チャイコフスキー 弦楽セレナードOp.48
第1楽章は ドイツのオケらしい重厚な響き です。出だしを少しふわっとさせているところはさすがコリン・デイヴィスです。優雅な音楽なので、ダイナミックすぎるのも相応しくないですね。主部に入ると少し遅めのテンポでスケールの大きな音楽が展開されて行きます。力を抜いて軽やかに演奏しており、優雅さもあります。編成が大きいので重厚さがある響きになりますけれど。第2楽章は打って変わって 小回りの利いたワルツ になります。ワルツはお隣のオーストリアのオケは上手いですが、バイエルン放送響も厚みはありますが、 軽妙なワルツのリズムで上手く演奏 しています。第3楽章は芳醇な響きでスケールが大きく盛り上がります。じっくり味わい深く聴けます。第4楽章は適度にスケールが大きく重厚さがあります。
バイエルン放送交響楽団はドイツのオケの中でもドイツらしい重厚さとパワーを持っているので、彼らの特徴を活かした名演です。コリン・デイヴィスは上手くコントロールして、重厚になりすぎたり、荒くなったりしないようにしていて、 品格の保たれた演奏 になっています。
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