Ami Taf Raが語る──夫カマシ・ワシントンと紡ぐ超越的サウンド、詩人ジブラーンから学んだ「共存」への想い
A:ジブラーンが書いた「Love」という詩は、本当に美しい。『預言者』の中でも象徴的な詩のひとつで、最初に読んだときは、すごく感動した。でも、そのあとに彼が実際の恋人宛てに書いた「Love Letters」という本に出会って、さらに驚かされた。これはフィクションじゃなくて、本当にジブラーンが人生で経験した愛の話だった。彼はニューヨークに住んでいて、エジプト出身の女性作家と、20年間手紙のやりとりをしていた。お互いに本気で恋をしていたのに、一度も会うことがなかったってこと! まるで夢みたいな話でしょう? この手紙は1914年頃から書き始めたもので、『狂人』の執筆時期と重なっていると思う。まだ飛行機も電話も、もちろんZoomもなかった時代だから、彼の想像力や言葉の力で、愛を伝えるしかなかった。しかもそれが、お互いに触れていない、純粋で、手の届かないような愛。とても神聖で、美しいもの。だから今、『預言者』の「Love」という詩を読み返すとき、以前とはまったく違った気持ちで読むようになった。あの詩を書いた背景には、そんな純粋で、触れられることのなかった愛があったんだと思うと、本当に胸がいっぱいになる。
―たしかにそうですね。
Translated by Emi Aoki
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