ウクライナの製油所攻撃がロシアを圧迫 燃料不足や値上がりに国民不満、「軍資金」にも打撃
ウクライナはロシアの製油所を破壊する作戦を展開中だ。これはクレムリンを締め上げ、ウクライナに対する戦争のコストを引き上げている。このドローン(無人機)作戦はまた、ウクライナによる攻撃の及ぶ範囲がロシア全土に広がっていることも示している。ロシアは広大な領土を守るのに苦戦している。 ウクライナがロシアの製油所を攻撃対象にし始めたのは2023年後半ごろからだった。当時のジョー・バイデン米政権は石油価格の上昇を懸念し、こうした攻撃に不満を示していた。ウクライナは西側諸国から長射程兵器をなかなか供与してもらえず、供与後も使用が制限されていたので、この欠落を埋めるため国産のドローン戦力を開発した。ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は今年2月、英誌エコノミストに「NATO(北大西洋条約機構)に招かれないのであれば、われわれはわが国の領土にNATO(のような強力な防衛体制)を築かなくてはなりません」と語っている。 時間の経過とともに、ウクライナのドローン攻撃は精度が高まり、2025年半ばにはロシア各地で燃料不足を引き起こす事態になった。ロイター通信によると、ウクライナは8月末までにロシアの製油能力の少なくとも17%を妨害することに成功した。エコノミスト誌は、その比率をさらに高く、およそ20%と見積もっている。 こうした燃料不足は、ロシアの一般国民に戦争の影響をより身近に感じさせることを通じて、クレムリンに対する社会的圧力も高めている。ロシアの独立系メディアであるモスクワ・タイムズによると、ロシア国内のガソリン価格は9月初めに過去最高値をつけた。
ロシアの石油を狙い撃ちにしたウクライナの戦いは非常に有効
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