルドは持ち前の明るい音色とカンタービレでパガニーニを得意 としています。パガニーニは技術だけでなくイタリア的なメロディが特徴で、まさにアッカルドに相応しい協奏曲です。
Vn:カントロフ,オーヴェルニュ室内管弦楽団ヴァイオリン ジャン=ジャック・カントロフ 演奏 オーヴェルニュ室内管弦楽団
ヴァイオリン独奏はフランス人のジャン=ジャック・カントロフで1964年にパガニーニ国際コンクールで第一位に輝いた経歴の持ち主です。伴奏はオーヴェルニュ室内管弦楽団というフランス中部の楽団です。
第1楽章はオーヴェルニュ室内管は一流とはいえないかも知れませんが、軽快かつ情熱的に曲を進めていきます。 カントロフは非常に情熱的でイタリア的な艶やかさがある演奏 です。その後、表情豊かに演奏を進めていきます。技巧的な面では余裕を感じますが、スリリングな表現です。独奏と伴奏の息もぴったりで、情熱的に盛り上がります。カデンツァはパガニーニらしく超絶技巧をちりばめたもので、色々な技巧を楽しんで聴くことが出来ます。第2楽章は冒頭のホルンが上手いです。 カントロフは情熱的で張りのある音色 で長いメロディを弾いていきます。終盤は結構スリリングです。
第3楽章は 有名なメロディのカントロフの演奏は、まさに王道という感じで、誰もがこの主題に感じるであろう華やかさ、情熱 を持っています。伴奏も情熱的な盛り上がりです。技巧が複雑になると(わざと)テンポアップしていきますが、伴奏もテンポを上手くコントロールし、盛り上がりをサポートします。
カントロフは技巧面でも表現でも、この曲の良さを上手く生かしてスリリングな仕上がりです。伴奏も情熱的で、少し粗さがありますが、カントロフを上手くサポートしています。
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楽譜・スコア
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