『ザ・ビートルズ:Get Back』が永遠に語り継ぐべき名作となった24の理由
『ザ・ビートルズ:Get Back』が満を持して公開された感謝祭の週末、世界中のビートルズのファンは歓喜の声を上げた。ピーター・ジャクソンが監督を務め、ディズニープラスで公開された本ドキュメンタリーに、視聴者は驚かされっぱなしに違いない。理解すべき事柄も議論すべきトピックも、当面は尽きないだろう。本作のうちの10分間を無作為に抜き出したとして、初見では特筆すべき発言や音楽面のディティールを網羅することは到底できそうにない。断言しておこう、本作はインパクトがすべての一過性の作品では決してない。『ザ・ビートルズ:Get Back』は発表された瞬間からいつまでも愛され続ける名作だ。
3.「Don’t Let Me Down」のバックコーラスのアイデアについて、メンバーたちの意見は別れる。ジョンとポールは気に入っていたが、ジョージは退屈そうにこう述べた。「はっきり言うと、酷いと思う」。彼の一言で、そのアイデアはボツにされた。その後、ディレクターが提案したクルーズ船上でライブをするという案も、ジョージは一蹴した。「船の上で演奏するなんて馬鹿げてる」。ともすれば傲慢ともとれる彼のリーダーシップは、危機的状態にあったバンドを幾度となく救った。
4.本作に限らず、あらゆるビートルズ関連の映画において最も耐え難い存在は、1970年公開のドキュメンタリー『レット・イット・ビー』の監督であるマイケル・リンゼイ=ホッグだろう。空気を読むということをまるで知らない彼は、自身のアイデアに4人が呆れていることにさえ気づかない(「児童養護施設はどうだろう? 君らはどう思う?」)。『Get Back』を鑑賞した後では、『レット・イット・ビー』の後味の悪さがマイケル・リンゼイ=ホッグの偏った見方によるものだったことが分かる。彼は自身の苛立ちを作品に反映させ、結果的に駄作を生んでしまった。それもはや、『Get Back』に添えるべき主な注釈事項の1つだ。
Translated by Masaaki Yoshida
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